町田そのこ 『宙ごはん』2022/07/12



宙(そら)には二人、母がいる。育ての母と生みの母。
育ての母・風海は愛情たっぷりに宙を育ててくれている。
一方、生みの母・花野は売れてるイラストレーターで、とても魅力的な人だ。
花野と風海は異父姉妹。
宙は二人とも大好きだった。

宙が小学校に入るときに、風海は夫の海外赴任でシンガポールに行くことになり、宙は花野と暮らすことになる。
花野は母親失格の人だった。ご飯も作らず、宙の世話もしない。
その代わりにご飯は花野に頼まれた佐伯が来て作ってくれた。
花野が恋人に夢中になって、宙をないがしろにしていた時に、佐伯は宙に手を差し伸べてくれた。
ビストロで働く佐伯が教えてくれたパンケーキは、それからの宙の心のより所となった…。

町田さんの本は本屋大賞を受賞した『52ヘルツのクジラたち』を読んだっきりです。彼女のテーマは家庭環境に恵まれない子どもたちなんでしょうか。
そういう子どもの話は読んでいると辛くなってきます。
かろうじて宙が強い子で、周りにいる大人たちが彼女をサポートしてくれたので、話は明るい方へと進んでいき、悲劇的な出来事があったとはいえ、ハッピーエンドとなります。(人生はこの後も続きますが)
私のような性格の悪い人間は上手く行きすだなぁと思ってしまいました(恥)。
現実ではこのような結末を迎える家族は少数で、だからこそこういうお話が必要で、読まれていくのでしょうね。

世界中の子どもたちが幸せな生活が送れますようにと願わずにはいられません。
たった一人でもいいから、手を差し伸べる大人がいたら、少しだけ人生は明るい方へと向かって行けるのかもしれません。
手を差し伸べる人になりたいとは思いますが…。

<今日のわんこ>


昨日、兄犬にかかりっきりになったので、弟犬はいじけてしまいました。
遊ぶ前にはいつも〇んちをするのに、しません。しないで遊んでいると、腸が活発になって床にしてしまうので、結局、遊ばずに終わりました。
(弟は小さい子どもと一緒で、トイレに行くのを忘れるのよ。兄は絶対にそんなことないのにね)
それからずっとハウスに入っていて、出てきません。

兄犬に薬をどうやって飲ませるのか、ママは困りました。
獣医さんに教えられたようにちゅーるにのせてやると飲んだ(食べた)みたいです。よかったわぁ。
サンプルにもらったサプリメントは、ネットを参考にし、穴をあけて中身を餌にかけました。とってもお高いサプリ(一錠・約100円)ですが、買ってしばらく飲ませてみることにしました(親バカね、笑)。

ちなみにこれから犬を飼おうと思っている人のために費用を載せておきます。
私の通っている獣医では、消炎・鎮痛皮下注射2000円、痛み止めの薬(オンシオール錠)一錠・200円、消化器系内服薬(サイトテック錠100)一錠・50円です。
犬は保険がないので、実費で、獣医によって費用は変わります。
お年で辞めた近所の獣医よりもちょっと高い感じです。
これから高齢になるにしたがい、病気が増えていくと思います。
犬の老後資金を貯めておかなくてはと思います。
自分のは…どうなるんでしょうねぇ、笑。

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