テレビドラマ版&劇場版 「マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」を観る2022/02/28

柴犬がかわいいなと思って見始めた「マメシバ一郎」ですが、佐藤二朗さんの怪演に引き込まれてしまいました。
ドラマと映画、両方一遍に紹介しちゃいましょう。

<テレビドラマ版「マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」>


お母さん、またまたやってくれました。
なんと借金をして返せないので、家を売るというのです。
そんな訳で、二郎は家を出て、おばさん所有のアパートに引越しをすることになります。
二郎がまともに引越し作業をするはずがないと思っていたら、案の定、おじさんとべーちゃんにすべてやらせています。
自分は被害者だと思っているのよねぇ。
そこに借金の取り立て屋・権藤が登場。
二郎は母の借金の保証人だから代わりに金を返せというのよ。
鞠子さん、勝手に二郎を保証人にしたの?
権藤は変った人で、かってに二郎の部屋に入り、一郎のトレーニングを始めちゃいます。
一郎は彼のおかげでお座りとかお手、マテができるようになったようですが、二郎の心境は複雑です。

一方、38歳になった二郎はペットショップに就職しましたが、ガラスを拭いてるだけなので、不評を買っているようです。
特に犬の躾教室のトレーナー・真田まちこが彼のことを馬鹿にしています。
実は一郎、引越しの後からおしっこを失敗するわ、二郎がいなくなると吠えるわで、二郎は困っていて、まちこに相談したいのですが…。
そこで考えたのが、ベーちゃん派遣。
仕事中だというのに、べーちゃんがやって来て、まちこに質問し、二郎は二人の会話をこっそり携帯で聞くという計画です。
それもバレちゃいますけどね、笑。
店長にまちこと一緒に躾教室をやるように言われてしまう二郎でした。

さて、母の借金は返せるのか。はたして権藤の正体は…。
色々とありますが、二郎の自立はまだまだ先かな?


<映画版 「マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」>


母が自宅を売ったため、二郎はおじさんたちの所有するアパートに引越します。
ペットショップで働き始めますが、やる気が見られず、特にトレーナーの真田まちこに嫌われ、怒られてばかり。
色々と物事が上手くいかず、しつけ教室を手伝うように言われたことからまた妄想が出てしまい、とうとう辞表を出してしまいます。

見かねたおじさんは二郎に自分が通っていた毛根を育てるヘアクリニックの仕事を紹介してくれます。
仕事が合っていたのか、二郎を指名する人が多く、働くことに意欲が出た二郎でしたが、院長が詐欺容疑で捕まってしまい、ヘアクリニックは潰れてしまいます。

無職になった二郎が部屋に帰ると、一郎がいません。
探しまくり、やっとペットショップにいる一郎を見つけます。
まちこからべーちゃんが昼間に一郎の世話をしていたこと、ストレスで弱っていた一郎をべーちゃんが連れてきたことを聞きます。
べーちゃんは転勤でどこかに行ってしまうようで、二郎のことをまちこに託していたようです。

二郎はいろいろと悩み、考え、再度ペットショップで働くことにします。
店長がいい人で、二郎の辞表を受け付けていなかったんですけどね、笑。

今度の二郎は今までとは違います。
動物訓練士の資格を取ることにし、猛勉強を始めます。

迷った二郎が駄菓子屋のおばちゃんに言われる言葉がいいですね。
「「自分探し」をするぐらいなら「自分なくし」をすればいい」。
この言葉に二郎は救われます。


映画版はちょっとくだけた感じですが、私はドラマ版の方が好きです。
一郎が前よりも小さくなり、持ち運びしやすくなったみたい。
前みたいに駆け回っている姿が見られなくて残念でした。

佐藤二朗さんって俳優さんだったのですね。
私はコメディアンだとばかり思っていました、笑。
NHKの大河ドラマにも出ているのですね。
武将役ってどんななんでしょう。真面目な演技を見たら、笑ってしまいそう…。

「幼獣マメシバ望郷篇」というのがありますが、プライムビデオで見られるのは映画版だけみたいです。
ドラマ版の方が今までは面白かったので、DVDを買うしかないかしら…。