長岡弘樹 『緋色の残響』2020/06/09



『傍聞き』に登場していた、シンブルマザーの刑事・羽角啓子と娘の葉月の周りで起こった事件、5話の短編集。

羽角は優秀な刑事であった夫が殉職した後に強行犯係の刑事となり、中学生になった葉月と二人で暮らしています。
葉月は新聞記者になることを目指しており、学校では新聞部に所属しています。
そのため母親から事件の話などを聞いて記事を書いたりすることもありますし、母親に協力して事件解決に関わることもあります。

それぞれの事件に娘が関わりますが、特に危ないことはなかったからよかったのですが、現実の話だったら危ないかも。
あまりにも身近に事件が起こりすぎよね(笑)。
それにしても学校で自分の母親が刑事だとか言うかなぁとか、学校でそんなこと許すかなぁとか、ちょっと不自然だなと思うところがありました。
娘さん、あまりにもできすぎで、将来が空恐ろしいです。
新聞記者よりも刑事になるといいかも。

事件の解決に、碁石、メダカの擬態、絶対音感、アロエ、スニーカーなど意外な物が出てきて面白かったです。
実は未だに「翳った水槽」はよくわかっていません。
メダカの習性を知らないのです。
調べてみると、周りの環境によって変色(濃くか薄く)するらしいですけど、何故それで犯人がわかったのか、わかりません。
どなたか私にわかるように説明してくれませんか。お願いします。

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