今週の読書2019/11/15



米澤 穂信 『Iの悲劇』
”I”ってIターンのIです。
箕石という誰も住む人のいなくなった限界集落に人を移住させて蘇らせるというプロジェクトが実施されました。
そのIターン支援プロジェクトを任されたのが「蘇り課」の三名。
人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香、出世を望み、常に公務員らしさを醸し出している真面目な万願寺邦和、定時に退社、やる気のなさそうな課長、西野秀嗣。
何故か次から次へと移住者たちはトラブルに見舞われ、邦和たちは箕石まで駆けつけることとなる。
最後に明らかになる真実。
面白いです。

小路 幸也 『夏服を着た恋人たち マイ・ディア・ポリスマン』
宇田巡が東楽観寺前交番に赴任して三年目の夏。
高層マンションの最上階の部屋が暴力団事務所になっているという通報がもたらされ、巡はマンションへと赴く。
一方、巡の恋人で漫画家の楢島あおいはオレオレ詐欺の現場らしきものを見てしまう。
あおいの父は長年行方不明だった大学時代の親友を町で見かける。

最後はあっさりと終わるのが小路流ですかね。

ブレイディ みかこ 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
本屋大賞2019ノンフィクション本大賞受賞作品ということで、読んでみました。
アイルランド人と結婚した日本女性が自分の息子がイギリスの中学生になり、その時に経験したことを書いたものです。
息子さん、よく育っています。
イギリスの学校って日本と全く違うんだなぁとつくづく思いました。
しかし、いい所が沢山あるのに、実際にイギリスに暮らしていて、お子さんのいる人のブログを読むと、なんで・・・と思います。

≪漫画≫
石井 まゆみ 『歌うたいの黒兎』1~10
0円漫画で3巻まで読んだら止められなくなってしまいました。
会社が潰れ、メイドカフェで黒うさぎになって働いていた森永森永子は楡屋敷家のおぼっちゃまに気に入られ、楡屋敷家のメイドとなることにしました。
しかし、メイド仕事はいい加減、ただ叶夢ぼっちゃまのためになることは一生懸命やります。
ぼっちゃま愛、すごいです。

藤崎 聖人 『ワイルド・ライフ』1~7
これまた0円で途中まで読みましたが、27巻(?)まであるのを知り、7巻で止めました。
絶対音感で獣医になり、活躍するというお話。
お勉強はできないのに、獣医としての勘がよく、一番に動物のことを考え、動物のためなら死ぬことさえいとわず、動物に好かれ、一応手術の腕もいいという、そんな人いたらすごいですわ。

今週はいい本を読めました。

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