キャッシー・アーロン 『やみつきチョコはアーモンドの香り』2020/10/11

昨夜は『オペラ座の怪人』をYouTubeで見ました。
48時間視聴できるという、25周年記念公演のでした。
ファントムはラミン・カリムルー、クリスチーヌがシエラ・ボーゲス。
映画とは最後が違いました。
舞台は迫力があっていいです。ラミンさん、素敵。
カーテンコールに出てきたサラ・ブライトマンはお年を感じましたが、歴代ファントム役の方々は流石でした。
まだ見られると思うので、見たい人は急ぎましょう。
終わってからも有名な場面は見ることが出来ます。


久しぶりのコージー・ミステリーです。
舞台はメリーランド州にある町、ウェストリバーデイル。
この町でチョコレートショップ<チョコレート&チャプター>を営んでいるショコラティエのミシェル・セラーノは親友のエリカ・ラッセルと一軒の店をシェアしています。
エリカは妹のコリーンと書店を経営しています。
エリカは天才少女でスタンフォード大学に進み、修士号まで取ったのに、この町に戻ってきました。

二月に店のリニューアル一周年を祝うためにファッジ・コンテストを開催しようと思い、グウェン町長に意見を求めたところ、とんでもないことになってしまいます。
店で行うささやかなコンテストが、公園で行われる初のウエストリバーデイル・アートフェスティバルのオープニングイベントになってしまったのです。
ファッジ・コンテストにテレビ番組のスターシェフ、ヒラリー・パンキンまで来ることになり、ミシェルは気が気ではありません。
というのも、ヒラリーの番組には”賛(イェイ)?否(ナイ)?”コーナーがあり、店名と所在地を言った後に理由を述べずに”イェイ”か”ナイ”を発表するのです。
もしミシェルの店が”ナイ”になったら、どれだけの打撃がもたらされるのか…。

月曜日の朝、店に行くと、消したはずの明かりがついていて、解錠されていました。店に入ると、隣の写真スタジオのデニースがいつもつけているゲランのサムサラの匂いがします。
店頭に行くと、アーモンドのようなかすかな香りがして、ハイバックチェアから長い脚が突き出ていました。
近寄ってみると、それはデニースで、彼女の前のコーヒーテーブルには店のチョコレートの箱があり、チョコレートが3個なくなっていました。
ちょうどその時、エリカが店にやってきたので、彼女が警察に電話をしてくれました。

デニースがチョコレートに入っていた毒で死んだので、チョコレートショップはしばらく営業停止になりました。
店の信用を取り戻し、アートフェスティバルを無事に開催するために、ミシェルとエリカは自分たちでも犯人捜しをすることにします。

チョコレートは美味しそうですが、特に目新しさがなく、読むのがなかなか進みませんでした。
ちょっと私的には退屈なコージー・ミステリーでした。

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