M.C.Beaton 『Agatha Raisin and a Spoonful of Poison』2020/08/14



オーディオブックの表紙が可愛らしいので、載せてみました。
アガサのシリーズも19作目。後、11冊で終わりです。長いわぁ~。

アガサの探偵事務所は繁栄していて、浮気調査、行方不明の子供や犬猫探し、企業のスパイ調査などで大忙しです。
しかし、アガサは満たされていません。なぜなら愛する人がいないから。
もうこれはどうにもなりませんね。

そんな頃、ミセス・ブロクスビーがある依頼の話をしに来ます。
Comfrey Magnaに住んでいるアーサー・チャンスというSaint Odo The Severe教会の牧師が、年に一回の村祭を開催するので、アガサにPR担当になってもらいたいと言っているというのです。
もちろんチャリティですから一銭もでません。
断りに二人でわざわざComfrey Magnaまで行ったのですが、アガサですから、またまたバカなことをやってしまいます。
ホルモンのせいですか?私にはないホルモンですねぇ。
イギリスの50代の女性、もしくは肉食人種の女性はみんな持っているのかしら?
たまたま牧師と一緒にいたイケメンの教区民で建築家のジョージ・セルビーにポッとなってしまい、彼と一緒にお仕事ができるならと、引き受けちゃうんです。

みなさん、おわかりですね。アガサが関わるんですからお約束通り、このお祭りでとんでもないことが起こってしまいます。
18歳の若い探偵・トニがアガサに、ジャムのテントがおかしい。
若者達が随分並んでおり、彼らがテントからハイになって出て来ているというのです。
調べようと思った時に、ハイになった一人の女性が、「スーパーマンのように飛べるわ」と言いながら教会の塔から飛び降りてしまいました。

一体ジャムの中に何が入っていたのでしょうか?
アガサはミスター・チャンスから依頼を受け、調査を始めます。
その中で、イケメン・ジョージの妻が事故で死んでいることがわかりますが、それが殺人だと言う人が現れます。
アガサはホルモンの関係(笑)からジョージの妻の事件にも興味を持ち、今度の事件と同様に調べることにします。
今回、チャールズはアガサに恨まれましたが、ナイスな意地悪をします。
彼は相変わらず気まぐれないい加減な人ですが、アガサの男の選び方には批判的です。

トニは最初の恋愛でしくじった経験から、なかなか一歩を踏み出せずにいます。
18歳のイギリスの女の子なのにまだバージンらしいです。
アガサの友人で刑事のビルと親しかったのですが、友人以上の関係にはなれないし、元探偵でケンブリッジに行っているハリーとも合わないようです。
アガサにしてみれば、若くて可愛いというだけで嫉妬の対象なのにね。
この嫉妬心からアガサは後にとんでもないことをやります。
まあトニにしてみれば、アガサの探偵事務所のような老人ばかりいる所(50代1人、60代3人、70代1人)よりも、若い人と接したいみたいだから、良かったのかもしれませんがね。

最後に爆弾を持ってくるのが、ビートンさんのやり方。
元亭主のジェームズがやってくれました。
ジェームズの話は次回に続くようです。

今週の通販は北海道の六花亭の「おやつ屋さん」です。


今回はシーフォームケーキが3つ入っています。
一番好きなマルセイバターサンドは5個入っていて、嬉しいです。
あ、これに水ようかんなどが2缶入っています。冷蔵庫に入れちゃったけど。
24個入りで3000円です。