LS・ホーカー 『プリズン・ガール』2017/06/25

雨の日はカラスがいないかと思ったら、さにあらず。
相変わらずカアカア鳴いています。
昔、トリフォーだかの「鳥」という映画がテレビでやっているのをチラッと見ましたが、怖かった。
カラスは大丈夫よね。


18歳のペティは3歳の頃から父親と二人で要塞のような家に住んでいました。
父から軍人のように銃器の扱いと対人戦術を教わり、学校へも行けず、孤立した生活を送っていました。
もちろん、周りからは変人扱い。
ところが、父が急死。
これで人並みの暮らしができると思ったのに、やってきたのは気色の悪い中年男性の遺言執行人。
弁護士から聞かされた遺言内容は思ってもみないものでした。
このままでは囚人のように一生を終わる可能性があるとみたペティは、自分の過去を探るために、弁護士事務所から父の遺品を奪い、町から逃亡します。
(以下、ちょっぴりネタバレあり)

弁護士と遺言執行人の意図がわかりません。
お金でしょうか?
ストーカーから逃げるにしても、こんなにしないとダメなのでしょうか?
父親はやり過ぎですよね。
実際、ストーカーは彼女たちを探していなかったわけですし。
彼女に付き合わされる男の子がかわいそうでした。

映画にしてもいいかもしれませんね。
面白く読めましたが、ミステリとしては・・・。