E・J・コッパーマン 『150歳の依頼人』2017/01/17



離婚後、故郷の町にある古い屋敷を買い、ゲストハウスにしたアリソンは、屋敷で起きる心霊現象を目玉にして、ツアー客を受け入れることにします。
実はこのゲストハウスには男女2人の幽霊がいるのです。
彼らに一日2回、心霊現象を起こしてもらい、その代わりとして探偵だった幽霊ポールの願いを叶え、アリソンが彼の代わりに探偵業務をやることになっています。

ツアー客が到着するという日に、ポールが探偵の依頼を受けたと言いだします。
依頼主はスコットという150歳の盲目の幽霊です。
彼に誰かわからない人から、廃墟になったホテルに行き、海賊の恰好をして、女性を脅かして欲しいという依頼がありました。彼が置いてあったおもちゃの剣を持ち、振り回した時に何かに当たった音がしたので、自分がその婦人を殺したのではないかと心配になり、彼女が生きているかどうか調べて欲しいというのです。

到着したツアー客の相手をしている時に、今度はリアリティ番組のプロデューサーが現れ、番組の撮影にゲストハウスを使わせてくれないかと頼んできます。
いいお金になるので、しぶしぶ引き受けたアリソンですが、それからゲストハウスは大変なことになります。
幽霊の人捜しで知り合った女性が、降霊会で殺されてしまうのです。
容疑者は降霊会に出席していたツアー客とテレビスタッフ全員。
アリソンはポールの助けをかりて、犯人探しを始めます。

なんとまあ、意外な犯人でした。
これからもこの線でいくのかしら?
ミステリというよりも・・・。

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