「LOVE オスロ、3つの愛の風景」を観る2025/10/02

久しぶりに渋谷に行って来ました。
駅の建て替えが進んで乗り換えに時間がかかるようになり、通勤するのが嫌になってから大分経ちます。
インバウンドの人たちが来る前から混んでいましたが、今はどうなのか心配でした。
でも、映画館が駅前に移っていたので、人混みの中を長く歩かなくてよかったです。
駅前の交差点では噂通りに写真を撮っている人たちがいましたが、赤になるとすぐに歩道に戻っていたので、前よりはお行儀がよくなったみたいです。
歩いている人の7割ぐらいは外国人です。
電車は混雑するのでバスを利用しましたが、観光客らしいひとグループが乗って来て、これ以上増えないでくれと思いました。
それにしても都心の物価は高くなっていますね。
外食はもう少し値上がりしたらできなくなりそうです。
今年のハロウィーンがどうなるのか、色々な意味で楽しみですww。

ノルウェー映画で、原題は「Kjærlighet(愛)」。


泌尿器科の医師、マリアンヌは前立腺がんの患者に手術のことを説明した後、男性看護師のトールに患者が手術のことをよく理解していないようだと告げられる。

仕事の後、友人から誘われ、フェリーに乗り島に行く。
フェリーにトールが乗っていて、二人は患者のことを話す。
トールと別れ、友人がマリアンヌに紹介したいと言っていた地質学者オーレの家に行く。
彼は離婚していて、元妻と娘が近所に住んでいる。
娘は両親の家を行き来している。
マリアンヌは彼に少し興味を覚える。

帰りのフェリーで、マリアンヌはトールと再会する。
彼は眠れない夜にフェリーに乗り、マッチングアプリでフェリーに乗っている男性を探し、会うという。

マリアンヌはオーレに興味はないとは言うが、フェリーに乗り、彼に会いに行く。
泊まらずに帰った夜、フェリーでマッチングアプリを使ってみると、一人の男性がいた。
マリアンヌは彼と話してみる。

トールはフェリーで出会った男性のビョルンが、偶然彼の病院で前立腺がんの手術をしたことを知る。
術後の彼をサポートしたいと思うが、看護師の仕事を逸脱しないか心配で、マリアンヌに相談する。
トールはビョルンに手助けが必要なら連絡してくれと言って電話番号を教える。

果たして二人の愛の行方は・・・。

前立腺がんの術後のことは、はっきり言って女性にはわからないことが多いです。トールは男性で、ゲイでもあるので、手術をした後の患者のことがわかるので、マリアンヌに教えてあげ、マリアンヌもちゃんと受けとめました。
映画を見ていて思ったのは、医師と看護師だからあけすけにセックスの話ができるのでしょうか。
それともノルウェーでは当たり前のことなのでしょうか。
日本人は未だに性の話はタブーですものね。
10代、20代の若者は前よりも話せるようになっているのかしら?

マリアンヌの友人でオスロ市に勤めるハイディが市庁舎の説明をしていましたが、あまりにも極端な説明にびっくりしました。
なんでもLGBTsに結びつけていませんか。
それに市の何周年目かのお祝いにするイベントを考えているのに、亡くなった人の話を聞いた途端にイベントにお金をかけるよりも、もっと有意義なことにお金を使おうと方向転換したりと、面白いキャラの女性ですね。
彼女のおかげで映画が深刻になり過ぎず、よかったですけどww。

マリアンヌとトールはとても真面目に人生と向き合っている人たちです。
彼らは心から信頼できる人と出会いたいんです。
マリアンヌは思い切ってマッチングアプリを使ってみますが、そんな関係は空しいばかり。
フェリーで会う女なんて「無料の売春婦」だという既婚男性、あんたのことよ。
私は殴ってやりたくなりましたが、マリアンヌは優しいですね。何もせずに帰らせるんですから。

「DREAMS」は少女、「LOVE」では愛に悩む大人の男女を描いています。
「SEX」はどうなんだろうと思ったのですが、残念ながら、夜に上映するので見られません。
近くの映画館でやりそうなのですが、来年の忘れた頃になりそう。
北欧の映画は映像、特に風景が美しく、会話も興味深くてくせになります。
アメリカ映画に飽きた方におすすめします。

「DREAMS」よりも聞き取れたノルウェー語の単語が増えたような気がします。
スウェーデン語を独学でやり始めたのですが、ノルウェー語とスウェーデン語は同じ北ゲルマン語派なので、とても似ています。
両言語共に英語やドイツ語と似た単語が出てきます。
曜日がほぼいっしょで、月は英語がわかれば推測できます。
問題は発音です。私は耳がよくない(病気ではないです。単に能力が低いんです)ので、聞き取りと発音が超苦手なのです。といって読むのも得意じゃないですが。
老後の楽しみということにしていますが、真面目にやり始めると時間が足りないです。

映画館での上映は終わりますが、もし見る機会があったら見てみてください。
特に「DREAMS」は主役の女の子が可愛く、オスロの夜景が綺麗なのでおすすめします。


コメント

_ ろき ― 2025/10/02 15時46分15秒

渋谷、そんなにインバウンド多いですか。
フィンランド語の先生に、オーバーツーリズムじゃないですか?と聞いたら、「全然。ぜひ来て」とのことですw

この映画も印象深いですね。トールはきめ細やかで、良い看護師。マリアンヌも真摯に受けとるし。
『Sex』を観るころにはノルウェー語がもっとわかるでしょうね。

_ coco ― 2025/10/03 06時43分45秒

ろきさん、バスから見た感じは多かったです。交差点なんか動画を撮りながら歩いています。何がいいのか。マナーが良ければウエルカムですが。

果たして「SEX」は見られるでしょうか?

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