国立の桜2014/04/01



国立の桜もほぼ満開です。
駅から写真はどりずらいので、どこかいい所はないかと大学通りを歩いていると、歩道橋があったので、その上から写真を撮ってみました。


通りの端っこから撮るとこんな感じです。
ちなみに駅のホームからはこういう風に見えます。



大学通りの桜もいいのですが、私的には谷中墓地の桜の方が好きです。
谷中墓地の方が桜の木が低くて身近に花を見られるからでしょう。



山桜です。
葉と花がほぼ同時に開くそうです。


桜の木の根元に菜の花が植えてあります。


ボケの花も綺麗に咲いています。


ミモザも春の花ですね。


大学の構内にある枝垂れ桜が好きなのですが、まだ蕾が多いです。
枝垂れ桜の方が早く咲くと思っていたのですが・・・。

さっぱりしました2014/04/02

散歩のふりしてトリミングに行ってきました。
お店に入ると、アレ?という表情をしましたが、トリマーのお姉さんに飛びついていきました。

トリミングの前はモジャモジャです。


特におでこの辺りの毛が立っています。
太ってコロコロしているように見えますが・・・。


毛を切ってもらうとスマートに見えます。

散歩ができなかったのを怒っているのか、ソファの上にのせるといつもは舐めてくるのに、今日は新しく買った水色のクッションの上に横たわり、私を無視します。


目つきが怒っているみたいです。

ゲージに入れるても寝ないので外に出すと一人で遊んでいます。
いつもはパソコンをしている私にかまってくれと言ってくるのに。
膝にのせても舐めてきません。
やっぱり散歩ができなくて怒っています。


ごめんね。
明日は朝から用事があるので、夕方か夜にお散歩しましょうね。

沼田まほかる 『ユリゴコロ』&『猫鳴り』2014/04/03



お別れ会に行ってきました。
コースには飲み放題がついていて、四種類のビールと二種類のお酒、ソフトドリンクが飲めます。
呑兵衛にはうれしいですね。(私は下戸です)
飲み過ぎて呂律の回らない人まで現れ、無事に帰れたのか心配です。



病気の父に会いに実家に行った時に、母が書いたらしいノートを読んでしまった亮介。
書いてあることは母の創作なのか、事実なのか・・・。

これはホラー小説なのかなと恐れつつ読み続けていくと、意外と御伽噺っぽい(私にとっては)終わり方で一安心でした。
気味の悪い終わり方だと夢に見てしまいそうですからねぇ。


こちらの本は全くホラーではないです。
一匹の仔猫が老猫になり死んでいくまでを描いています。
我家の元気いっぱいの甘ったれが死ぬ時のことを考えると・・・。
今も膝の上でペロペロをしています。
やっと機嫌が直ったみたいです。
夫に話すと、「そんなに頭はよくないと思う」と言いますが、家の順列は一位ママ、二位犬、三位パパですからねぇ。

沼田まほかるさんのことは知らなかったので調べてみると、なんと56歳で遅咲きのデビューとのこと。
人生経験に富んだ方だから、深い人間心理を書けるのですね。
彼女を見習って私にもできるかも(何を?)と思わせられました。
気になったのは、「イヤミス」という言葉。
「読んだ後にイヤな後味が残るミステリー」なんてジャンルがあったんですね。
湊かなえなんかそうだそうですが、彼女ほどではないですよ。
あくまでも私の感じですが。

「ザ・ビューティフル―英国の唯美主義1860-1900」@三菱一号館美術館2014/04/04



雨が降っているので花見には向かない日に、毎月一回は行こうと決めている美術館めぐりをしてきました。
同じことを思う人が多いのか、今まで三菱一号館美術館で行っていた美術展の中で一番混んでいました。
ゆっくり見られるのと場所がいいのがよかったのに、どこの美術館ものんびり鑑賞できなくなってしまったのですね。
残るはブリジストンだけ・・・?

唯美(耽美)主義とは「作品の価値とはそこに盛られた思想やメッセージではなく形態と色彩の美にある」とした「美をなによりも優先させる態度一般」のことだそうです。

ウィリアム・モリス、バーン=ジョーンズ、ロセッティ、アルバート・ムーア、ピアズリーなどの絵画や壁紙、家具などが展示されています。
この頃からジャポニズムの影響があったのですね。

気になった絵を紹介していきましょう。

   エドワード・バーン・ジョーンズ 「ヘスぺリデスの園」

真ん中にいる変な怪獣みたいなものが気になりました。

ギリシャ神話を題材にした作品で、ヘスぺリデスとは美しいニュンベーのことで、黄金のリンゴの木の世話をしています。
ゼウスに黄金のリンゴを採られないように百の頭を持つ竜(蛇?)ラードーンに木の番をさせていたそうです。
なんとも不思議な怪物です。


ロセッティの「愛の杯」です。
彼には2人の女性が深くかかわっているそうです。
一人は彼の妻で結婚した二年後に亡くなったエリザベス・シダル。
もう一人はウィリアム・モリスの妻ジェーン・バーデン。
ロセッティとジェーンは愛人関係で、モリスはバーン=ジョーンズの妻のジョージアナと・・・。
バーン=ジョーンズはどうなんでしょう?
そうそう、男色で社会からつまはじきになったシメオン・ソロモンの絵もありました。
芸術家には色々とあるんですねぇ。


憧れるのが、この絵。
フレデリック・レイトンの「母と子(さくらんぼ)」。
後ろに日本の屏風、床にペルシャ絨毯。
裕福な家庭なのでしょう。
「ちょっとけだるいから横にでもなりましょうか。
娘はほっといて。
あら、来ちゃった」
なんて、思ってないか。

ポスターの絵はアルバート・ムーアの「真夏」です。
何色と言えばいいんだろう。
dark orangeが袈裟の色に見えてしまいます(笑)。
美が唯一の基準なのですから、なんでも美しいものを取り入れているんでしょうね。

感動はないけれど、いい目の保養になりました。

楽しみのランチは美術館のCafē 1984で。


三菱一号館美術館の近くにエシレバターのお店があります。
ここのクロワッサンが美味しいと評判なので買いに行くのですが、いつも売り切れ。
雨が降っているので、もしや・・・。
そう思って行ってみると、ありました!


右がトラディッション・クロワッサン、左がエシレバター50%のクロワッサン。
エシレ50%には無塩と有塩があります。

この三種類のクロワッサンとチョコクロワッサン、そして、これまたいつも売り切れのサブレを買いました。
ガトー・エシレというバターケーキもあったので欲しかったのですが、冷蔵しないとダメなそうなので諦めました。

家に帰って食べた感想は・・・。
無塩といってもバターが無塩なだけで、生地には塩が入っています。
濃い味付けが好きなら有塩ですね。
フランスで食べたクロワッサンのように指に油がべっとりとつきます。
カフェオレに合いますね。
始めにトラデッションを食べればよかった。
有塩の後に食べたので、味が物足りなく感じてしまいました。

そうそう、ここのクロワッサンは片岡物産(輸入元?)とVIRONの西川隆博さん(株式会社ル・スティル)のコラボレーションだそうです。
ということは、私が有楽町近辺で買って歩いたパンはすべてVIRON関係ということですか。
商売上手ですね。

食いしん坊の私はクロワッサンだけではなく美味しい食パンも買いに行きました。
というか、もともとは食パンだけを買う予定だったのです。
前は11時に販売開始だったのに、10時40分過ぎにいくとすでに販売していました。

VIRONのバゲット、クロワッサン、食パンと食べてみて、私的に一番好きなのは食パン。二番目はクロワッサンと焼き立てのバゲットってところですか。
一度に食べきれないので冷凍しているのですが、バゲットは冷凍には向かないようです。
やっぱり焼き立てよね。

近藤史恵 『さいごの毛布』2014/04/06



犬が出てくる話なので買ってみました。

自分に自信がなく、社会と上手くやっていくことのできない智美は家族とも上手く行かず、家を出たのはいいのですが仕事は続かず、これからどうやって暮らしていこうかと考えている時に、友人から老犬ホームを紹介されます。

老犬ホームとは事情があって飼い主が家で飼えない犬を有料で預かるところです。
人間の老人ホームの犬版です。
老犬ホームは女性オーナーとわけあり同僚の二人で営われていました。

それほど犬が好きなわけではない智美にオーナーはその方がいいと言いますが、後でそのわけを知ることになります。

世の中に犬を飼うけれど世話ができないという飼い主がいます。
こういう私も犬を甘やかしてばかりいるバカ飼い主の一人かもしれません。(自分じゃわかんないもんね)

もし、我が家の犬が年老いて介護が必要になり、私に仕事なりなんなりがあって、常に側にいてあげることができなかったら、どうするでしょうか。
こういう施設があったら頼むかもしれません。

犬と人間を一緒にするなと怒る人がいるでしょう。
でも、犬を飼うと、犬も家族になるのです。

主人公の智美は老犬ホームで色々な人に会い、様々な生き方を見ていくうちに成長していきます。
やっと居場所を見つけたのです。

どんな人にでも居場所が見つかる世の中になるといいのですが・・・。

伊坂幸太郎 『オー!ファーザー』2014/04/07

朝晩と2回散歩をしたというのに、我が犬はまだ足りないらしく、未だ元気に騒いでいます。


朝方は眠そうにしていたのですよ。
私は一緒になって早足で散歩をすると痩せるかも。
その前に疲れてダウンするかもねぇ。

どっちになるのかしら?



伊坂さんの本は今のところどの本も当たり外れがないようです。

高校生の由紀夫には他の子と違うところがあります。
父親が4人もいるのです。
もちろん生物学的には父親は一人ですよ。
ようするに彼のお母さんは同じ時期に4人の人と付き合っていたんです。
それで妊娠しちゃって、男たちに話すと、4人とも、自分たちが父親になりたいと思っちゃったんですね。
そんなわけで4人の父親たちが一緒に住むことになったんです。
4人の男にそう思わせてしまうお母さんっていい女なんでしょうね。
映画化するようですが、母親役は誰なんでしょう?

この4人のお父さんたちが変わっています。
「ギャンブル好き・女好き・博学卓識・スポーツ万能」
一人ではこんな人いませんが、4人もそろうとなんでもできます。

由紀夫に何か起こると、お父さんたちが登場。

何が起こり、お父さんたちがどういう行動を取るのか楽しんでくださいませ。


江戸物シリーズ2014/04/08



新しく買ったクッションの上で寝ています。
この頃寝不足気味です。
昨日はあまり寝ていないため、朝、夫が起きてゴソゴソやっていても目を覚ましませんでした。
いつ私が仕事で毎日出かけるのか気になっているようで、散歩が終わって疲れているのにもかかわらず寝ないで見張っています(笑)。

桜は散りつつあります。
桜吹雪の中を歩くのも趣があります。




さて、江戸物シリーズですが、私が楽しみにしているものが4つあります。
ひとつはおなじみの「みおつくし料理帖」シリーズ。
もうひとつは「料理人季蔵捕物控」シリーズです。


ちょうど季節に合った題名ですね。
出てくる料理も美味しそうでいいのですが、今回は白い犬が活躍しているのが嬉しいです。
この犬、酒が好きなんです。
江戸時代にも警察犬のような犬がいたのですかね。


次に紹介するのは「立場茶屋おりき」シリーズ。
今でいう高級旅館を経営しているおりきは情に厚い女性です。
相変わらず自分と縁のある人に不幸が起こると、駆けつけて手を伸ばします。
このシリーズも出てくる料理がすばらしい。
こういう旅館に一度でいいから泊まってみたいと思いますが、今の物価でいくらぐらいなんですかね。

食い意地のはった私は料理が出てくる小説が好きなようです。

上にあげた3作品とは全く趣の違う江戸物が「もののけ本所深川事件帖」です。


題名がおもしろいでしょう。
高橋さんの趣味ですかね。
このシリーズにはオサキというもののけが出てきます。
まあ、ユーモア妖怪江戸物って感じですか。

”オサキモチ”の手代・周吉がピンチに陥ります。
骸骨幽霊に気に入られて墓場で祝言をあげることになってしまうのです。
オサキは他人事のようにおもしろがっています。
このままでは店には戻れないと、周吉は骸骨幽霊たちを成仏させようと奮闘します。

シリーズ物はマンネリ化してしまって、ちょっとつまらないのですが、そうは思いながらも新刊が出ると読んでしまいます。
 

早く「みおつくし料理帖」の最終巻が発売されないかしら。

殿ヶ谷戸庭園に行く2014/04/09

国分寺に行く用事があったので、ついでに殿ヶ谷戸庭園のキクモモを見に行くことにしました。
世間では桜ばかり報道されていますが、キクモモも綺麗です。



ハナカイドウも満開です。


葉っぱも芽吹いていて、黄緑色が綺麗です。


馬酔木も咲いています。


イカリソウが群集して咲いています。


カタクリがひっそりと咲いていました。


私はイカリソウをカタクリだと思っていたようです(恥)。

イチリンソウだと思います。


鳥が二羽、仲良くしていました。




窪 美澄 『ふがいない僕は空を見た』2014/04/10



読み始めはポルノ小説かと思いました。
でも、我慢して読み続けていくと違う印象を持ちました。
どうしようもない人間の性(さが)を描いた作品なんですね。

コスプレ大好き主婦、あんずに声をかけられ、望まれるままにコスプレをし、その服装でセックスまでするようになった高校生の斉藤くんは主婦とのセックスにのめり込んでいきます。

しかし、そういう生活にも終わりがきます。
あんずが代理母の手続きをしにアメリカへ行くというのです。
ショックを受ける斉藤くんでしたが、あんずと別れた後、ネットに彼のコスプレ写真と人妻との動画が流れているという噂が出回ります。
その上、学校で写真がばらまかれ・・・。

斉藤くんと助産院を営んでいる母親、不倫相手のあんずと彼女の家族、友達で認知症の祖母と暮らす福田、斉藤くんが好きな松永、それぞれの人たちにはそれぞれの事情があります。
性と生。
生きて行くとはどういうことなのか・・・。

この本の一章「ミクマリ」って「R-18文学賞」を取っているんですね。
「R-18文学賞」の存在を今まで知りませんでしたが、新潮社の公募新人賞で、女性が書く、性をテーマにした小説に与えられるそうです。
この賞を受賞した作品はどれも読んでません。
おもしろいんでしょうか?

道尾秀介 『カササギたちの四季』2014/04/12



リサイクルショップに起こる不思議を解くという内容です。
カササギとは華沙々木と書いて、リサイクルショップの店長の名字。
彼は自分に自信があるのか、いつも自分が事件を解決したつもりでいます。
実はいつも謎を解いているのは、ショップ店員でいつも坊主に売れない品物を押し付けられている僕こと日暮なのです。
彼は華沙々木の間違った謎解きを正解にするために必死になって駆けずり回っています。
店には中学生の菜美と言う子が入り浸っています。
彼女は何故か華沙々木のことを慕っていて、謎を解いたのが彼だと思っています。
日暮はすべて菜美のためにやっているのです。

さて、リサイクルショップに起こる事件とは・・・。

なんか同じような設定のものを読んだような気がしています。
リサイクルショップではないけれど、まほろ駅前シリーズが似たような感じかな。
これに比べると、この本は私にはちょっと物足りないですわ。


ロシア料理のクリームたっぷりが大好きです。
まず、壺焼き。


次はロールキャベツ。


今回は何故か出てきた時から冷めていたのが残念でした。
作り置きしておき電子レンジで温めて上にソースをかけたからかしら?
そして、ビーフストロガノフ。
このお店のは白いんです。


お店の人に「クリーム味ばかりね」と言われてしまいましたが、美味しいんだからいいんです。
夫はこれらのクリーム味にウォッカが合うと言っていますが、本当かしら?
それにしても、クリームたっぷり。
こういう食事ばかりしていると確実に太りますね。
おそるべしロシア料理。