西村健 『バスを待つ男』2017/11/04



兄犬が元気になりましたが、心配なので、トリミングは弟犬だけ行きました。
年を取ると人間と同じように寒さが身に沁みるようになるのでしょうか?
弟は小さい時は寒がりだったのに、今は全く寒がらず元気です。


弟は顔はかわいいのですが、行動がいつまでたってもやんちゃです。



年を取ると、何か趣味があった方がいいといいますが、どうでしょう。
夫は無趣味なので、今から心配です。

この本の主人公は70代の元刑事。
妻が家で料理教室という名のおしゃべり会を週一回開くので家にいられず、妻に勧められしぶしぶ一年間、約2万円もするシルバーパスを買ってバスに乗り、東京都内の様々な場所に行くことにします。
私には知っている場所が多かったので、こういう所もバスで行けるのかというおもしろさがありました。
あ、東京に住んでいない人(もしくは住んだことのない人)には全くおもしろくないかもしれませんね。

同じ趣味の男性とひょんなことで知り合い、元同僚ともばったり会い、バス友になった男三人がバスに乗って、降りた先で酒を飲みかわしている様子が微笑ましいです。

奥様が賢くて、びっくりです。
一応バスで行った先の日常の謎を解くというミステリーですが、奥様が簡単に解いてしまうのですよ。
元刑事の旦那よりも推理がさえているなんて、そんなことあるのと言いたくなります(笑)。

とにかくバスに乗りたくなる本です。