群ようこ 『たりる生活』2023/01/31



群さんのエッセイ集。他のエッセイ集を読んだかどうか記憶にありませんが、彼女の本では「パンとスープとネコ日和」シリーズが好きです。
2020年以降続きが発売されていないので、そろそろお願いしますね。

どうしてこのエッセイ集を読んだかというと、引越のお話だったからです。
私は今まで10回以上も引越しをしています。
この頃、引越の虫が騒ぎ出しています。
今の場所は大きい公園が近くにないので、次は大きい公園のそばに住み、犬たちと公園でまったりしたいのです。

群さんは賃貸物件にずっと住んでいるそうです。
前のマンションには27年(だったかな?)も住んでいたそうで、すごいですね。飽きっぽい私には無理ですわ(恥)。
飼い猫が亡くなり、前期高齢者(群さんは1954年生まれ)の仲間入りをし、友だちの弟さんが五十四歳で亡くなった後の騒動のことを聞いて、自分の行く末のことを考え、今のマンションは広すぎるので、断捨離をしてもっと狭いところに引越そうと思ったのです。

本が多くて、なかなか捨てられないというのは、よくわかります。
私も昔は引越屋さんに本が多いと言われました。引越屋さんは重いので本が嫌でしょうね。
この頃はもう一度読みたくなったら図書館で借りればいいと思うようにし、単行本はできるだけ図書館で借り、文庫本はkindleにし、紙の本はなるべく買わないようにしています。
本が溜まらなくなったのはいいのですが、その代わりに食器や洋服が溜まっています。
群さんは気にいった物件に出会い、一応断捨離をしてから引越をすることになるのですが、それでも段ボールが130個もあったそうです。(多いのかどうか、私にはわかりませんが)
引越した先でも物を捨てています、笑。
捨てられないというのは、人間の性なのかしら?

わが家では親が亡くなり、屋根裏部屋に沢山物が残されていたので、業者に頼み全部捨てることになりました。
私の時もそうなりそうなので、できるだけ物は減らしたいとは思います。
そうは思いながら、捨てようと思う物を見て、これってどうやって捨てるのかと迷うことが多々あります。
迷うと面倒なので、そのままにしておくという無限ループにはまってますwww。
そこでふと思いました。
捨てられない人は処分にかかるお金と手間賃を残しておけばいいんじゃないかしら。
いくらかかるのかしら?

引越してから1年経ち、やっと床に物を置かないで済む部屋になった群さん。
余計なお世話ですが、落ち着いてから、また物が増えるのではないかと心配です。
私ならそうなりますが、群さんは大丈夫よね。
そこのところがどうなったのか、次のエッセイ集に書いていただけるとありがたいです。


<今週のおやつ>
おやつはなるべく買わないようにしていますが、ついつい美味しそうなのを見ると買ってしまいます。


2022年度トレンドグルメ2位(1位というところもある)のカヌレです。


冷凍なので、外側のカリカリ感があまりありませんでした。
上にチョコのかかっていない方が好みです。