ローラ・チャイルズ 『オレンジ・ペコの奇妙なお茶会』―お茶と探偵18 ― 2018/07/01
お茶と探偵シリーズの18作目。
<インディゴ・ティーショップ>のオーナー、セオドシア・ブラウニングは、ティー・ブレンダ―のドレイトンと一緒に”チャールストンのネズミのお茶会”に招かれた。
それはとっても変わったお茶会で、使用人たちはみなネズミに扮している。
75年前に大流行したお茶会なのだそう。
お茶会を開催したのは裕福な慈善活動家のドリーンでしたが、なんと、彼女の夫のボーが、オレンジ・ペコを飲んだ後に倒れて亡くなってしまう。
次の日、セオドシアはドレイトンからドリーンの力になってくれないかと頼まれる。
つまり、ボーの殺害事件を解決してほしいというのだ。
実は交換条件があり、解決するとドレイトンが理事をしているヘリテッジ協会にドリーンが多額の寄付をしてくれるというのだ。
ドレイトンのため、セオドシアは引き受けることにする。
このシリーズはお茶と美味しい料理に騙されていましたが、出てくる人たちは場所柄でしょうが、どちらかと言えば金持ちの傲慢な人たちで、読んでいると気分が悪くなります。
もう18巻目ですから、マンネリ化してますし。
マンネリ打破のためかセオドシアに新しいボーイフレンドが現れます。
そういえば、ティドウェル刑事はどこへ行ったのかしら?
”ネズミのお茶会”には行きたくないですが、”ポンパドゥール夫人のお茶会”と”キャンドルライトのお茶会”には是非とも参加させていただきたいものです。
”キャンドルライトのお茶会”のメニュー
ザリガニ料理(ダージリン)
サーモンとアスパラガスのタルトとチェダーチーズのスコーン(アール・グレイ・ティー)
ビーフ・ブルギニョン(雲南紅茶)
ティプシーケーキ
ザリガニは日本ではあまり食べませんが、美味しいのかしら?
ビーフ・ブルギニョンとは牛肉の赤ワイン煮込みのことです。
ティプシーケーキはワインやブランデーにつけたスポンジケーキにカスタードクリームやアーモンドスライスをのせたケーキです。
キャンドルライトの中で食べると、実際よりも美味しく感じるのでしょうね。
どこかティーショップに行きたくなりました。
大倉崇裕 『福家警部補の考察』 ― 2018/07/02
福家警部補シリーズも五作目。
最初はちょっと変な女性という感じでしたが、今回は変と言うのではなく、すごみがでてきました。
短時間接しただけで、これはきれるなとわかる程度になってきました。
女版コロンボですかぁ。
最後の「東京発・・・」では、臨場せずに犯人を捕まえてしまうんですよ。
あなたは千里眼か!と叫んでいました、笑。
人殺しはしない私ですが(普通はしないよね)、福家警部補には会いたくないと思いました。
「安息の場所」を読みながら、飲めないですが、女性バーテンダーのいるバーに行ってみたいなと思いました。
頼めば、お酒の少ない美味しいカクテルを出してくれますよね。
そんな時は夫は連れて行きません。
酒のみなので、量を飲むのでもったいないもの。
そんな奴は安い居酒屋へ行けばいいんだ(笑)。
このシリーズ、最初から犯人がわかっています。
犯人と福家警部補との駆け引きがおもしろいのです。
でも、推理力のない私なんか、なんでそんなことわかるのと思いながら、読み進んでいます。
犬たちは、クーラーの効いた部屋の中でグッスリ眠っています。
兄なんか、頭が落ちてますよ。
写真を撮っても起きませんが、しかし・・・。
ママがソファに座ったとたんに、駆けつけます。
ママが携帯やiPad、本などを机に置いたとたんに、駆けつけます。
ママがバナナの皮を剥いたとたんに駆けつけます(笑)。
何かしている時はかまってもらえないということがわかっているので、ジーと耳をすませているんですね。
抱くのが面倒なので、赤ちゃん用の抱っこ紐でも買ってこようかと思うほどです。
これで年を取ったら、ずっとそばにいないとダメかしら?
その時が怖いですわ。
池永陽 『珈琲屋の人々 宝物を探しに』 ― 2018/07/04
『珈琲屋の人々』の第三弾です。
避けがたい理由で人を殺してしまった『珈琲屋』の主人の行介と彼に惹かれて店にやって来る人々の織りなす物語です。
いつもコーヒーを出すたびに、「熱いですから」というほど熱いコーヒーってどうなんだろう?
どうも冷めると美味しくないらしいです。
猫舌の人は困ります(笑)。
自分を幸せになってはいけない人間と思っているのに、彼を愛する冬子の幸せをだいなしにして、時期は必ず来るはずだから待っていろというのもなんだかね。
どうせなら二人して落ちるだけ落ちて見ろと思うのは私だけかしら?
グズグズな終わり方に物足りなく思いました。
無口な主人公も今は旬ではないですわ。
我家の甘えん坊の兄犬は今日も臍天で寝ています。
写真を撮る時はいつも目が開いているのは何故なのか。
気配で起きてしまったのかもしれませんね。
兄犬は今もパソコンの前に座り、画面を見えなくしています。
そろそろご飯の時間のようです。
有間カオル 『気まぐれ食堂 神様がくれた休日』 ― 2018/07/06
兄犬は私が朝食を食べている時に部屋から抜け出し、やってきました。
昨夜は追いかけっこをし、今朝はキーボードをたたいている私の手首の上に頭をのっけています。
犬ってこんなにかまってちゃんなのね。
この頃、すぐ読める、頭の使わない小説ばかり読むようになってしまいました。
今回も読んだのがライトノベルです。
念願の三ツ星イタリアレストランで働き始めたばかりの調理士、実果。
喜びもつかの間、自転車で転んで手首を折ってしまいました。
そのため仕事も首になり、同棲していた彼氏に逃げられ、どん底の日々。
思い立って、瀬戸内海の小島へ行ってみます。
島では老夫婦が営む民宿に滞在することにしました。
のんびりとした島での生活になじんだ、ある日、白猫についていくと、足をすべらせてしまい、足を痛めたようです。
気づくと、「気まくれ食堂」の前にいました。
「気まぐれ食堂」とは何か、解くまでは帰れないと言われたのを真に受けて、頑張る実果でした。
実果と島の人々、子供たちとの心温まるお話です。
失業、失恋、傷心旅行とマンネリ化した話ですが、読後感は悪くはありません。
最後は島から帰ってしまうのですが、島に留まるという選択もありましたね。
そうするともっとマンネリしちゃいますかね(笑)。
実果のように休みをとって、のんびりしたいと思いますが、犬がいるから無理。
犬と一緒に行っても…休めないわ(笑)。
今野敏 『ST警視庁科学捜査班 黄の調査ファイル』 ― 2018/07/07
今日も兄犬が目の前にいます(笑)。
黄色なので誰?と思ったら、僧であり科学捜査班の化学担当の山吹のことだったんですね。
密室状態のマンションンの一室で、4人の若者の死体が見つかります。
一見、練炭による集団自殺に見えるのですが、STたちは他殺の可能性を示唆。
彼らが出入りしていた宗教団体を調べます。
今回は山吹の実家の寺で事件解決の一環としてキャップこと百合根が座禅を組みます。
百合根ってキャリアの割に性格がいいと思っていたけれど、それが見事に実証されました。
座禅を組むのを一度やってみたいとは思っていますが、雑念の多い私ですから、たたかれまくりそうです。
その前に、膝が悪いので、座れないか・・・。
とっても読みやすいシリーズ。
事件よりも禅の方に興味がいく、禅を垣間見せてくれる回です。
蓮見恭子 『シマイチ古道具商―春夏冬人情ものがたり―』 ― 2018/07/08
幼い時に母が亡くなり、高校卒業まじかに父も亡くなり、天涯孤独になった透子は、好きだった美術教師に相談しにいき、あれよあれよという間に彼と結婚してしまいます。
しかし、夫になった荘市は保護者のクレームがきっかけに、神経を病んでしまい、家族そろって堺の町屋で古道具屋を営む夫の実家へ身を寄せることになります。
透子は女学生をそのまま大人にしたような人で、その夫は影が薄く、古道具屋の舅、市蔵が頑固だけど一本筋の通った人です。
舅と一緒に住むことで透子もだんだんと地に足がついてきます。
古道具屋の家族とそこへやってくる人々のことを描いた作品です。
堺には行ったことがありませんが、大阪ですから人情とばかり言ってらんないものがありそうです。なにしろ商売人ですからね。
そうそう、著者の蓮見さんは堺市出身なのだそうです。
実在するものを登場させているそうなので、堺に行ったことのある方は読むとおもしろいかもしれませんね。
築300年の商家を改築した「さかい茶寮」は「茶寮 つぼ市製茶本舗 堺本館」がモデルだそうです。
HPを見ると、浅草店もあるようですが、行くことがあれば、本館の町屋の方に行ってみたいです。
「ボク、綿あめ屋になります、ワン!」 ― 2018/07/09
月に一回のトリミングに行ってきました。
弟と一緒にいると、いつも無表情になる兄。
能天気な弟は笑い顔です。
おやつを見せると、後ろにいた弟が前に出てきます。
兄に譲るということは絶対にしません。
「おやつ、ちょうだい」
トリミングのお店で新しく犬小屋と寝床を買ってきました。
綿あめ屋の犬小屋とハワイ風の寝床です。
弟はすぐに汚くしてしまうので、これらはすべて兄用です。
寝床は気に入ったようです。
犬小屋にも早速入っています。
犬小屋の入り口から入って横の穴から出るという遊びが気に入ったようです。
どうも、おやつが欲しいらしく、お座りをしてアピールをしてきます。
無視していると、犬小屋に入って寝ています。
呼ぶと・・・。
横の穴から出てきました。
この穴から顔だけを覗かしてくれるといいのですが(笑)。
綿あめ屋さん ― 2018/07/10
アララ、脚まで出てしまいました。
なんとか顔が治まりました。
最初のバージョン。
もう一息。
やっと顔が出ました。
顔を縁にのせるのが好きらしく、こんなのになってしまいました。
もう少し顔を上げると綿あめおじさんになるのにね(笑)。
安東能明 『総力捜査』 ― 2018/07/11
部下の不祥事で降格して本庁から綾瀬警察署に回された柴崎課長代理シリーズの五作目。
なにやら今回は前作とは違い、戸惑いながら読みました。
なんか入っていけません。
柴崎シリーズはこんな感じでしたっけ?
というのも、本庁捜査2課から異動してきた刑事課長補佐の上河内が、何故か柴崎にからんできます。
彼は捜査のプロで柴崎は事務方なのに事件に首をつっこむ人でしたが、今回は上河内がバディとして柴崎を選んだために、彼と一緒に捜査に行くことになります。
主人公は誰?と思うぐらい上河内が活躍します。
私としては今までの感じが好きだったのですが。
次回も上河内が柴崎をいいように引きづり回すのでしょうか?
因縁の相手との対決がありそうですが、上河内が助けてくれるのかな。
綿あめ屋の犬小屋が気に入った兄犬ですが、二日前に狂犬病の予防注射をしたせいか、餌が足りないせいか、昨日、小屋の中で吐いていました。
せっかく買ったのに・・・(泣)。
すぐに洗って干しておきました。
ゲロの臭いは気にならないのか、今日も入って寝ています。
犬は人間よりも臭覚が発達していても、人間と違い、嫌な臭いというものがなさそうです。
僕も綿あめ屋さんになりました♬ ― 2018/07/12
兄犬と弟犬は性格が正反対です。
兄は人見知りと犬見知りがあり、人や犬に向かってワンワン吠えます。
弟は人も犬も大好きで、ものすごい勢いで寄っていき、人や犬からびっくりされます。
兄は初めての場所と物が好きです。
広い野原に行くと、喜んで走り回ります。
新しい犬小屋も気に入りいつも中で寝ています。
丸い穴を指さすと、思いっきり飛び込んでいきます。
反対に弟は知らない場所に行くとママとパパに着いてきて離れません。
犬小屋にもなかなか入りません。
入ったと思ったら、すぐに出てきました。
犬小屋に戻してみると・・・。
やっと顔を出してくれました。
そばで何故か兄犬もポーズを取っています。
弟だけ注目されるのが許せないのかな?
最後に見本をみせてくれました。
ちょっと険しい顔ですが、前よりもいいかな?
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