和田はつ子 『桜おこわ 料理人季蔵捕物控』2016/04/17



ちょうど桜の季節にふさわしい内容です。

塩梅屋の主、季蔵に北町奉行の烏谷椋十郎が塩梅屋の客たちを招いて花見をしようといいだします。
お金をかけずに旬のものを使い花見弁当をあつらえることになりました。

場所は上野、葦簀張りの茶屋を急遽建て
弁当は木の芽や筍、桜の塩漬け、蛤などをふんだんに使い、天ぷらは桜の葉に木の芽、ハナイカダ、ハリギリ、タラの芽、コシアブラ。
酒は灘の名酒。
季蔵の思い人の瑠璃も参加し、楽しい会になるはずでしたが、烏谷は何か思惑があるのか、八坂藩主の北尾周防守正良まで招いたのです。
長崎屋五平が余興として”花見幽霊”の咄をしたところ、隣にいたにゃん饅屋(猫の絵を描いた饅頭を売っている)のおやすまでやってきて踊りだす始末。
とりあえず、何事もなく終わったはずなのですが・・・。

瑠璃と季蔵の間はなかなかハッピーエンドにはなりませんね。

この本にでてくる料理の素材はどこにでもあるものなのに、美味しそうです。
牛蒡も春牛蒡と秋牛蒡ではまるっきり違うんですね。
知りませんでした。
そうか、昨日98円の大根を5分以上もかけて比べていたおばあさんは違いがわかったんだ。
素材ひとつでも十分吟味し、美味しい物を選べる目を持ちたいものですね。



我家の犬は公園まで歩いていきました。
水が流れていても犬は入れません。
兄犬は水に興味があるのか、ジッとみています。
一方、弟はまったく興味がありません。
性格が正反対です。

季蔵の作った料理よりはまずいかもしれませんが、高田馬場でバインミーサンドイッチを買って食べてみました。
次から次に女性のお客さんがやってきます。
これはベトナムサンドイッチで、中になますのような物が入っています。
パンがフランスパン風で美味しいです。


ウランちゃんとアトムの饅頭を売っていた(写真を忘れて食べちゃった)青柳で買ったどら焼きを開けてみると・・・。


お店ができてから90周年なのでしょうか?
このお店、手塚治虫さんに縁があったんですね。
知らずに買っていました。

一カ月ぶりぐらいに行った吉祥寺でカレルチャペックのお店を見つけました。
ティールームがなくなっていてガッカリしていたのですが、茶葉とスコーンを売るお店がカレーの豆蔵の前にあったんですね。
気づきませんでした。
茶葉はまだあるので、スコーンを五種類、買ってみました。
写真のはトマトとブラックオリーブとプレーン。


かわいらしい包みに入っています。
次回は茶葉を買ってみます。