伊坂幸太郎 『マイクロスパイ・アンサンブル』2022/05/09



ピンクの大きい薔薇が咲いていました。
色々な薔薇が見られるので、今の季節が一番好きです。

連休が過ぎ、またCOVID-19の感染者が増えてきましたね。
わが家は連休中に人混みには行きませんでしたから、大丈夫ですが、実は連休前に夫が感染した人と、(本人曰く)5分ぐらい接触しました。
相手がマスクをしていなくて1m以内の接触だったので、夫は心配で、連休中に無料で検査をしているところを探して、検査しに行って来ました。
陰性でしたからいいんですけど、本当に感染していたら、私も感染してしまうんだろうなと思いました。


この本に入っている短編小説は、毎年猪苗代湖で行われている音楽フェス「オハラ☆ブレイク」で、会場に来た人に小冊子として配布していたものだそうです。
出てくる歌詞は、実際に歌われているものらしいです。
残念ながら私の知らないバンドですが。
YouTubeなどで探して聞きながら読むと楽しいかも。

あっちとこっちのお話です。
こっちが今のこの世界だとしたら、あっちは扉を通っていく別の世界。

こっちは失恋した松嶋君の世界。
やっと就職した会社で苦労し、心身共にボロ雑巾状態。
いつも謝ってばかりいる門倉課長や先輩社員の松嶋さんと交流するうちに、松嶋君は変わって行きます。

あっちはスパイ活動をしているぼくとエージェント・ハルトの世界。
彼らは敵の施設に侵入し、任務を遂行していきます。

現実の世界で三つのものが揃った時に扉が現れ、あっちとこっちの世界が交差します。

なんとも不思議なSFっぽいお伽噺のようなほんわかするお話です。
猪苗代湖にはこんなことがあってもいいような、何かがあるのかもしれませんね。
合宿か何かで行ったことがありますが、また行って扉を探したくなりました、笑。

沢山そうだと言いたくなる言葉が出てきます。いくつか載せておきますね。

「人の体型や体質をからかうようなユーモアは、ユーモアと呼ぶのも憚られるほど低次元の笑い」
「プライド?そんなの、ただの言葉だろ」
「人生で大変なことがあっても、たいがいのことはもとに戻るんだ、やり直せる」
「物事の価値は、人それぞれ(中略)同じ人にしたって、昔と今では物差しが変わるからな」

一番好きな言葉はこれかな。

「僕の大好きなあのヒトがちゃんと幸せだったらいいな」

<今日のわんこ(実は昨日)>


相変わらず一緒に飲もうとしています、笑。


満足そうな弟犬。
気温は上がらなくても湿気があって、犬たちは疲れたみたいです。

「私の大好きなこのわんこたちがちゃんと幸せだったらいいな」www。

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