伊吹有喜 『オムライス日和 BAR追分』2018/08/05



ねこみち横丁振興会の管理人をやりながら、脚本家を目指している宇藤輝良。
大学を卒業してから五年が経った後、ゼミで一緒だった菊池沙里がよこみち横丁にやってきました。
恋人に二股をかけられていた彼女は、昔気になっていた宇藤のことを調べて会いにやってきたのでした。
彼女は未だに夢を追いかけている宇藤がすごい、宇藤だけは変わらずにいて欲しいとか言っちゃいます。
女ってずるいですね。
宇藤にしたら、複雑な気持ちになりますよね。

女たちに心を乱される宇藤ですが、新しい仕事が舞い込みます。
女性向けフリーペーパーのエッセイの連載です。
人との繋がりで宇藤の世界も広がっていくようです。

見つけたいい言葉。
「遠回りに見えても、それは遠回りではなく、自分にとって必要な道なのかもしれない」

食べ物に関する会話では、「餃子」のが好きです。
『ねこみちフリーマーケット』の打ち上げで、宇藤は餃子を作るのです。
それも粉から。
宇藤の家庭が垣間見られます。

気になるのが、夜のBAR追分の見習いバーテンダーの純君。
彼は一体誰なのかは書いてありますが、宇藤に対してライバル心(?)らしきものを感じてるようですが、どう宇藤と絡んでくるのかしら?

新宿に行くと、本当にありそうな「BAR追分」です。