リース・ボウエン 『貧乏お嬢さま、空を舞う』2014/06/27

「英国王妃の事件ファイル」シリーズの三作目。


ラノク公爵令嬢ジョージ―は、ロンドンの暑さとメイド仕事の激減に困っていました
涼しいスコットランドに戻りたいとは思うのですが、意地の悪い兄嫁のことを思うと決心がつきません。
ひょんなことからエスコート・サービスを思いつくのですが、売春婦と勘違いされてしまい、たまたま現れたダーシーに助けられます。
その次の日、ロンドン警視庁に呼び出され、誰がちくったのかエスコート・サービスは止めさせられ、殺されたメイドが彼女宛の手紙を持っていたため事件に巻き込まれないようにとスコットランドに戻されてしまいます。

スコットランドでは予想に反して、兄嫁のフィグに暖かく迎えられます。
兄のビンキーが事故で怪我をした上に、ラクノ城にはアメリカからの客人と野蛮な従妹が居座っており、フィグは困っていたのです。
フィグのために客人をなんとかして追い出そうと色々なアイディアを思い付くジョージ―でしたが、山登りをしている時にザイルが切れ危うく死にそうになります。
ビンキーに引き継ぎジョージ―までも危ない目に。
一体誰が何のために王位継承者下位の自分のような者を狙っているのか、疑問を持つジョージ―。

そうこうするうちに、狩りの最中に人が死んでしまいます。

イギリスのお城をいくつか見ましたが、ああいう所に昔の人たちはよく住んでいたなと思います。
寒くてどうしようもなかったと思います。
どうやって暮らしていたのでしょうね。
優雅そうに見えても貧乏貴族の暮らしは大変です。
ジョージ―はいつお金の心配をしないで暮らせるのでしょうね。

ジョージ―は次はヨーロッパ大陸に行くそうです。
一体誰が連れて行ってくれるのでしょう。
お金がないからジョージ―一人では行けませんもの。

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