「ナイル殺人事件」を観る2022/10/26

「オリエント急行殺人事件」の次にケネス・ブラナーが監督・主演をした「ナイル殺人事件」を観ました。


初っぱなから戦争の様子が出てきます。
ここでポアロの髭の秘密と、写真の女性が現れます。
農民になるはずだったポアロは世界中に知られる探偵となったようです。

ポアロはエジプトで休暇を楽しんでいました。
ピラミッドを眺めながらお茶を楽しもうとすると、誰かがピラミッドの上で凧をあげています。
お茶を台無しにされたと怒るポアロでしたが(ポアロってスイーツ好きでしたっけ?)、なんとそれは親友のブークではありませんか。
ブークは母親と友人の結婚式に招かれてエジプトに来たそうです。

ポアロはブークに連れられ、ホテルで行われる結婚披露パーティに行きます。
するとそこに現れた花婿(サイモン・ドイル)と花嫁(リネット・リッジウェイ)はポアロが六週間前にサロメ・オッターボーンのパフォーマンスを楽しんでいたクラブで見かけた男女でした。
しかし花嫁が予想とは違っていました。
しばらくして、真っ赤なドレスを着た女、ジャッキーが現れます。
彼女はクラブで最初にサイモンと踊っていた、サイモンと結婚するはずの女でした。
どうやらサイモンはジャッキーから相続で大富豪になったリネットへと乗り換え、それからジャッキーは彼らにストーカー行為をしているようです。
ジャッキーの登場でリネットは動揺し、退席します。

リネットたちはポアロにジャッキーをどうにかして欲しいと頼みますが、ポアロと話したジャッキーは止める気はないようで、ピストルをポアロに見せます。

リネットはジャッキーを振り切るために、招待客たちと共にS.S.カルナック号に乗り込み、観光を続けることにします。
しかし、またもやどうやって嗅ぎつけたのかジャッキーが船に乗り込んできます。

その夜、悲劇は起ります…。
サイモンとジャッキーは口論をし、ジャッキーはサイモンの脚を撃ってしまいます。
そして翌朝、頭を撃ち抜かれたリネットが見つかり、彼女のネックレスが盗まれていました。

結婚式の招待客で船に乗っていたのは6名。
リネットの幼馴染みで財産管理人のアンドリュー・カチャドリアン、リネットの名付け親で後見人のマリー・ヴァン・スカイラー、マリーの看護師のミセス・バワーズ、パーティでパフォーマンスするように呼ばれたサロメ・オッターボーン、サロメの姪でマネージャーでもあるリネットの同級生のロザリー・オッターボーン、リネットにプロポーズをしたことのある医師のウィンドルシャム。
この他船にいたのは、花婿のサイモンとジャッキー、そしてリネットのメイドのルイーズ・ブールジェ。(ブークと彼の母親は除外よ)
一体この中の誰が犯人なのか…。

クリスティのポアロではなく、ケネス・ブラナーのポアロと思って観るといいんじゃないでしょうか。
豪華絢爛たる客船や大仰な演出は観る価値がありますよ。
わたしは原作の『ナイルに死す』は読んでいないので、十分に楽しめました。
第三弾もケネス・ブラナーが監督して作るようです。
原作は『ハロウィーン・パーティ』、舞台は第二次大戦後のベネチア。
楽しみですね。

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