青木祐子 『コーチ! はげまし屋・立花ことりのクライアントファイル』2021/04/18



犬と散歩に行くと、いい香りがしてきました。
ジャスミンが花盛りです。
家にはジャスミンティーがなかったので、代わりに二ナスのマリー・アントワネットを飲みました。これもいい香りです。



コーチとは「はげまし屋」、達成したい目標がある人と一緒に考え、励ます伴走者。目標が達成できたら契約終了。

立花ことりは27歳、コーチ歴一年半。元編集プロダクションの契約社員。
たまたま「楠木はげまし事務所」に応募したら採用されてしまいました。
事務所には通販好きの所長の楠木海人と事務の羽菜子さん、ベテランコーチで美声の時村仁政がいます。
電話が基本で、たまにLINEやZoomを使うことがありますが、クライアントとは直接会うことはありません。
最初の1回は一時間五千円、その後はチケット制です。

ことりのクライアントにはダイエットで痩せたい、筋トレで筋肉を付けたい、転職したい、お店を持ちたい、小説家になりたい、婚活したいなどの目標がある人がいます。
職業はクラブのホステスから不動産の営業マン、編集者、受付など多種多様。
ことりはクライアントの達成したいことを聞くと、すぐに書店に行って関連する本やノウハウ本を探して読み、情報収集をして、アドバイスできるようにします。
セッションでは目標達成のために、クライアントに、いつまでに、具体的に何をするかを決めさせます。
コーチはプラニングの手伝いはしても、判断や決定はクライアントがするのです。とにかく目標達成まで、励ましていきます。

クライアントは個人情報を言わなくてもいいということになっていますが、言葉のはしばしからある程度わかります。
クライアントは嘘をいうことは規定の路線で、語った言葉から真実を見極め、相手を特定していくのもコーチの仕事です。
「よりそって一緒に悩むタイプのコーチ」であることりは、クライアントの職場を調べ、そこに行って仕事ぶりを見たり、お菓子のお店を開きたい人のためには、内緒でその人のお菓子を取り寄せて味見をし、店舗の物件を見に行ったりします。
そこまでやるのかという感じです。
ことりは善人ですからいいのですが、変なコーチなら何が起こるかわかりませんよね。若い女性クライアントのストーカーになるコーチなんかいそう。
今回はコーチの方じゃなくて、クライアントが問題ありでしたけどね。
まあ、ことりのコーチってどんな感じかは読んで確かめて下さい。

美声の仁政さんに一度コーチをしてもらいたいなと思ったりしました、笑。
ことりの過去はある程度わかったので、何か謎めいている楠木所長や羽菜子さん、仁政さんのことが知りたいですね。
続きに期待しましょう。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2021/04/18/9368467/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。