読んだ文庫本(日本文学)2026/04/13

読んだ文庫本が溜まってきたので、まとめて紹介します。


藤ノ木優 『コウノトリとんだ』
創世大学の助産師課程を卒業した守谷まゆは母校の横浜病院産婦人科病棟に就職する。大学では優秀な成績を修めたまゆには助産師として働くには重大な問題がある。子供が生まれる場面に直面すると、迷走神経反射を起こして気を失ってしまい、出産介助ができないのだ。
初出勤の日、まゆのプリセプターとなった鎌ヶ谷亜美はまゆに「あなたは助産師に向いていない」と告げる。しかし、その後、まゆが真摯に仕事に取り組む姿を見た鎌ヶ谷はまゆから生い立ちを聞き、まゆが過去のトタウマを乗り越え、出産介助ができるようにサポートしていく。

藤ノ木さんは産科医なので、ここに書かれたことは実際に起こったことでしょう。
知らなかった産婦人科のことや出産時のことなどを知ることができます。
本に出てくる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」はもともとは2000年にドイツのハンブルクの保育園で始まったそうで、日本とドイツの違いが興味深かったです。
行政が積極的にベビークラッペ(Babyklappe)の活動を支援しているドイツでは今や100箇所を超えるそうですが、日本には熊本県の慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」と2025年3月に東京の賛育会病院に設置された「いのちのバスケット」の2箇所しかないようです。

江上剛 『ハリー亭の穏やかな日々』
ハリーはロンドンで生まれ育ったイギリス人。26歳の時にイギリスの大手銀行の日本支店勤務を命じられて東京にやって来てから三十年。十六年前に入行してきた優子とできちゃた結婚をした。娘が小学生になるのを契機に二人とも銀行を辞め、ハリー亭というイギリス料理店をオープンした。
ハリー亭においしい料理を食べに来るご近所さんたちだが、ハリーが銀行に勤めていたことから金融知識が必要な相談事を持ち込む人もいる。
さて、ハリーはどうやって相談事を解決していくのだろうか。

イギリス料理ですから、定番のローストビーフ、チキンスープ、ローストポーク、フィッシュアンドチップス、ビーフ・シチュー、サンドイッチ、イギリス風カリーなどがハリー亭で供されます。
胃の調子の悪い私はチキンスープ以外は失礼させていただきますw。
犬のタロウがかわいいですが、まあ、読まなくてもよかったかな(ゴメン)。

小湊悠貴 『若旦那さんの「をかし」な甘味手帖 北鎌倉ことりや茶話3』
秋月都は家事代行サービスのスタッフだが、都のお客である北鎌倉の花桃屋敷の離れで営む「ことりや茶房」で、月に二回、アルバイトをやることになる。都のアルバイト初日、ラストオーダーが終わっているというのに一人の女性客がやって来て、都の接待に対して難癖をつける。彼女は羽鳥一成の兄・柊一の店「翡翠堂」の関係者で、一成に話があったようだ。
別の日、友だちと会った帰り道で都は一成と偶然出会う。二人で明月院に行き、紫陽花を鑑賞していると、一成は兄とのことを話し始める。
そんな頃、一成は料亭の若旦那の志貴から内輪の茶会で出す若鮎を頼まれる。
茶会には父から教わった通りの製法で作った若鮎を提供したが、その茶会に柊一が現れる。若鮎を食べた兄の感想が気になる一成。
その頃、都の部屋のクーラーが壊れ、一時、花桃屋敷にお世話になる。一成の姉と彼女の娘もいっしょに泊まることになり、夏合宿みたいだとはしゃぐみんなだった。
一成は成り行きで柊一の弟子の手伝いをしてしまうが…。

「ことりや茶房」のアルバイトの陸君はホテル猫番館のパン職人、沙良さんの弟です。うれしいことに彼女が最後に登場します。
和菓子が好きな方が読むと、食べたくなりますよ。
そろそろ都と一成の恋バナを読みたい頃です。
楽しみに待ちましょう。


<この頃のヨーキー>


持って来いをやらなくなっていたのですが、またやり始めました。


ボサボサですが、可愛いので許してくださいww。これでも60歳です。


やる気満々のヨーキーです。

コメント

_ ろき ― 2026/04/14 04時04分57秒

「イギリス料理専門」レストランってあまりないですね。午後はアフタヌーンティーも提供すれば、流行るかもしれませんね。
夜は毎日同じものを食べにくるイギリス人客ができそうw

和菓子は美味しそうですね。芸術です。

ヨーキーくん元気そう、還暦(?)にはとても見えませんよ。

_ coco ― 2026/04/14 06時35分44秒

このレストランは都心じゃなく、住宅街にあるのでご近所さんが常連です。
イギリスのご飯はまずいと知られているので、料理だけでは難しいでしょうねw。でもこのお話では流行ってます。

ヨーキーは五月蝿いです。今朝はパパを見送るために部屋から脱走してました。
今イチゴを食べていますが、兄がくれと鼻を鳴らしています。
静かに食事をさせてくれー。

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