豊田巧 『駅に泊まろう!コテージひらふの雪師走』2022/05/26

梅雨が近づき、紫陽花も色づいてきました。



同じ種類でも土壌の違いで色が変わるというのは本当なんですね。


紫陽花と一緒に写真を撮ろうとするのですが、なかなか顔をこっちに向けてくれず、こんな写真になってしまいましたwww。


「駅に泊まろう!」シリーズの第四弾。
まだ続くのかと思ったら、作者はずっと書き続けるつもりらしいです。


ブラック居酒屋に勤めていた桜岡美月がコテージ比羅夫のオーナーになってから、二度目の冬。
雪かきや冬の暇さかげんにも慣れた頃、比羅夫駅に場違いな男性が下車する。
その人は泉沢という『インペリアルホテル』のDOFB(料飲部長)で、コックの東山亮の元上司。泉沢は亮に何度もホテルに戻らないかと言ってきているという。
今回はシェフの古瀬がギックリ腰をやってしまい、年末のかき入れ時で人が足りないので、約二週間、スーシェフとして助っ人をやってくれないかと頼みに来たのだ。
亮が決めることだと思っていたら、なんと亮は美月にどうするか聞いてくる。
困る美月だが、「才能のある人は才能に見合ったステージで輝く方がいい」と思い、亮をインペリアルホテルに行かせることにする。

そんな頃、コテージにやって来たのが、女優の西神楽帆乃歌。
彼女は亮の婚約者だというのだが、亮は迷惑そう。
二人の間に何があったのか。

やがて亮はインペリアルホテルに行き、美月は一人コテージに残る。
そんなある日、結婚を目前にした常連家族の娘・杏奈が一人で泊まりに来る。
親に感謝の気持ちを伝えたいと言う彼女のために美月はあることを提案する。

クリスマスも迫った頃、美月はインペリアルホテルに泊まりに行く。
亮の作ったディナーはとても美味しく、食べているうちに、「輝ける才能のある人の時間を奪っているのではないか」と申し訳なさを感じる美月。
そんな美月に泉沢は比羅夫駅が廃駅になった際には亮をインペリアルホテルに預けることを考えてくれないかと言う。
美月はデザートにも口をつけず、部屋に帰る。
しばらくして、呼び鈴が鳴る。
そこにいたのは…。

美月と亮の気持ちがだんだんと近付いてきました。
比羅夫が廃駅になるのは、北海道新幹線の新函館北斗ー札幌開業予定の2030年度末です(予定)。
豊田さんは「シリーズを続けられたら、二度と列車が来なくなる比羅夫をかいてみたい」と言っているので、今のペースで年に2回本を出すと、16冊以上になるのかな?
美月が今25歳だから、2030年には33歳になってしまいますね。ほどよいところで結婚して、子供がいるなんていうのがよさそう。
あ、勝手に決めちゃいけませんね、笑。

鉄ちゃんなら知っているけど、一般人は知らないことが出てきます。
それは面白いのですが、お話はそれほど目新しさがないかも。
これ以上続けるには工夫が必要ですね。頑張ってください。

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