横山起也 『針ざむらい』 ― 2025/12/27
『編み物ざむらい』、『お茶漬けざむらい』に続く新さむらいシリーズ。

糸原佐武朗は広島藩の山中のたたら場を回って検分する鉄徒目付だ。
ある日、山から屋敷に戻ったばかりの佐武朗に親友の黒部新右衛門が訪ねてきて、誰にも渡さないようにと三冊の帳面を預けて帰っていく。
翌朝、黒部家に寄ってから登城しようとした佐武朗は、新右衛門の父、黒部伊右衛門から新右衛門が町はずれの竹藪で亡くなっていたことを聞く。
身体には剃刀でそいたような傷や服ごと肌を鋭く切り裂くようなひどい傷跡があったという。
そこに下目付の門野鷲蔵が現れ、佐武朗は番所に引ったてられそうになる。
佐武朗は新右衛門が言った「誰にも」は役人や藩の上役という意味かもしれないと推測し、日記を守るためにその場から逃げ出す。
一年後、佐武朗は江戸の神田鍛冶町で「針研ぎ かぐら」を営む浪人となっていた。
新右衛門の仇のうちの一人が江戸を拠点としていると聞いたからだ。
声聞師の青の釣り針を研ぐ仕事をしてから、佐武朗の運命は変わっていく。
果たして佐武朗は新右衛門の仇を取ることができるのか…。
横山さんは「〇〇ざむらい」シリーズをこれからも続けて書いていくことにしたのでしょうか。
それにしても「編み物ざむらい」シリーズがまだ終わらず、「お茶漬けざむらい」シリーズが今年出たばかりなのに、新しいシリーズを始めるなんて、ちょっと心配になります。
今時の出版事情では一つのシリーズをじっくり書いていくというのはできないのでしょうか。
作家さんには他のシリーズを書くことはブレーンストーミングみたいになっていいのかもしれませんね。
どうせなら次々と新しい「〇〇ざむらい」を開発していって、全員でひとつのお話に出演というのもいいかもww。
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