北大路公子 『お墓、どうしてます? キミコの巣ごもりぐるぐる日記』2023/01/12



久しぶりの北大路さんです。
前に読んだ本では雪かきとビールしか印象に残っていませんでしたww。
今回は彼女のお墓探しかと思って読んでみたら、びっくり。
あのお父様が亡くなっていたのです。
ご冥福をお祈りいたします。

というわけで、お墓はキミコさんのではなくて、お父様のなのです。
キミコさんによると、墓を買うという連載にしようと思って、何故か仁徳天皇陵とかの有名な墓地を巡り、「人にとっても墓の意味や死後の身の振り方を考え」ようと思っていたら…2020年2月、コロナがやって来ちゃいました。
残念ながら、どこにも行かずに北海道で考えなければならなくなります。
しかしキミコさんですから、お墓のことを真剣に考えるわけがない(失礼)。
成り行きで市営墓地の抽選に当たってしまい、三年以内に墓石を建てなければならなくなります。
なのになかなか動かないのは流石キミコさん。
お墓どころではなく、お父様が何もしないで亡くなってしまったので、彼の会社の後片付けまでしなければならないなんて、可哀想に…。
でもそれもなかなか進まないのはキミコさんの性格か。

相変わらず変わらないのは、雪との格闘です。
私は高校まで北海道にいましたが、雪かきをしたことがありません(ゴメン)。
知らなかったのですが、雪かきをするスノーダンプ(と言う名前だというのも知らなかった)のことを「ママさんダンプ」って北海道で言うんですって。
商品名にもなっていますね。
私が北海道で暮らしている時は「ママさんダンプ」なんて言っていなかったような気がします。
いつから言い出したのでしょうね。

そうそうこの頃北海道も暑くなり、父の葬儀の時に私は大汗をかいていました。
お年寄りあるあるで、本の中でキミコさんのお母様が8月だというのにフリースの割烹着を着てたりして、大丈夫かぁと言いたくなりました。
クーラーがないのは当たり前だったのですが、今はどうなんでしょうね。

かわいい猫さんが家族になるという微笑ましお話もありましたが、結局最後までお墓は建っていません。
一体どうなるのかしら…。
そのうちお父様の遺骨は人知れずどこかに埋められてしまうか、粉骨されて、知らないうちに撒かれていたりして…なんてことはなくて、次の本が出る頃にはきっとお父様のお墓が建っていることでしょう。たぶんね(笑)。