篠有紀子 『花きゃべつひよこまめ』2018/06/01



かわった、ほんわかした漫画です。
自分とは大分違うヒロインのリカがおもしろくて読んでしまいました。

ヒロインのお母さん、リカは長い髪、ギャザースカートのようなふんわりした服装が似合う女性です。
少女が大人になった感じ。
まだ夢見るお年頃です。

娘のミキは5歳。
お父さん大好きっこで、リカさんと二人で取りあいっこしてます。
まだ子どもなので、現実と空想の世界を行ったり来たり。

お父さんの祐二は、一見、この家族の中では一番普通の人。
でも、ちょっと普通からはみ出す場面もあります。
リカさんと一緒にいるとね(笑)。
毎朝、妻と娘の行かないで攻撃に辟易してます。
でも、愛されていると思って耐えているかな?
それに、「日曜日のパパはトド」っていうのに笑ってしまいます。
仕事が大変ですが、妻や娘には仕事のことってわからないものね。
日曜日ぐらい寝ていたいですけど(笑)。

最初の方の巻では、祐二のオレ様ぶりにちょっとイラっときましたが、その後の妻と娘を愛する故の行動に笑ってしまいました。
最後はちょっと遠い(大きい)世界に行ってしまいますが、しかたない終わり方なのかもしれませんね。

そうそう、花きゃべつってカリフラワーのことです。
カリフラワーとひよこまめ、合います。

「ママ、僕と遊んでください」2018/06/02



この芽はなんの芽でしょう?

正解:ひまわり

夫はこの花が好きで、100円ショップに種があったので買ってきて、密かに庭に植えています。
庭の花壇は土が下までなく、今までシクラメンやボケ、紫陽花を植えたのに根付きませんでした。
上手く咲くでしょうか?


家の坊ちゃん犬は力持ちです。
ママがパソコン室に籠っていると、柵を動かして脱走し、ママのところまでやってきます。
柵の前には犬の粗相を拭くためのお尻拭きが入った箱が置いてあり、結構重いはずなのですが。
ママにかまってもらいたさに、火事場の馬鹿力が出るのですね。
今日は二度も脱走しました。


かまってあげると嬉しそうにはしゃぎます。
この頃、ママは忙しくて、あまり遊んであげていません。
来月には暇になると思うので、お外は暑すぎるので家の中で遊びましょうね。

川瀬七緒 『紅のアンデッド』2018/06/03



法医昆虫学者の赤堀は希望通り警視庁の正規雇用になり、科捜研を再編成した「捜査分析支援センター」に配属されました。
「捜査分析支援センター」とは、法医昆虫学と心理学(プロファイル)、技術開発部が統合された新組織ですが、それぞれに濃いキャラクターが集まったようです。
特に今回は心理学者の方が赤堀に絡んできます。

そんな頃、荻窪(だったかな?)に住んでいる高齢夫婦が何者かによって連れ去られ、まだ見つかっていません。
室内には大量の血痕と切断された三つの小指が残っていました。
不思議なことに、庭に普通では発生しないやけど虫が大量発生しています。
赤堀は蛆虫から小指の切断された日時を推察するのですが・・・。

今回の主役は蛆ちゃんたちではなくて、やけど虫。
正式名称は「アオバアリガタハネカクシ」という蟻のような形をしたオレンジ色の虫です。
日本全土に分布し、畑や水田などの湿った場所を好むそうです。
体液に有害物質を持っているので、皮膚にとまったら吹かずにそっとはらいのけるといいそうです。
赤堀先生みたいになったら嫌ですものね(笑)。
前作みたいに気持ちの悪さはそれほどではないですが、お菓子に使われている成分の話がでてきて、スーパーなんかで売っているお菓子は買えなくなります。
やっぱりちゃんとした和菓子屋とか洋菓子屋で買わないと、何を食べさせられているのかわかりませんよね。

岩楯刑事と上手くいくのかと思っていたら、進展なし。
赤堀さんの家族のことがわかっただけでもいいとして、次回作に期待しましょう。
「捜査分析支援センター」もどう事件と関わってくるのかしらね。

トリミングに行く2018/06/04

犬はほぼ一カ月に一回、毛を切りに行きます。
家で一番、身だしなみにお金をかけています(笑)。


今回は新人さんが切り、そのそばでベテランさんが見ていたそうです。
尻尾の毛が今一で、顔の毛がいつもより多いようです。


手がかわいいです。


ボーロが威力発揮。
ボーロを見せるだけで、目が大きくなります。


もうすぐ6歳のおやじです(笑)。


いつもお気楽な弟は、相変わらず舌を出します。
彼は毛の質が兄と違って、まっすぐで滅多にからまりません。
ヨーキーが毛を長くしているのは毛の質がいいからですね。


彼は何故かポーズはこの2パターンです。

トリミングで疲れたのか、この後、爆睡していました。

十三湊 『ちどり亭へようこそ 1~3』2018/06/05



兄犬はカメラを向けると顔をそむけるのに、弟は咥えていたボールを口から離し、こういう風にポーズを取ります。
どうすればママが喜ぶのか知っている?


この頃、すぐ読める、軽い本ばかり読んでいます。
筋が簡単にわかってしまいますが、それはそれで安心して読めます。
食べ物を扱い、京都などが舞台で、主人公は自分の進路について悩み、ちょっと恋物語を入れるというのが、今のライトノベルの主流なのかしら?


京都の姉小路通沿いに、仕出し弁当屋「ちどり亭」があります。
店主は二十代半ばの女性、蒔岡花柚。
彼女は毎週お見合いをするという、本人曰く、ライフワークがあります。
が、いつも断られてばかりです。
彼女は京都の由緒ある家柄のお嬢さまで、幼い頃に許婚者が決まっていたのですが、兄が家出をして行方不明になってしまったばかりに、家を継がなければならなくなり、婚約は破棄され、それからお見合い三昧になってしまったのです。
花柚は元許婚者のためにお料理を習っていたのですが、その腕を活かし、仕出し弁当屋を始めたのでした。
実は彼女、元許婚者のことを忘れられないようです。

「ちどり亭」にはアルバイトが一人いました。
京都の大学に通っている、小泉慧太。
酔っ払って道端にひっくりかえっている時に華柚に拾われて、バイトをすることになりました。
彼のことを心配した花柚から料理を習っています。

「ちどり亭」に居座る、花柚のはとこの白河美津彦は、大学院生なのですが、お金がないと言って、「ちどり亭」でいつも無銭飲食をしています。
彼は策士で色々とやってくれます。
でも、それもみんなの幸せのためで、何をやるかは本を読んでのお楽しみ。

お弁当は家族にだけ作る特別な物ですが、私は朝起きるのが苦手なので、滅多に、いえいえ、全く作りません。
夫に作ってあげた方がいいのかしら、とちょっと思いました。
(あくまでも思っただけですが・・・)。

出てくる人がみんないい人ばかりでつまりませんが、美味しそうな料理が出てくるので、文句ないです。
ご飯に酢を入れたり、はちみつを入れたりして炊くなんて、知りませんでした。
お弁当のおかずは冷めても美味しくなるように工夫されているんですね。
お料理の世界の深さを垣間見られました。

原田ひ香 『三人屋』2018/06/06



ラプンツェル商店街(すごい名前ですねぇ)に「ル・ジュール」という店が再開店しました。
朝、喫茶店だとおもって、近くに住むサラリーマンの森野俊生が入ってみると、美味しいコーヒーとパンを出す店でした。
店主はかわいい女の子。
一目惚れして通い始めたのですが、昼に行くと雰囲気が変わり、きつい女が美味しいうどんを出してくれました。
変だと思っていると、常連たちが教えてくれました。
三姉妹が朝、昼、晩とそれぞれの時間帯にコーヒーとパン、うどん、スナックとやっているというのです。
三人ともに、美味しいものを出してくれますが、この三人、仲が悪い。
一緒に仲良く亡き両親の営んでいた喫茶店をやればいいのに、一緒にはやりたくないようです。
それには深い理由があるようです。

ほっこりするつもりで読んだら、ちょっと違ってました。
三姉妹の過去のすったもんだのお話しでした。
表紙に騙されないようにね。

それにしても最初に出てきた森野君、主人公ではなかったのね(笑)。

中村颯希 『神様の定食屋 1~2』2018/06/08



『神様の定食屋』
IT企業に勤めていた高坂哲史は、両親がバス事故で突然に亡くなったため、彼らの営んでいた定食屋を妹と共に継ぐことにし、一年間休職することにしました。
妹は定食屋を手伝っていたのですが、哲史は料理が初めてで、まったくできず、妹に怒られてばっかりです。
言い合いをして、店を飛び出し、ふと立ち寄った神社で愚痴っていると、なんと神様が話しかけてきました。
身体にこの世に未練のある魂を憑依させ、魂が望む相手に料理を振る舞う代わりとして、体感して料理を教わることができるというのです。

一体どんな魂が哲史の身体を乗っ取るのでしょうか。

『神様の定食屋 2』
神様のおかげで料理が上達した哲史ですが、料理が上達したこの頃、神様が現れてくれません。
返事がないとわかってはいても、神様に話しかける哲史。
今日もダメだろうと思っていたら、未練を残している魂の間で哲史のことが話題になっており、彼の身体を借りて、未練を解消したいという魂が現れました。
仕方なく身体を魂に貸しますが・・・。

神様、ちょっと軽すぎです。
唐揚げ、豚汁、チキン南蛮など普通の食べ物がすごく美味しそうです。
人生の楽しみのひとつは食ですよね。
食に興味ない人ってめったにいないですよね。
そういうわけで、食を扱った本って人気があるんでしょうね。
それなりにおもしろく読めた本です。

北海道からすぐ帰る2018/06/10

用事があったので土曜の夕方北海道へ行き、今日の夜に帰ってきました。
いつもはANAを使っていたのですが、今回はJAL。
乗り場の雰囲気が全く違いますね。


伊勢丹の喫茶店でクラブサンドイッチを食べました。

北海道は寒かったです。
先週まで暑かったのに、何で寒くなってしまったのかしら?

兄の家には猫がいます。


なかなかこっちを向いてくれません。
が、そのうち真正面に来ました。


いつもいない人なので、珍しいんでしょうね。

今回はどこにも寄らずに戻りました。
次回は運転手(夫)を連れて、北海道を回りたいです。

森絵都 『カラフル』2018/06/11

現在、兄犬が私の前で寝ています。
そう、パソコンの前に横たわっているんです。
いつも自分のことに注目してもらいたい犬。
昨夜は帰って来たママの所に、駆けてきてかわいいと思ったけど。
やっぱりウザいわ(笑)。



目覚めると、そこは病院で、知らない男の体に入っていたぼく。
この男、小林真は自殺を図ったらしい。
変な恰好をした天使プラプラから、ぼくは天使業界の抽選に当たり、前世の罪を償うために人生の再チャレンジの機会が与えられ、真の体にホームステイをし、修行することになったということを告げられる。
修行中に自分の犯した罪を思い出さなければならないらしい。

小林家には色々と問題があった。
しかし、真として学校に通学し、真のことを知るようになり、友人もでき、次第に家族を別の観点から見られるようになっていく。

「みんなそうだよ。いろんな絵の具をもってるんだ、きれいな色も、きたない色も。人は自分でも気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。
この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはみんないつも迷っている。
どれがほんとの色だかわからなくて。どれが自分の色だかわからなくて。」

なかなか自分がどんな色かなんてわかりませんよね。
自分の色がわかったら、そのまま進むのもいいけれど、次の色探しに出てもいいと思います。
人間って変わるものだから。
一生、今の体にホームステイして、自分の色を探す旅が人生なのかな、と思います。

十代の頃に読んだら、どんな感想を持ったのか、知りたいです。

読んだ漫画本2018/06/13

兄犬が相変わらず私の傍にいます。
今日は落ち着きがなく、膝の上からパソコン前に移動し、邪魔をします。
眠いのを我慢しているようです。

昨日、6歳になりました。


「Happy birthday to you.   Happy birthday to you.   Happy birthday, dear
 Onii-chan.  Happy birthday to you.」by Mon.

歌を歌ってやっていると、臭いにおいが・・・。
かわいそうなので、これ以上は控えさせていただきます(笑)。


最近、読んだ漫画をまとめておきます。


はしゃ 『さめない町の喫茶店』
眠りから覚めることができなくなった少女スズメは、現実の世界と違う場所に存在するルテティアで暮らし始めます。
コーヒーを上手に入れるマスター・ハクロさんの経営する、客の来ない喫茶店で働き、数少ない常連客を相手に料理を振る舞う毎日です。

スズメに何があったのかはわかりませんが、眠りの世界で癒しがもたらされればいいですね。
いつも言ってますが、こんな喫茶店、身近に欲しいです。

青鹿ユウ『今日から第二の患者さん』
婚約者が大腸癌に!
看病と周りの言葉に振り回され、へとへとになるユウさん。
ガン患者の家族は患者同様にケアされるべき「第二の患者」なのでは?
ガン患者の家族の方に読んでいただきたい漫画です。

沖田☓華 『こりずに毎日やらかしています。発達障害漫画家の日常』
近年、発達障害についての研究が進んだためか、発達障害の子どもが増えているためか、発達障害についての本が増えてきましたね。
自分の子とか自分が周りとは違うことに気づいてはいても、どうすればいいかわからない、そういう人たちや、同級生や同僚などにこういう人がいるんだけれどという人が読むと、そうなのかと納得できることがあるかもしれません。
でもね、どんな人にも程度が低いかもしれないけれど、こういう面があるなと思います。
私もそうかなと思う所もあるし・・・。

西炯子 『シロがいて』
四人家族の長男、航がひろってきた猫・シロ。
そのシロを巡る・・・ではなく、あまりシロとは関係ない家族のお話です。
ですから猫のかわいいお話を期待して読まない方がいいです。
ダメな親父と、彼に振り回され、成長していく家族のお話です。

さとうみゆき 『母といろんなところにいってきました』
娘と母の二人旅。
家は母とは気が合わなかったので、二人旅なんかまったく考えもしませんでした。
お母様のキャラがかわいくていいです。

ヤマシタトモコ 『HER』
いろんな女性が出てきますが、どの人も俗に言う「かわいい」は当てはまりません。
「このマンガがすごい!2011」オンナ編1位の漫画だそうです。
自分でいることがいかに難しいことか。


うめ 『おもたせしました』
文筆業か何かをしている叔母の資料探しの仕事をしているらしい、轟寅子は、取引先や友人知人を訪問する時に、何か必ず手土産を持っていきます。
何を持っていくかはその時の相手が誰かとTPOを考えて選んでいます。
合間に文学的薀蓄があります。
いくつかのものは食べたことがありますが、おもたせするようなものかどうか?
食べ物って好き嫌いがあるから、私が美味しいと思っても相手がどう思うかわかりませんから、いつも無難な日持ちする物を買ってしまいます。
人にあげるものとして見るのではなく、機会があれば自分で買って食べてみる参考にしますわ。