読んだ本2022/03/24

ここ数週間で読んだ漫画と文庫本の紹介です。
まずは漫画から。

<漫画>

本田 『ほしとんで 1~5』
八島芸術大学文学科に入学した尾崎流星が学校から割り当てられたゼミが俳句ゼミ。全く俳句なんて読んだこともないし、興味もない。
ゼミ仲間になった人たちも同じです。
個性的な仲間と共に、流星は講師坂本の指導の元、俳句を学んでいきます。

俳句漫画です。切れ字、季語などを学び、最後には連句まで作ってしまいます。
こんなゼミがあったら入りたいわ。

たらちねジュン 『海が走るエンドロール 1~2』
夫と死別した65歳のうみ子は、久しぶりに訪れた映画館で海という映像専攻の美大生に会う。そして自分は「映画が撮りたい側」の人間だと気づく。
65歳にして、うみ子は映画を撮るために海のいる美大に入学する…。

65歳にして自分のやりたいことを見つけ、挑戦するうみ子。
いい年して何してんのという周りの雑音に負けずに、挑戦することは素晴らしいです。私も何かやろうかしらと思わせてくれます。

シリーズ物の訪問看護師を描いた『ナースのチカラ 7』と子どもの心の診療所の『リエゾン 8』はお勧めです。
もし介護や子どものことで悩んでいたら、読んでみて下さい。参考になることがあるかも。

<読んだ文庫本>
風野真知雄 『いい湯じゃのう 将軍入湯 二』
目安箱の投書を目にした徳川吉宗は実際に湯屋に赴くといいだします。
そのため家来たちはあらゆる事態に対処できるように準備に大わらわ。
湯屋に行ったことのない吉宗のために、予行練習をしようということで、なんと本丸の庭に湯屋を再現することに!
準備万端で湯屋に行った吉宗は湯屋が気に入りますが、ひょんなきっかけから市井で起こる謎を解くことになっちゃいます。
凝りも大分よくなり、揉み治療師の上野銀内が不審に思うほど。
一方、湯煙り権蔵とくノ一・あけびは、「上さまの落とし胤」と噂されている天一坊の出自をさぐるため、吉宗のかつての思い人の行方を追うことに。

なんとまあ、吉宗の気がいいこと。こんな殿様だったら幕府も安泰か?

五十嵐佳子 『星巡る 結実の産婆見習い帖』
結実は14歳で産婆見習いとして祖母の真砂に弟子入りし、早八年。
任されることも増え、やりがいを感じるこの頃です。
同じ見習いのすずは夏に子が生まれます。赤ん坊の世話を引き受けてくれる人がいなければ、夏以降も真砂と結実のふたりだけでお産の立ち会いをしなければなりません。
結実には他に悩み事がありました。医者になる源太郎が好きでしたが、産婆でお産に飛び回る自分が、医者を志す源太郎にふさわしくないと考え、源太郎への思いに踏ん切りをつけなければと思うのですが…。
そんな頃、薬種問屋の跡取娘の紗江が源太郎の働く診療所で押しかけ手伝いを始めます。どうも彼女のお目当ては源太郎のようです。

江戸時代にも「甲斐性のある男と夫婦になって、自分の子どもを育て、楽しく暮らしていくことが女の幸せ」なんて言う人がいたのですね。
産婆をやっている結実をみじめという幼馴染みの女がひどいです。そんなことを言う自分は幸せではないのに。
源太郎と結実の未来に幸あれと願わずにはいられませんでした。

岡本さとる 『八丁堀強妻物語』
日本橋にある将軍家御用達の扇店・善喜堂の娘の千秋は、方々の大店から嫁の声がかかるほどの娘でした。
しかし彼女には、いいえ、善喜堂には人に知られてはいけない裏の顔があったのです。そのためどんな良縁が来ても、千秋には物足りなく、首を縦に振れませんでした。
そんな千秋に出会いがやってきます。
南町奉行所の廻り方同心の芦川柳之助に一目惚れをしたのです。
早速千秋は叔父の勘兵衛のところに行き、柳之助のことを色々と聞きます。
姪の気持ちを知った勘兵衛は後押しをすることに…。

「強妻」ですから、千秋の秘密がどんなものか想像してみてください。と言っても、読んだらすぐにわかってしまいますが、笑。

青木祐子 『派遣社員あすみの家計簿 2』
悪性インフルエンザが流行り始め、世界経済は急激に悪化する。
そんな中、嘘つき彼氏とは別れ、引越しをしたあすみは契約社員の豊加とつき合い始める。
洗濯機が新居に入らず、洗濯機を買うために副業で「ムーバーフード」の配達員をしてみるが、意外と合ってるみたい。でも豊加はよく思っていない。
そんな頃、豊加の正社員採用話がダメになり、自棄になった豊加は仕事を辞めてしまう。それなのに結婚を匂わすし…。
無職の君に色々と言われたくないわぁ、と思うあすみだった。

あすみが高い洗濯機やピンクのリュックサックにこだわったりするのは、私には理解できないことですが、前よりも金銭感覚が少しマシになってきました。
男の趣味が悪いのが難点ですね、笑。

<今日のわんこ>


弟は散歩よりも遊びが大好きです。
飽きもせず、サンタクロースを追います。
ヨーキーは活発ですばしっこく、駆けずり回るのが大好きで、ソファにジャンプしたり、降りたりするのが得意です。エネルギーに溢れていて、興奮しやすく、頑固で自己主張が強いです。
ヨーキーの運動量はテリアの中では少ない方だと書いてありますが、これで少ないのなら、他はどうなのでしょう。
テリア系は心して飼った方がいいですね。


兄はしませんが、弟はサンタを遠くに投げたり、蹴ったりすると、走って取りに行きます。おもちゃを手に持って動かすと取ろうとします。反射神経がいいです。
狩猟犬と愛玩犬の違いなのかもしれませんね。

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