「イエスタディ」を観る2021/03/31

ビートルズ・ファンなら必見の映画、というよりファンに不評という噂がありますが、どうでしょう?
(ネタバレあり)


ジャックは音楽教師の仕事を辞め、ディスカウントストアのバイトをしながら、シンガーソングライターとして活動をしていましたが、売れないのでそろそろ止めようかと思っていました。
親友の中学校数学教師のエリーはマネージャー兼ドライバーとして、ジャックを支えてくれていました。

ラティチュード・フェスで歌いましたが、客は少人数。これをラストステージにしようと思いますが、エリーに考え直すように言われます。
家へ自転車で帰る途中に、不思議なことが起こります。
世界中で12秒の停電が起こったのです。
この時ジャックはバスにはねられ昏睡状態になります。

目が覚めると、病院のベッドの上。髭と歯がなくなっていました。
退院おめでとうパーティで、友人がギターをプレゼントしてくれます。
そのギターでビートルズの「イエスタディ」を歌うと、聞いていた友人たちは感動し、いつ作ったのか聞いてきます。ビートルズの曲だと言っても、誰もビートルズを知りません。
おかしいと思い、家に帰り、ビートルズをググってみますが、「甲虫」としか出てきません。
家のレコードを探してみても、ビートルズはありません。

ジャックは色々なところでビートルズの歌を歌い始めます。
彼の歌を聴いた地元のレコーディング・エンジニアからCDを作らないかと言われ、作ったCDをスーパーで無償配付したところ話題になり、地元のテレビに出演し、「歌う店員」として有名になります。
テレビで歌うジャックを観ていたエド・シーラン(本人)からヨーロッパツアーの前座をやらないかと誘われます。
エリーは仕事がありますから、友人のロッキーが付き人として一緒にツアーに行ってくれることになります。

モスクワでエドと10分間で新曲を書くという勝負で勝ったジャックは敏腕エージェントのデボラと契約し、LAでレコーディングをすることになります。
しかし歌詞がなかなか思い出せません。
気分転換にジャックはリバプールに飛び、ビートルズの聖地を辿ります。
そこで偶然エリーと再会し、二人はいい雰囲気になりますが…。
翌日、エリーはジャックに「幸せに生きて、そしていい音楽を作って」と言って帰っていきます。

LAではジャックを売るための”ジャック作戦”が始まっていました。
アルバムを作り、ジャックはアルバム発売の告知をイギリスのゴーレストンのピア・ホテル屋上で行うことにします。
告知の日、控え室に男女2人組がやってきます。彼らはビートルズのことを覚えているようで、謝ろうとするジャックに感謝をし、メモを渡して行きます。
そのメモにはある人物の住所が書かれていました。
ジャックはその人に会いにいきます。
彼から話を聞いたジャックは自分の幸せとは何かを考えていきます…。

エド・シーランのことを知らなくて、普通のさえないおにいさんだと思ってググってみたら、まだ30歳のグラミー賞まで取っているイギリスの有名なシンガーソングライターだったのね。失礼しました。
彼が19歳の時に作ったという「The A Team」という歌が綺麗なメロディーの歌だと思ったら、この歌はホームシェルターで出会った薬物中毒の少女からインスピレーションを受けて作ったそうです。悲しい歌だったのですね。
エド・シーランは若い時から才能のある人ですね。

誰でも(たぶん)英語の授業で一度は聞いたことのあるビートルズですから、懐かしくて一緒に歌いたくなるでしょう。
ビートルズの大ファンではない、彼らの曲が好きなだけの私でも、ラブコメディとして純粋に楽しめました。

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