ミリアム・テイヴズ 『ウーマン・トーキング ある教団の事件と彼女たちの選択』 ― 2026/04/04

たまたま神明宮に行った時に見た光景です。

本殿から出てきた神主さんたちが北野神社の前でお辞儀をしていました。

毎朝、各神様のところに行ってご挨拶をしているのでしょうか。
第95回アカデミー賞の脚色賞を取った映画「ウーマン・トーキング 私たちの選択」の原作を読んでみました。
映画はまだ見ていませんが、そのうちに見ようと思います。

2005年から2009年の間、人里離れたメノナイトのコロニー「モロチナコロニー」で、朝起きた少女と女性の体に痣や出血が見つかるという出来事が相次いだ。
それは彼女たちの罪に対する亡霊や悪鬼による罰とされたが、実はコロニーの八人の男たちが家畜用の麻酔薬を使って被害者を昏倒させレイプしていたのだ。
八人は教会の牧師ペーターズによりコロニーの小屋に何十年か監禁する刑罰を計画されたが、それでは命が危ないので、警察に逮捕させられて街に連れていかされた。
コロニーの残りの男たちは犯人が審理の開始を待つあいだモロチナに戻れるようにと、街に保釈金を払いにいった。
モロチナの女たちは男たちがいない二日間のあいだに自分たちの身の振り方を決める話し合いをするために集まる。
オーガスタは男だが、女性会議の書記係になる。
彼の一家はモロチナコロニーの教会を破門され、英国に渡っていた。
英国で教育を受けた彼だが、モロチナに戻ることにし、許されて教師をしている。
女たちは読み書きができないので、彼が頼まれて会議の記録を書くことになったのだ。
女たちは子供たちを守るために、未来を決めなければならない。
何もしないか、留まって戦うか、それとも出ていくか。
はたして彼女たちの下した決断は…。
*メノナイトとは十六世紀のオランダ、スイスのアナバプティスト(再洗礼派)の流れをくむプロテスタントの一派。暴力を用いない抵抗と融和、平和主義を主張する。(本文より)
ボリビアのメノナイトのコロニー、「マニトバコロニー」で実際に起こったことを基にして書かれた小説です。
(詳しく知りたい方は「幽霊に犯されたボリビアの女性たち」という記事をお読みください)
どんな暮らしをしているのか、写真がありました。
(「getty images」の検索に「メノナイト」と打ち込むと見られます)
ボリビアには約六万人のメノナイトがいるそうです。
彼らの99%はカナダからの移民で、1920年代に子供の英語教育から離れるため、メキシコに移り、その後1960年代にメキシコの近代化が進んだために、ボリビアに移住しました。
半数が保守的なメノナイトで、トウモロコシや大豆を育て、それを家畜の餌にし、その家畜を売って生計を立てているそうです。
公教育は拒否し、男子は七年間、女子は六年間の小学校教育のみで、女性や子供たちは、ほとんで外出することはなく、コミュニティ内で孤絶した生活を送っています。
ボリビア政府は彼らが真面目な農民なので、彼らに自国の農業を託すために彼らを受け入れたそうです。
家父長制度が強硬なコロニーなので、牧師が権力を持ち、女性たちは家畜以下ともいえそうな扱いをされています。
本の中では女性たちが話し合い、自分たちの未来のために立ち上がるということが感動的に描かれていますが、「幽霊に犯されたボリビアの女性たち」という記事を読むと、現実はそれほど甘くはなかったことがわかります。
事件発覚後コロニーを出た人がいるかどうか。
未だにレイプは続いているらしいです。
識字教育は人間として生きていく上で必要最低限なことだと思いました。
なんか胸糞悪くなる事件ですねぇ。
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