精神科を描いた漫画2020/07/20



ヨンチャン『リエゾン―こどものこころ診療所(1)』
七海仁『Shrink~精神科ヨワイ~ 1&2』
水谷緑『こころのナース夜野さん 2』

この頃、教師たちが大変なのは、発達障害の子供が以前よりも多くなったことが一因となっていると思います。
もちろん昔からそういう子供はいたのですが、今ほど多くはなかったように思います。
今は研究も進み早くから発達障害だと診断され、適切な支援や治療ができるようになりつつあるようです。

『リエゾン』によると、日本では約48万人が発達障害であると診断されているそうです。子供の10人に1人、クラスで2~3人は、何らかの障害を抱えているそうです。
もちろん大人にもいて、発達障害という言葉が今ほど認知されていない頃に育ったため、学校や家庭でトラブルを抱え、孤独や苦痛に耐えながら生きていると言います。

漫画を読みながら思ったのは、人は誰でも生きづらさを感じているし、発達障害と思えるものを持っているということです。
私にもあります。
例えば、自分の趣味や楽しみを優先する、ひとりでいることを好む、チームで業務を行うのが苦手、空気が読めない・・・。
それでも長年仕事を続けて行けたのですから、程度が軽いのでしょう。

アメリカのように精神科が身近になり過ぎるのも考えものですが、精神科にかかるのが当たり前の世の中になって、偏見や差別がなくなるといいと思います。
日本は自殺率が高いと言われています。生きづらさの現れではないでしょうか。
身近な人に向精神薬を飲んでいる人がいませんか?
職場には必ず一人はいるはずです。
お子さんのことで困っていませんか?
これらの漫画が少しでも心の病や発達障害に対する理解に役立ってくれることを願っています。