高瀬乃一 『貸本屋おせん』 ― 2023/11/15

文化年間、せんは女ながらも江戸浅草で貸本屋「梅鉢屋」を営んでいる。
せんの父、平治は腕のいい彫師だったが、出版のお触書に反した咎で反木の削り落としにあう。その後、母は男と出ていき、父はせんが十二歳の時に自死した。
天涯孤独の身となったせんは周りの助けもあり、なんとかやっている。
第一話:をりをり よみ耽り
得意客の井田屋から紹介された小料理屋「大筒屋」の蔵にある本をせんは見せてもらい、写本をつくる許しを得、通うようになる。
そういう頃、地本問屋の南場屋にせんが奉行所に目をつけられていると言われる。
ある夜、せんは襲われるが、賊は一体誰なのか?
第二話:板木どろぼう
地本問屋の南場屋で、曲亭馬琴の新作の版板が盗まれる。
怪しいのが新作を相反している伊勢屋。
せんは南場屋から頼まれ、伊勢屋に探りを入れることになる。
第三話:幽霊さわぎ
美人女将として有名なお志津の店、七五三屋の元手代、新之助が中宿で血まみれになって死んでいた。世間はお志津の夫、平兵衛の幽霊の仕業ではないかと噂している。
せんは、新之助が店から盗んだ錦絵とは知らずに、隈八十から錦絵を手に入れ、その錦絵に描かれている団扇の地紙部分の文字が書き加えられているのに気づく。
ただの落書きか、由緒ある書き入れかが気になり、七五三屋を覗いていると、番頭から声をかけられる。
第四話:松の糸
せんは刃物屋「うぶけ八十亀」の惣領息子、公之介から、老舗の料理屋「竹膳」の出戻り娘お松に惚れたが、お松は『雲隠』という本を探してくれたら一緒になってもいいと言っているので、『雲隠』を探してくれと頼まれる。それが源氏物語の『雲隠』なら、幻の帖。あるかどうかわからないのだが…。
第五話:火付け
吉原で火事騒ぎがあり妓楼が焼け落ちたため、「桂屋」が東本願寺の門前で営業を始めた。せんは「桂屋」の仮宅に貸本を置かせてもらっている。
ある日、小千代というお針の娘が足抜けした。せんは彼女に式亭三馬の『両禿対仇討』を貸していた。
せんは桂屋に雇われている卑劣極まりない若い者たちよりも先に小千代を探そうするが…。
男に頼らず、自分の力で生きていこうとするせんの心意気がいいですねぇ。
幼馴染みの青菜売り、登はいつでも嫁に来いと言っているのに、せんは絶対に応じません。
そういう片意地を張ったところとか、悪党にも負けないところなどが全く嫌みがないです。同じように女で頑張っている『貸しもの屋お庸』のお庸と比べると、この違いは何でしょうね。
せんなら応援したくなります。
江戸時代に貸本屋があることは知っていましたが、本をどうやって作り、手に入れていたのか知らなかったので、読んでわかりました。
他の時代のお話が少ないせいかもしれませんが、やっぱり江戸時代は面白いですね。
少しのミステリの味付けが好ましいです。
シリーズになるといいですね。
「天狗の台所 第一話~第六話」を観る ― 2023/11/17
なんか具合がパッとよくなりません。
熱は一日で終わったのですが、胃の辺りにくすぶっている感じです。
軽いからといってもインフルエンザは普通の風邪よりもたちが悪いですね。
世間でも流行っているようで、今週末に遊びにくるはずだった子どもたちの保育園では半数以上がインフルエンザで休んでいるそうです。
子どもたちが熱を出さないかとヒヤヒヤしていたら、なんとママさんがコロナになっちゃっいました。
普通の日常生活が戻ったといっても、感染症はなくなっていませんから、気をつけて過ごさなくてはいけませんね。
私が具合が悪い時に観ていたのが「天狗の台所」というドラマです。
イケメン二人にガキンチョ一人がメインの出演者です。
このドラマ、景色も音楽もとてもよくて、観ていると心地よくて、しばらくすると寝ています、笑。
こういう所にしばらく滞在したいなと思うのは、疲れているからかもしれませんね。

ドラマではこの三人は天狗の末裔という設定なんです。
天狗の家系には14歳の一年間に世俗を離れて隠遁生活を送るというしきたりがあります。
物語は写真の右端の男の子、オンが14歳になって初めて自分が天狗の末裔であることを知らされ、ニューヨークから兄、飯綱基(中央)のいる日本にやって来たところから始まります。
基も14歳の時に日本に来て隠遁生活を送りましたが、15歳になる一ヶ月前に高熱を出し、背中に羽が生えました。今や羽のある天狗なんて皆無。
天狗会連盟ってのがあって、彼らが基を保護しようとしますが、先代の当代、(祖母か?)式子が断固として断り、それ以来基は式子の跡継ぎとして日本で暮らしています。
彼はとんでもないほどの食いしん坊で、趣味が素朴な生活と食といってもよく、毎日田畑を耕し、収穫し、美味しいものを作り食べることに生きがいを感じて暮らしています。仕事はしていないみたい。
地域の人々とも馴染んでいて、田植えや稲刈りなどの時には手伝ってもらっています。
オンは明るい現代っ子で、当初は田舎暮らしに不平不満をもらしていましたが、だんだんと慣れてきています。
犬のむぎの言葉がわかりますが、この力も15歳になったらなくなると聞き、残念に思っています。
基のように羽が生えるといいなと思い期待していますが、どうでしょうね。
一番左にいるのが基の友人で同じく天狗の末裔の愛宕有意。
彼の祖父が天狗会連盟の会長です。
基が機械音痴なので、オンのためにWi-Fiを設置したのが彼のようです。
東京のIT企業に勤めているのですが、週末によく基たちの様子を見にやって来ます。
景色が美しいといいましたが、その他に食べ物を作る様子も見所です。
田畑でとれた食物を丁寧に扱い、作るお料理はなんて事のないものですが美味しそう。
唐揚げのおにぎりとか水餃子、うどん、春雨の入った鍋、柚子のケーキ…etc.
見てるだけで涎が…。
どれもオンが「うまっ」というのがわかります。
一年でオンがどれだけ成長するのか、楽しみです。
基役は誰かと調べると、駒木根葵汰(こまぎねきいた)と言う人だそうです。
ドラマなど滅多に見ないので、知らない方ですが、羽がよくお似合いですww。
なんでいつも黒パンに白シャツなんでしょうね。作業しずらいと思うのですが。
実はこのドラマには原作があります。

田中相さんの描いた『天狗の台所 ①~③』です。
もちろん読みましたが、ドラマはそれほど原作と違いがありませんので、安心して観ていけます。
でもドラマの方が先に終わりそうですね。
これから天狗会連盟と何やらありそうな雰囲気ですし、オンは一年が過ぎたらどうするんでしょうね。NYに帰るのでしょうか。
私は基と一緒に日本で暮らすような気がします。
そうそう犬のむぎは何歳なんでしょうね。大昔から生きているようです。
ドラマのむぎ役はホワイトシェパードで、一話撮影時には生後七ヶ月で、大和君とスピカちゃんのWキャストだそうです。
大きい犬は小型犬ほどチョコマカしていなくていいですね。

「ママ、ぼくたちをディするのは止めてください」
トリミングから一週間なのに、何故か汚らしいわんこたちです。
「だから…」
わんこたちが五月蠅いので、ここら辺で失礼いたします。
ドラマも漫画も面白いので、特に日常生活に疲れている方は是非みてみて下さい。
三上延 『百鬼園事件帖』 ― 2023/11/18
「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズで話題になった三上延の新作で、昭和初頭のお話です。

第一話:背広
市ヶ谷にある私立大学に通っている甘木は自分が極端に印象の薄いことに悩んでいた。
今日も先週行ったばかりの神楽坂の「●喫茶 千鳥」に行くが、女給の宮子は彼が先週も来ていたことも彼の名前も忘れている。
ビールとカレーライスを頼み、先に来たビールを飲んでいると、隣のテーブルの壁に自分のものと同じ灰色の格子柄の背広がかかっているのに気づく。
そこに座っていたのが、私立大学のドイツ語部教授、内田榮造だ。
カレーを食べようとしたところ、内田に名前を呼ばれ、彼のテーブルで一緒に食べることになる。
内田と別れ、しばらくしてから背広が自分の持っていたものと違うことに気づく。
間違えて内田の背広を持って来てしまったのだ。
甘木の背広は同郷の友人、青池から借りたもので、内田のは形見分けだと言っていた。
その夜、甘木は不思議な夢を見た。
目覚めると高熱を出していた。
お見舞いに来た青池は背広のことを聞いた後、内田の背広を持っていってしまう。
翌日、内田が背広を取り戻しに来たので、一緒に青池のアパートに行くと…。
第二話:猫
甘木の行きつけのカフェ「千鳥」で女学校を卒業したての春代という女給が働き始めた。
ある日、甘木が「千鳥」に行くと、春代は休んでいるという。宮子は翌日お見舞いに行くというので、甘木も一緒に行くことにする。
春代は白山神社の二階家に一人で住んでいる。たまたま来ていた叔母にことわり、二階の春代の部屋に行くと、春代の様子がどうもおかしい。
まるで猫なのだ。
甘木は一目散に春代の家を飛び出す。
第三話:竹杖
甘木が神楽坂のカフェ「千鳥」に行くと、女給の宮子に内田榮造先生が山高帽子の入ったボール箱を忘れていったので、先生に届けて欲しいと頼まれる。
早速内田の家に届けに行くと、そこにかつて甘木と同じ学科で学んでいたという笹目という男がいた。
笹目が蓄音機にどのレコードをかけようか吟味している時に、甘木は不気味な絵が描かれた紙を見つける。
笹目によるとその絵は芥川龍之介が描いたドッペルゲンガーの絵だという。
その夜、内田の家からの帰り道に、笹目と甘木はステッキを持った和服の男、芥川龍之介に出会う。
二日後、甘木がカフェ「千鳥」で青池にドッペルゲンガーについて話していると、笹目が現れる。
そしてそこに…。
第四話:春の日
昨年の九月から甘木は内田に関係を断たれている。
宮子から花見に誘われ、甘木は武蔵小金井まで行く。
待ち合わせ場所の橋で、甘木は内田の山高帽子のようなものを灰色の狐がくわえて「いなり屋」という料理屋に入って行くのを見る。
怪異になるべく近付かないようにしているが、内田に関わることではないかと思うとほってはおけず、甘木は狐に着いて行ってしまう。
「いなり屋」から出られなくなった甘木はいつしか古い二階家に辿り着き、そこで内田と三人の学生たちが写っている写真を見つける。
学生のうちの二人は笹目と多田、そしてもう一人は?
内田から部屋の主に送られた葉書に書いてあった宛名は「伊成一雄」。
そこにやってきた女将らしき女に写真と狐のことを訊くと…。
大学生の甘木君は内田榮造先生と出会ったときから怪異現象に悩まされるようになり、内田先生は甘木に影響がいかないように頑張るが…というお話。
内田先生のツンデレっぽいところが好きです。
気づいた方がいるとは思いますが、内田榮造とは夏目漱石の門下生の一人、内田百閒です。漱石つながりで芥川龍之介と親しくなり、芥川は百閒の良き理解者だったようです。
「存在の不安感を夢や幻想に託した小品、短編を執筆」(「世界大百科事典 第二版」)し、「小説家としては大成しなかったが、一種の精神的美食家として知られ、ユーモアと俳味に富む唯美主義的な随筆に独特の味わいを発揮した(「ブリタニカ国際大百科事典 小項目辞典」)そうです。
性格は頑固一徹で、玄関には「面会謝絶」の張り紙をしていたなんて、そうとうの偏屈者ですね。借金名人で酒好きの大食漢、徳川夢声と奇人対決をしていたり、漱石を愛するがあまり、漱石の鼻毛をひそかに収集していたそうです(キモ)。
他には琴を演奏し、無類の乗物好き、小鳥や猫好き、意外にも教え子に慕われていたようです。(黒澤明監督「まあだだよ」は百閒と法政大学の教え子との交流を描いています)
どうやら人間的魅力に富んだ人だったようですねwww。
三上さんは続きを書きたいそうです。(「芥川においてけぼりにされた百閒は何を思うのか 『百鬼園事件帖』」参照)
影の薄い甘木君は実際にはいない人物という感じですが、本の中で再登場しそうですね。
私はもう一度芥川龍之介が出てくるのを期待しますわ。
エル・コシマノ 『サスペンス作家が殺人を邪魔するには』 ― 2023/11/19
フィンレイ・ドノヴァン・シリーズの第二弾。
前作では殺し屋と間違えられたフィンレイでしたが、今回は?

フィンレイ(フィン)・ドノヴァンは二人の子持ちにしてロマンチック・サスペンス作家。
夫、スチィーヴンの浮気がバレ、離婚してから、ヴェロニカ(ヴェロ)・ルイスという子どもたちのシッターと共に暮らしている。
夫は未だに子どもたちの親権をフィンから取り上げようと、虎視眈々と狙っている。
前回、フィンとヴェロは誰にも話せない秘密を共有し、今や切っても切れない仲になった。
ヴェロは自分の個人的なことをフィンには黙っているので、フィンは気になって、イケないとは知りながらちょこっとヴェロの部屋を漁ってみたり…。
ある日、オンライン・フォーラムに元夫スティーブンを始末してくれたら十万ドルを支払うという求人が投稿された。
一体誰が、そんな求人を出したのか?
夫は愛していないけど、子どもたちの親としては尊重しているフィンは、ヴェロの力を借り、求人の主を探し、殺人を阻止しようとする。
しかし、とんでもないことに巻き込まれるのが彼女たちのお約束。
まずいことに本物の殺し屋が現れる。
このままではスティーブンは殺される。
相変わらず前金を貰っているというのに、筆は進まず、ロシアン・マフィアも絡んできて、どうするフィン。
絶体絶命!
コージーミステリですが、死体、それも腐りかかったバラバラ、が出てきて、気持ち悪くて嫌ですわ。
今回、私は確信しました。フィンはヴェロとは縁を切るべきです。
彼女の馬鹿な助言や提案を取り上げるたびに、フィンは苦境に陥り、抜け出せなくなり、事態は悪い方へ進むんですもの。
すべてヴェロのせいと言ってもいいぐらいです(ゴメン)。
徐々に明らかになるヴェロの過去には、関わるととんでもないことがありそう。
そういうヴェロと意気投合するフィンも破滅型人間なのかもしれませんが、子どもがいるからねぇ。よ~く考えようよ。
そういえば男の趣味からしてフィンはイマイチだよなぁ。
似たもの同士かぁ…。
このシリーズは第四弾まで発売されているようです。
第三弾の『Finlay Donovan Jumps the Gun』では、ロシアン・マフィアに借りができてしまったフィンたちは、マフィアのドンからある任務を与えられます。
無事に任務を終え、ロシアン・マフィアと縁を切ることができるのか?
なんかまた死体が出てくるような気がしますww。
<クリスマス・シーズンのお茶>

ネットで見ていて欲しくなり、お茶のティーバッグを買ってしまいました。
BASILUR(スリランカ)のは昨年欲しかったものです。
アールグレー以外のフレーバーティーはそれほど好きではないですが、なんとなく冬の夜に飲むと良さげな気がします、笑。
English Tea ShopとCLIPPERのはアドベントカレンダーなので、12月になったら飲み始めますわ。
その代わりと言ってはなんですが、トワイニングのを飲んでいます。
トワイニングのは飲んだことがあるものが多く、残念。
他のクリスマスの楽しみはお菓子ですね。
今年は小さなパネットーネとシュトーレンを買う予定です。
メアリー・ウィンターズ 『追伸、奥さまは殺されました 伯爵夫人のお悩み相談<1>』 ― 2023/11/20
ヴィクトリア朝時代の伯爵夫人が活躍するコージーミステリです。

1860年、ロンドン、メイフェア。
アミリア・エイムズベリーは伯爵未亡人。二年前に夫を亡くした。
もともとはサマセットで人気の宿屋の娘だったが、たまたま宿泊したエドガー・エイムズベリーに気に入られ、求婚される。
求婚を承諾した後に、彼が伯爵だと知らされる。
当時、エドガーは変形疾患に侵されており、結婚からわずか二ヶ月でこの世を去る。
残されたのはエドガーの姪で、両親を亡くしたウィニフレッドという娘。
アミリアは彼女の養育者として彼女の成長を楽しみに暮らしているが、それだけでは飽き足らず、秘密の仕事をしている。
週刊誌のお悩み相談欄の人気回答者、”レディ・アガニ”とは彼女のことだ。
ある日、いつものようにお悩み相談の手紙を読んで回答していると、気になる手紙が。
今夜九時にセント・ジェームズ・パークで会えないか、奥さまは殺されたと思うと書いてあったのだ。
大切な読者を放ってはおけない、だけど自分の正体がバレるとまずい。
そう思ったアミリアは変装して行くことにする。
その夜、亡き夫の友人である侯爵のサイモン・ベインブリッジが晩餐会にやって来たが、なんとか口実をつけて抜け出し、待ち合わせ場所に向かうと、なんと手紙の差出人の女性は殺されていた。
そこにサイモンが現れる。
彼は館から出て行くアミリアを見て、後をつけてきたのだ。
自分がレディ・アガニだと知られたらどうなるのかを考え、警察に自分の正体を明かすことはできないと思ったアミリアは、サイモンにすべてを話し、犯人捜しに協力してもらうことにする。
ここでイギリスの貴族階級の復習をしておきましょう。(私が覚えていないだけだけど、笑)
公爵(Duke)→侯爵(Marquess)→伯爵(Earl)→子爵(Viscount)→男爵(Baron)だそうです。ということは、アミリアよりもサイモン・ベインブリッジの方が位が上ってことですね。
アミリアは田舎育ちだからか、素直に話し、積極的で行動力があります。
上流社会では顰蹙ものらしいですけどね。
無理矢理(?)サイモンを引き連れ、関係者の邸宅などに押しかけていきます。
侯爵相手だと何をされても下位の爵位の人たちは文句が言えないんですね。
ヴィクトリア朝時代の貴族階級の暮らしや当時の女性たちの悩みがよくわかるお話です。
二作目は来年の二月に出るようですので、翻訳本は再来年かな?
サイモンに頼まれ、彼の妹が駆け落ちしないようにと奮闘するアミリアらしいです。
ヴィクトリア朝時代に興味がある方は是非読んでみて下さい。
リース・ボウエン 『貧乏お嬢さま、花の都へ』 ― 2023/11/21
英国王妃の事件ファイル・シリーズの16作目。
ジョージーが結婚したら終わるのかと思っていたら、なかなか終わらないシリーズです。

1936年1月、ジョージ五世が崩御したので、ジョージアナ(ジョージー)の親戚のデイヴィッドがエドワード八世となる。
ジョージーはアイルランド貴族の息子、ダーシー・オマーラと結婚し、妊娠中。
七月に新しい命を迎えようとしていた。
そんな三月の春の日、やっとつわりを乗り越え、体調も落ち着いたところに、ダーシーがパリに行かないかと言い出す。
というのも彼は仕事でパリに行かなければならなくなり、ジョージーは彼の仕事中に友人のベリンダのところにいてはどうかと言うのだ。
一も二もなくパリに行くことにするジョージー。
しかしパリに着いた途端に、ダーシーは仕事で別行動。
危険な任務に就いているのではないかと心配なジョージー。
ベリンダはパリでココ・シャネルの助手をしている。
ジョージーは前にモデルとしてファッションショーに出演したことがあったので、顔を出すと、シャネルはジョージーのためにマタニティドレスを作ると言い出す。
嬉しくはあるけど、またモデルとしてファッションショーに出なければならないなんて…。
ジョージーは前回の悪夢を思い出し、断るが、シャネルは聞きゃあしない。
そんなところにダーシーがジョージーに頼みごとをする。
ファッションショーに来るドイツの代表団の妻たちの一人からノートとフィルムを受け取り、彼の同僚に渡して欲しいというのだ。
ところが、ファッションショーでとんでもないことが起る。
1936年というと、ヒットラーが台頭してきて、ヨーロッパが何やらきな臭くなってきた頃です。
ジョージーのお母様と金持ちのドイツ人男性との関係が未だ続いているようで、これからどうなっていくのでしょうね。
お母様は愛情よりもお金なので、とんでもないしっぺ返しがあるかも。
ちょっとネタバレすると、ジョージーが警察から疑われたのですが、なんと、あのシンプソン夫人がジョージーを擁護してくれ味方になってくれたのです。
そんなことってあるのね。
自分が王妃になるためには親戚は大事ってことかな?
この年の12月にはエドワード八世が退位します。
次のお話に若きエリザベス王女は出てくるかな?
な~んて思ったら、次も時代は1936年で赤ちゃんは生まれていなくて、パリから来た新しいシェフに関した事件が起るみたいです。
17作目の発売は今年の11月なので、日本語で読めるのは来年ということで、楽しみに待ちましょう。
<クリスマスのお菓子>
カルディにあったお菓子を買ってしまいました。
アレ、ダイエットはと思った人がいるでしょうが、しばらくダイエットはお預けということでwww。体重は2~3㎏増えたままです(恥)。

昨年買って食べたら意外と美味しかったウォーカーのミンスパイとChristmas
Spiced Shortbread(クリスマス限定のシナモンとナツメグが入ったショートブレッド)、Rich Fruit Pudding(温めて食べるフルーツプディング)、イタリアのパネットーネ二種類、そしてThe Perfect Man。
パネットーネは昨年買ったのが大きすぎたので、100gのを買ってみました。1個360~70㎈なので、朝食で1個食べてもいいかも。
The Perfect ManはHot Chocolate Bomb(ココアみたいなもの)です。
夫に飲ませますわ。(嫌みかぁ、笑)
<今日のわんこ>

兄わんこは食いしん坊なので、葉っぱが食べられないか確かめます。
イチョウは好みではないみたい。
呼んでも無視。なかなか顔を上げてくれません。
読んだ時代小説(文庫本) ― 2023/11/22

森明日香 『おくり絵師』
おふゆは五年前、母が亡くなる間際に、亡父が江戸の絵師だったので、兄弟子の歌川国藤のところへ行くようにと言われ、仙台から江戸に出てきた。
それから国藤の住み込みの弟子となり、冬女と名乗るのを許されたが、この頃、自分の絵が描けずに悩んでいる。
絵が上手くなりたい思いは誰よりも強い。
だが、何を描きたいのかがわからないのだ。
自分にしか描けないと、胸をはれるものがないのだ。
そんな時に「死絵」に出会う。
一方、幼少時に仙台で知り合い、おふゆの思い人である旅芸人上がりの役者、市之進は浅草の芝小屋の夏興行「東海道四谷怪談」で主役の伊右衛門を演じることになる。
「死絵」とは人気の高い「死んだ役者の姿を描いた絵」すなわち『追善の絵』のことです。
女であるが故に絵師として悩み苦しむおふゆでしたが、「死絵」と出会い、自分がどういう絵を描きたいかがわかります。
お話の展開はすぐに分ってしまいますが、涙なくしては読めませんでした。
山本巧次 『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう<10> 抹茶の香る密室草庵』
現代から江戸へタイムトラベルしている女親分・おゆうこと関口優佳。
彼女が今回挑むのは密室殺人。茶問屋の清水屋が根津の寮の茶室で殺される。
この時、同じ株仲間の茶問屋の三人が冥加金のことで相談があると招かれていたが、その誰もが清水屋を殺せたはずがないのだ。
切羽詰まったおゆうは友人で江戸では千住の先生と呼ばれている宇田川聡史の助けを借り、真相に迫る。
宇田川も大胆になって、今回は穴開け用ドリルとファイバースコープ、超小型ロボットなどを江戸時代に運びこみます。大がかりな割にあまり役に立っていないような気もしますが、笑。
宇田川は南町奉行所定廻り同心の鵜飼伝三郎の秘密に気づいたようです。
さて、互いの秘密を知った伝三郎と宇田川はどうするのか。
おゆうとの三角関係はどうなるのか。楽しみですね。
ア、今回遠山の金さんが特別出演です。
坂井希久子 『つばき餡 花暦居酒屋ぜんや』
前回、大変な目にあったお花も落ち着き、やっとぜんやに日常が戻ってきた。
しかし、お梅と俵屋の若旦那との縁談は進まず、やきもきするお花。
彼女の気持ちを揺るがせかねないことが起こるが、どうやらお花も少し大人になったようだ。
そんな時に大奥勤めをしているはずの只次郎の姪のお栄がぜんやに現れる。
上様のお手つきになりそうだったので、病を得たということで暇をもらったと言う。お花は自分とは違う型破りなお栄をどう扱ったらいいのか戸惑うばかり…。
お花がだんだんと素直になり、落ち着いてきたと思ったのですが、お栄と接してから、またいじけの虫が出てきたようです。まあ、そんなに人は変れないですよね。お花が主人公のはずですが、ぜんやはこれからしばらくお栄に振り回されそうです。
有馬美季子 『おぼろ菓子 深川夫婦捕物帖』
齢二十六のお純は深川蛤町で飯屋<川野>をやっている。齢三十一の亭主の弥助は同心の林田に仕える岡っ引き。二人は七年前のある事件がきっかけで知り合い、その二年後に夫婦となった。
<第一話 花魁慕情>
ある日、吉原の妓楼の仮宅で花魁が殺された。現場には血文字の「月千」と菓子と思われる塊が遺されていた。弥助はお純の味覚と食の知識を頼りに捜査を続ける。
<第二話 つなぐ縁>
お純は十二の時に吉原に売られたが容姿に難点があり、台所の下働きにまわされる。しかし、いつの間にかお純の作る料理が評判になり、十六の時に仕出し料理屋へ移る。そして十八の時に、米問屋、栄口屋の大旦那に料理の腕と素直な人柄と気配りが認められ、身請けされ、栄口屋の台所で働くことになる。
ある日、栄口屋の孫、遙太郎が行方不明になる。その時、やって来たのが同心の林田誠一郎と岡っ引きの弥助だった。
お純は遙太郎のことが心配で、自ら思いあたるところへ行って調べてみる。
第一話の夫婦の会話が何やら不自然で、読むのを止めようかと思いました。
岡っ引きのくせに妻に相談し過ぎです。これならお純が岡っ引きをした方がいいんじゃないですか、笑。
第二話は夫婦になるきっかけになった事件の話なので、不自然な夫婦の会話がなくて読みやすかったです。
シリーズになるのでしょうが、たぶん続きは読まないな…。
<おまけの漫画>
小説ではないですが、漫画で怒りっぽい方に参考にしてもらいたいものがあります。『Shrink ~精神科医ヨワイ~11巻』です。
アンガーマネジメントに関するお話で、ここに出てくる男性のような人が職場や家庭にいませんか?
この漫画はパニック障害や鬱病、発達障害、PTSD、産後うつ、摂食障害、パーソナリティ障害、アルコール依存症など現代の心の病をわかりやすく描いています。
気になったら是非読んでみて下さい。
似鳥鶏 『名探偵外来 泌尿器科医の事件簿』 ― 2023/11/23
私の好きな楓ヶ岡動物園シリーズを描いている似鳥さんの新作で、今まで描かれたことがない(と思う)泌尿器科の医師が活躍するミステリ。
泌尿器科ってかかるのが嫌ではないですか。
どうしてもあそこの病気って印象が強くて、何か恥ずかしくて行きたくない科の筆頭ですよねww。
泌尿器って範囲が広くて、腎臓、輸尿管、膀胱、尿道の総称なんですって。
扱う疾患例は排尿障害や尿路・性器の腫瘍、尿路結石、尿路・性感染症、尿路の先天性異常、男性生殖器の異常などです。
結石や男性は前立腺関係でかかる率が高いような気がしますが、どうでしょう。

「僕の体には呼べない一部がある」
御子柴記念病院泌尿器科の医師・鮎川の外来に十三歳の少年、高橋充輝がやって来る。
あそこのやけど、すなわち「陰茎損傷」だ。
詳しく訊こうとしているところに研修医の真中が現れ、途中で終わってしまったが、何かひっかかる鮎川。まさか誰かにやられたのでは…。
そんな時に病院の正面玄関に「この病院には人殺しがいます」の張り紙が。
次の週、高橋君がまたやって来る。やけどは治っていたが、今度は凍傷の痕っぽい。なんで焼いたり凍らせたりしたのか?
高橋君に訊くととんでもないことがわかる。
「膀胱彷徨」
休みだというのに鮎川は大神師長の姪、玉田明子の相談にのる。
息子の俊一が不登校で、この頃夜中に水音がしているというのだ。
夜尿症ではないかと思った鮎川は、明子にそれとなく尋ねるようにアドバイスする。
しばらくして息子を連れて明子が外来にやって来た。
夜尿症の治療をすると、夜尿は改善傾向ではあったが、一定以上改善しなくなる。
他の医師の介入が必要かどうか考える鮎川に、前回お世話になったMSW(メディカルソーシャルワーカー)の加治佐忍が俊一の生活状況を確認する方法を検討してくれることになる。
「或る崇拝者の最期」
陰茎絞扼症で四十代の男性が救急搬送される。
同期の飲み会に参加しつつもオンコールで飲めない鮎川は、一緒に飲んでいた救急医の石田と共に駆けつける。
敗血症ショックの可能性があり、陰茎全体が真っ黒に腫れていたが、なんとか命をとりとめた。
経過は良好だが、患者の男性は亀頭部分の疼痛を訴える。
「予算の都合で死ね」
外来に来る三部幸人の行動が気になる鮎川と忍。
三部は何故か違う曜日に、来る必要がない日にも通院してくるのだ。
ある土曜日、鮎川は三部が透析センターに入る人にピッタリとくっついて入っていくのを見かける。
透析センターに何の用事があるのか、不思議に思った鮎川が透析センターに入ろうとすると、悲鳴の後に銃声が聞えた。
三部は透析室に銃を持って籠もる。
鮎川も三部に見つからないように、トイレに籠もる。
三部の魂胆は何か。
鮎川医師の他の登場人物が面白いキャラです。
看護師長は元ヤンキー女性で、すぐに手や足が出るのに、何故かモテモテ。
MSWの忍ちゃんは忍者みたいに足音も立てずに人の背後に回り、探偵のように病院中の人々のことを何でも知っています。
皮膚科長のビューティー五郎丸先生は、皮膚科の美意識の高い二十代三十代女性を上回るほど爪も肌もツヤツヤの四十代男性のお姉キャラ。
同期の石田は鮎川が唯一心を許せる、頼りになる救急医。
御子柴記念病院、院長は若い頃「鉄の女」「アマゾネス」「カーリー様」と言われた、頭の切れる行動力のある女性。こんな上司だったらいいなぁ、と思える人。
アラ、ビューティー五郎丸先生以外はみんな女性ですね。
特に泌尿器科の医師である必要性があるかと訊かれたら、ないかもと答えるかもしれませんが、笑。
お話には医療系、主に泌尿器科の話題にネットのなりすましやチャイルド・アビューズ、動物虐待、幻肢痛、迷惑系YouTuber、ヘイトクライムなどの話題がうまく溶け込み、それほどガチにはならず、ユーモラスな感じで読みやすかったです。
「或る崇拝者の最期」は男性が読むと…。ご注意を。
続きはあるのかないのかわかりませんが、あるとしたら似鳥さん、調べ物が大変でしょうねぇ。頑張ってねwww。
<今日のわんこ>
弟と遊んでいたら、兄がどういうわけか階段の上でお座りをしていました。

トリミングから二週間も経たないのに、顔がモジャモジャ。
寒くなると毛も生えるのが早くなるのかしら?

夫がパソコンで描いた兄犬の顔。意外と似ています。
口がイマイチなので、直させますわ。
弟はと訊くと、特徴がないから描けないそうです。

「誰か、僕の顔を描いてください」by ヨーキー弟
川越散歩 ― 2023/11/24
ほしおさなえさんの菓子屋横丁月光荘シリーズや活版印刷三日月堂シリーズの舞台である川越にいつか行ってみたいと思っていました。
実は川越には小学校の時に一度行ったことがあります。
その時、今は亡き叔母が喜多院に連れて行ってくれ、その後に鰻をご馳走してくれたことを覚えています。
夫に鰻のことを言うと、喜んで付き合ってくれました、笑。
わんこたちはお留守番です。
まず最初に鰻ですwww。
車を川越市共同駐車場に置き、歩くことにしました。
市内観光用駐車場の横にあぐれっしゅ川越というJAいるま野の直売所があり、そこの川越市共同駐車場は9時から開いていて観光客も駐められるみたいです。横にある市内観光用駐車場は9時半から利用できるようです。
10時過ぎに着いたのですが、みなさんあぐれっしゅ川越の方の駐車場を使っているようでした。
まず目指すは川越いちのや本店。
途中に川越市立博物館と美術館があり、その向かい側一帯ににお城があったそうです。

本丸御殿。

休館で中は見られませんでした。

しばらく歩くと中ノ門堀跡があります。
市役所の所の道を左に曲がり歩いて行くと、鰻のお店があります。
だいたい20分弱で着きます。
人気があるのか、11時開店ですが、沢山の人たちが待っています。
どうも10時半ごろから紙に名前と人数を書いていくようです。

個室のようなところで鰻を食べられます。
うな重は特製(大)うな重と特製うな重(菊)の二種類です。
大は鰻が三枚のっているようですが、多すぎるので、菊にしました。
甘すぎず、あっさりとした味のタレです。
お店が広そうなので、11時までに来ればそんなに待たずに食べられそうでした。
目的の鰻は食べたので、少し観光をしてみることにしました。
近くに喜多院があるので、行ってみました。

三代将軍家光公の誕生の間や春日局化粧の間、五百羅漢などが拝観できます。

多宝塔。

手水舎の龍。来年は辰年なので、ちょうどいいですね。
大正浪漫通りに行き、熊野神社に寄りました。
参道の横に足つぼ用の石がある不思議な神社です。
人がいなけりゃ試してみるかもしれませんが、こんなに多いとやる人もいないみたいです。

熊野神社の中にあった神社。何の神社か忘れてしまいました。
大正浪漫通りから蔵造りの街並みに入ります。

歩道が狭く、人が多くて危ない感じです。

時の鐘の周りはごった返しています。
菓子屋横丁の方へ行ってみました。

マップを見ると、食べ物屋さんが多く、人も多そうなので、中に入るのは止めました。
川越は食べ物屋さんが沢山あります。
歩きながら買い食いするのが好きな人ならいいのでしょうが、私も夫もあまり好きじゃないので、早々に帰ることにしました。
とにかく狭い歩道に人がウジャウジャいるという感じです。
本で読んだのとは全く雰囲気が違いました。
前に行った佐原の方がよかったなぁと思いました。

川越市のマンホール。
買って来たお菓子は、川越なので薩摩芋のお菓子です。

ほうじ茶餅は違いますが、笑。選んだのは夫です。
彼は川越が薩摩芋で有名だとは知りませんでした。
これにCOEDOビールとあぐれっしゅ川越で野菜を買って来ました。
干し芋が欲しかったのですが、見つけられませんでした。
川越は思った以上に都会で、とにかく狭いところに観光客が沢山います。
いつ行くと、人がいないのでしょうか。
休日には蔵造りの街並み付近は歩行者天国になっているのかしら?
人混みに疲れた一日でした。
歩数は軽く一万歩を越していました。
森明日香 『写楽女』 ― 2023/11/25
『おくり絵師』を書いた森さんのデビュー作で、第14回角川春樹小説賞を受賞した『写楽女』を読んでみました。

寛政六年(1794年)の春、お駒は日本橋通油町の地本問屋「耕書堂」で女中として働いている。
耕書堂の店主は蔦屋重三郎で、店では錦絵や黄表紙、狂歌集、絵草紙などを扱っている。
重三郎は喜多川歌麿を見いだし、美人絵の絵師として江戸一番の売れっ子にしていた。
ある日、店に一人の男がやって来る。
彼は重三郎が役者絵を描かせるために発掘してきた新しい絵師で、写楽と名づけられ、お駒は写楽のために料理を作ることになる。
5月興行が始まると同時に写楽が描いた役者絵が耕書堂の店頭に並んだ。
それは誰も見たことのない絵だった。
背景は豪華な黒雲母摺りで、役者の胸から上だけを描いている大首絵だ。
客たちは面白がって買っていったが、役者や芝居小屋の関係者は激怒した。
重三郎のところに山東京伝がやって来た日、お駒は重三郎に呼ばれる。
彼女の幼馴染みの鉄蔵と上方から来て耕書堂で寝泊まりしている余七、そしてお駒の三人で写楽の絵の手助けをして欲しいと言うのだ。
自信のないお駒だったが、写楽からも鉄蔵と余七の間に入って取り持って欲しいと頼まれ、お駒は覚悟を決める。
写楽は役者の顔を、手足と着物など身体は鉄蔵と余七が描き、お駒は線を引くことに徹する。
やがてお駒は自分が写楽にほのかな思いを寄せているのに気づく。
家族に縁がなく、不幸な人生を送ってきたお駒が写楽と出会い、彼に思いを寄せることで、新しい人生を切り開いていくことになります。
「叶わぬ恋こそ美しい」
この言葉が心に響きます。
「写楽女」となっていますが、絵師の女弟子の号の末尾に「女」をつけるそうです。
特に作者が創作した新しい写楽像はありませんでしたが、書きたかったのは写楽とお駒のことだったのでしょうから、これでいいのでしょう。
『おくり絵師』同様にラストが切ないお話でした。
<今日のわんこたち>

寒くなったので、ベストを着せました。
弟は胴長なので、お尻が出て寒そうです。兄が来ている方を着せた方がよかったかもしれません。

イチョウの木が色づいています。
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