貫井徳郎 『宿命と真実の炎』2017/06/24



『後悔と真実の色』の続篇です。
いつもは単行本では買わないで図書館で借りるのですが、おもしろかったので電子書籍で買いました。
電子書籍だと本の厚さがわからないのですが、これも厚いのかしら?

警察官の連続死が続きました。
調べていくと、彼らは同じ署に勤めていたことがあるようです。
彼らが勤めていた時に一体何があったのか。
所轄女刑事の高城理那はかつて「名探偵」と呼ばれた西條の存在を意識して事件にあたっていました。
一応の決着がついたもの、納得できないことがあり、理那は西條とともに独自に事件を調べ続けます。

西條さんは立派に社会復帰していました。
彼は自分の今後を考え、警察官には戻れないけれど、犯罪と関わっていくようです。
女性刑事の嘆きはよくわかります。
彼女と捜査一課のオッサン刑事・村越との絡みは微笑ましいですね。
彼女が捜査一課の刑事になる日が来るといいと思いました。

それにしても警官殺しの動機が弱いと思いましたが、最後になるほどと納得。
次回作も書かれそうですね。
今度は西條がメインになってグイグイ犯人を追いつめていって欲しいです。
もちろんアクの強い捜査一課の面々も登場して。
二冊とも、一気読み必須です。



「SINCERITA」のアイス、2種盛(500円)。
メロンと・・・。もう一種類、何を食べたか忘れちゃいました。
暑い時にアイスがいいですね。