世界で働くこと――2冊の本2018/03/15

大学生の時に国連職員にはどうやってなるんだろうと思って調べてみたことがあります。
大学院卒業の資格が必要だったようなので(うろ覚え)、諦めました。

国連で働いている人たちってちゃんとした理想があり、その理想のために働いているんだろうなぁと思っていましたが・・・。


川内さんの本は『パリでめしを食う』を読んでいました。
この本の中に出てきたので思い出しました。

川内さんは仕事に行き詰まり、国連職員に応募。
応募していたのを忘れた頃の2年後に応募書類の合格通知メールが届き、面接にパリへ行くことになります。
ダメそうだという印象だった面接なのですが、何故か受かり、パリの本部で働くことになります。

ところが国連は2年ごとに予算編成をするので、彼女が国連で働き始めた時はちょうどその狭間で、予算がないので仕事が出来ない時期。
まあ、そんなに頑張らないで、部屋を探したりしてのんびりやりなさいなんて感じです。
国連職員はお金の面や待遇の面が恵まれているんですね。

こんな国連で5年半働き、辞めた川内さんですが、様々な国籍の、たくさんの個性豊かな人たちに出会い、色々と思ったり考えたりしています。

次の本は現場で働いている人が書いたものです。


17歳の高校生の時に見た1枚の写真。
その写真が忘れられなくて、彼女は大学で何を学びたいかを決めます。

自分のことを「人より優れたところがあるどころか、できないことがたくさんありすぎて、コンプレックスを抱えてきたタイプ」と言っていますが、そんなことないです。
そんな人がこんな仕事できません。
口では言えても行動に移すことは難しい。
行動に移せるかどうか、それで未来は変わっていくのでしょうね。

国際平和実現への遠い道のり、その中で自分ができることは何か、日本のすべきことは何か。
色々と考えさせられます。

ここには色々と書きませんが、是非、読んで欲しい本です。