「ブラウン神父」シーズン3&4を観る2021/12/21

このシリーズが面白いので、毎日一話か二話ずつ観ています。
小太りで愛嬌のある丸顔のブラウン神父。
彼のお目付役で教会の秘書兼お世話役の口やかましいマッカーシー夫人と暇潰しなのか、嬉々として殺人事件捜査に参加しているレディ・フェリシア。
レディ・フェリシアの運転手で元泥棒の女好きのシド。
この4人が殺人事件を解決していきます。
家政婦のスージーがいなくなりました。どこに行ったのか全くわかりません。
存在そのものが消されてしまったようで、悲しいです。
その代わりにブラウン神父のエプロン姿が拝めます。結構可愛いです。

全部紹介していくと長くなってしまうので、殺人事件については最小限にし、私が個人的に好きなところだけを書いていきますね。

「シーズン3」

<エピソード5・The Last Man>
ケンブルフォードとハンブルストンの二つの町のクリケット対抗戦が、毎年行われています。ケンブルフォードは九連敗中で、今年負けるとグラウンドの永代所有権が奪われます。
それなのに試合前にエースの選手が殺され、別の選手が殺人容疑で逮捕されてしまいます。足りない選手を補うためにインド人医師とブラウン神父が試合に出ることになります。
ブラウン選手は運動音痴ですから、数合わせですね。意外にもクリケットをやったことがあるらしく、ちゃんとユニフォームを持っています。
インド人医師に対する人々の冷たい態度が、時代を物語っていますね。
色々とあり、最後にレディ・フェリシアが活躍してくれました。
緑の芝生に白いユニフォームが映え、クリケットのルールを知らない私でも十分楽しめました。

<エピソード6・The Upcott Fraternity>
ブラウン神父が母校アップコット神学校を訪れます。
彼に学生が告白している最中に、学生が懺悔室から飛び出し、塔の上から転落死してしまいます。
シドがニセ学生として神学校に潜入します。ちょっと怪しい神学生ですが、笑。
オイオイ、女性を連れ込んではいけませんよ、笑。

<エピソード15・The Owl of Minerva>
サリバン警部が殺人容疑で逮捕されます。彼は留置所から脱走し、ブラウン神父に助けを求めます。
ブラウン神父はもちろんのこと、マッカーシー夫人、レディ・フェリシア、シドが彼の容疑を晴らすために活躍します。
サリバン警部はブラウン神父のことを煙たく思ってはいても、認め、信頼しているのですね。

「シーズン4」

このシリーズからサリバン警部補に代わりマロリー警部補が登場します。
彼は下品でひねくれ者。サリバンがイケメンだったので、あまり好きになれません。

<エピソード6・The Rod of Asclepius>
レディ・フェリシアの新車が事故を起こし、乗っていたマッカーシー夫人ともども二人は病院に入院します。
医師たちを見て、「ウェストン夫妻…」とつぶやいた患者が麻酔中に亡くなります。不信に思ったマッカーシー夫人とレディ・フェリシアは密かに調べることにします。
マッカーシー夫人、危機一髪。
イギリスの病院の様子が垣間見られ、興味深かったです。

<エピソード7・The Missing Man>
結婚式の最中に戦死したはずの夫が現れます。しかし次の日、その夫は拳銃で自殺していました…。
どうやらブラウン神父は高所恐怖症らしいです。それなのに飛行機で飛ぶことになってしまいます。怖がる神父も可愛いですね。

<エピソード9・The Sin of the Father>
ケンブルフォードで一芸大会が開かれることになり、レディ・フェリシアは歌で参加予定です。
前日に行われた心理学者の講演会で舞台に招かれたレディ・フェリシアは歌を歌わされます。歌の後、心理学者に、「歌う目的は夫の気を引きたいからだ」、「彼の代わりにみんなから注目を集めたくて歌うのだ」と言われ、歌えなくなってしまいます。
歌えなくなったレディ・フェリシアにマッカーシー夫人が言います。
「口がさけてもいいたくなかったけど、あなたはまれに聞く美声の持ち主よ」
そして本番の一芸大会でも歌えないレディ・フェリシアにマッカーシー夫人は救いの手を差し伸べます。
あまり好きではなかったマッカーシー夫人ですが、今回で少し見直しました。

パイナップルって喉にいいって本当かしら。シドがレディ・フェリシアから頼まれ、パイナップルを探し回ります。
この頃はまだパイナップルって一般的でなかったのですね。

エピソード2ではシドの、エピソード3ではマッカーシー夫人の恋模様が。
どうなるのかは見てのお楽しみ。
エピソード5には大泥棒フランボウの娘が出てきます。

シーズン3からブラウン神父の命が危ないことが増えてきたようです。
頭だけではなく身体も使うようになったのですね。
お年ですし、運動神経がよくないようですから、大丈夫でしょうか。
心配です。


イギリスのお菓子を食べようということで、スコーンの続きです。


左がミンスミートのスコーン、右がロンドンのレーズンスコーンで、ミンスミートの方がより美味しかったです。