フィンランド旅行①ーヘルシンキ市内とパイプオルガン2024/07/30

【第一日目】
フィンランドへの飛行機は夜の11時ぐらいに出発し、ヘルシンキに早朝5時頃着く便があります。
朝着いてすぐに活動するほどの元気がないので、日本を午前10時過ぎに出発するフィンエアに予約をしました。
ところが8時25分発のJAL便に変更になってしまいました。
朝が苦手なのに、家を五時過ぎに出なければなりません。
休日にもかかわらず、結構電車に人が乗っていて、驚きました。
仕事に行くのか、朝帰りなのか…?

空港は夏休みになったばかりなので、少し混んでいました。
アプリでオンラインチェックインをしていたので、自動手荷物預け機で荷物を預けます。
この時、バーコードをかざす場所がわからなかったり、バーコードをかざしてもなかなか読み取ってくれなかったりして焦りました。
FACE EXPRESSを使うために、顔情報を登録しようとしましたが、またバーコードをかざす所がわからず、やっと見つけてかざしてみても読み取ってもらえません。
他の人がどうやっているのかよく観察してからやってみると、見事成功ww。
バーコードはわたしには鬼門です。
バーコードやパスポートは下に向けましょうねww。

バーコードで苦労した以外は何事もなく、無事に搭乗でき、隣の席が空いていてラッキーでした。
窓からフィンエアのマリメッコ機体が見えました。


これに乗りたかったわ…。
機内では寝ないで映画を観まくりました。
観たのは「異人たち」、「アーサー・ザ・キング」、「バービー」、「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の4本です。
「異人たち」は見る時に注意が必要です。男同士の…があるんですもの。

機内食の味はまあまあで、量は男の人には少ないかも。
メインの食事ではチキンか豚肉かを選び、デザートはハーゲンダッツのアイス、軽食としてツナサンドをもらい、最後の食事は無印のバターチキンカレーでした。
カレーが一番美味しかったです。

ヘルシンキに15時40分に着く予定でしたが、15時10分ぐらいに着きました。
早くホテルに行けると思ったら、とんでもなかったです。
入国審査場まで遠くて、その上、入国審査に時間がかかり過ぎでした。
フィンランド国籍のある人はパスポートを機械にかざすだけでOKですが、それ以外の国籍の人は入国審査官に呼ばれるまで待っています。
呼ばれても、なかなか終わらないんですよ。何を質問しているんだか。
わたしの時は一人で旅行するのかとか、何日間いるのか、他の国に行かないのかなどということを訊かれ、すぐに終わりました。
若い審査官でしたが、英語が聞き取りにくくて困りました。

入国審査に時間がかかったので、荷物はすでに出ていました。
空港を歩いていると、犬がいました。
フィンランドって犬がOKの場所が沢山ありそうです。
ヘルシンキ中央駅の近くのホテルに滞在するので、電車で行くことにしましたが、駅までもが遠かった。東京の大江戸線みたい。
切符の買い方はVlogなどを見ていたので、迷わず買えました。
空港からヘルシンキ駅までABCゾーンで4.10ユーロです。
電車に乗ると、思わぬことが起りました。
行き先に「Helsingin rautatieasema」がないんです。
心配になって乗っている女性に英語で聞くと、この電車でいいと言われました。
でも、行き先が…。
ここで閃きました。電車の場合、中央駅は「Helsinki」なんですよ。
アナウンスで「Helsinki Central Station」って言ってました。
「Rautatieasema」はトラムや地下鉄の駅なんです。
後でこのことを話すと、友だちも迷ったそうです。
私たちだけがわからなかったのかしら?

ヘルシンキ中央駅に着いたのが五時過ぎ。
お腹がすくかもしれないと思いキオスクでヨーグルトとクロワッサンサンドを買いました。
カードを使うと、日本語で指示されましたが、キオスクと空港以外では日本語表示はでないようです。

ホテルの部屋はツインでバスタブのついている部屋です。
しかし、バスルームのシンクの排水が悪く、ちょっと心配。
友人はイギリスから来たのですが、夜の11時過ぎにホテルに着きました。

【第二日目】


ちょっと薄曇りの朝。中央駅付近に人はそれほどいません。
まず最初にアテネウム美術館に行きました。
2019年に国立西洋美術館で日本とフィンランドの外交関係樹立百周年記念として開催された「モダン・ウーマン―フィンランド美術を彩った女性芸術家たち」展で印象的だったヘレン・シャルフベックの絵があるということで、最初に行くことにしました。
入館料は22ユーロで、特別展のエーロ・ヤルネフェルト展にも入れます。
財布以外の荷物をロッカーに入れてしまい、後で困りました。
せめて携帯を持っていれば、好きな絵を写真で撮れたのに。
そんなわけで、この美術館の詳しい情報はこちらのブログでご覧下さい。
ヘレン・シャルフベックの絵は数点しかなく、それもあちこちにあるので、ウォーリーをさがせ!状態でしたww。
子どもたちを描いた絵が可愛くて、好きです。
エーロ・ヤルネフェルト展はそれほどの規模ではないだろうなんて思っていたら、とんでもなかったです。展示されている絵画が多すぎです。
彼の後期の風景画が気に入りました。さすが雪国の人。雪の描き方が上手いです。
腰が痛くなってきたので、最後の方の肖像画は飛ばしました。
友だちとの待ち合わせまで後10分というところで、足と腰にきたので見るのを諦めてカフェに入り、カプチーノ(4.90ユーロ)を飲みました。
初めてのフィンランドのカプチーノは美味しかったです。
カフェは美術学校時代には彫刻のギャラリーだったそうです。

美術館の後はエスプラナーディ公園へ。


銅像の頭の上にカモメがとまっています。
カモメは人の頭の上が好きなんでしょうか。


かわいいわんこがいました。オペラ座の怪人風なので、名付けて仮面わんこ。
この公園は小さいですが、芝生があるので、寝そべったり、ピクニックしたりするのがよさそうです。

ヘルシンキといったら、ヘルシンキ大聖堂でしょう。


雲が多いですが、雨は降りませんでした。
ここの階段を上るのは嫌でしたが、仕方なく上りました。
意外と上りやすく、筋肉痛にはなりそうもありません。(なりませんでしたよ)
実はこの階段を上らなくても、教会に行けます。
足が不自由な方は左側の通りから行ってみてください。
そうでない方は階段を上りましょうね。


階段上から見た元老院広場です。
教会の入り口に夜の7時からパイプオルガンのコンサートが開かれるというポスターがあったので、行ってみることにしました。

お腹が空いたので、マーケット広場とオールド・マーケットホールに向かいます。


海辺はいいですね。晴れてきました。


この船がスオメリンナ島へ行くのでしょうか。
マーケット広場にはベリー類や食べ物を売っている屋台のテントがあります。


日差しが強く、暑いので、オールド・マーケットホールに入ってみることにしました。
この中に食料品や食べ物を売っているお店が入っています。
サーモンやトナカイ肉なども売っています。
ちょうど真ん中にあるStoryというお店でサーモンスープランチ(16.90ユーロ)を食べることにしました。


たっぷりとたくさんのデルやサーモン、ジャガイモが入ったスープです。
これだけでお腹がいっぱいになりましたが、ちょっとわたしには塩辛かったです。

夜にパイプオルガンを聞きにいくので、エスプラナーディ公園に戻り、マリメッコなどのお店を覗いてから、デパートのストックマンとソコスの地下にあるスーパーを見学に行ったついでに夕食を買うことにしました。
そうそう、帽子を忘れたので、買いました。(しかし、最終日になくしてしまったのです(>o<)。馬鹿なわたし)


ストックマンではスーパーに行くまでの間にペットショップがあり、わんこたちに音のするおもちゃを買いました。フィンランド製ではなく、中国製でスウェーデンの会社のものです。


スーパーにサーモンのお寿司が売っています。大体12〜13ユーロぐらいでした。
醤油がついていませんが、このまま食べました。

カード決済では、フィンランド語、スウェーデン語、英語のどれでするかと聞かれます。
英語が3番なので3番を押すと、決済できないことが多いです。何故なのでしょうね。


少し休んで、パイプオルガンを聞くために、再度ヘルシンキ大聖堂に行きました。
道を間違えたおかげで、階段を上らずに行くことができましたww。
オルガニストは井上圭子という日本の方です。

<Program>
NICOLAS DE GRIGNY      Récit de Tierce en taille
CÉSAR FRANCK             Choral No.1 E-dur
THÉODORE DUBOIS       Toccata
HARRI VIITANEN             Images d'oiseau
LOUIS VIERNE                Cathédrales ("Pièces de Fantasie")
                                      Hymne au soleil ("Pièces de Fantasie")

10ユーロで1時間の演奏会でした。
「Images d'oiseau」という曲を作った作曲家のHARRI VIITANENさんが来ていました。
パイプオルガンの音色の多彩さが印象的なコンサートでした。鳥の鳴き声もオルガンで描けるんですよ。
夏のこの時期にはヘルシンキ市内のどこかの教会でパイプオルガンのコンサートがほぼ毎日開かれているようです。
興味のある方は是非行ってみて下さい。
前売り券を買わなくても、その場で入場券が買えます。もちろんカード払いもできます。