「ハムネット」を観る ― 2026/04/15
2020年刊行の北アイルランドの作家マギー・オファーレルの小説「Hamnet」が原作で、英国女性小説賞と全米批評家協会賞を受賞している。
映画は第98回アカデミー賞で計8部門にノミネートされ、アグネス・シェークスピアを演じたジェシー・バックリーが主演女優賞を受賞した。

アグネスは毎日、森の中の洞窟の近くで薬草を集めたり、鷹を呼び出したりしていた。
町の人々は彼女のことを森の魔女の娘で、その魔女から薬草の知識を教わったと噂していた。
革手袋屋の息子のウィリアム・シェイクスピアはアグネスの家でラテン語の家庭教師をして父親の借金を返済していた。
ウィリアムはアグネスに興味を持ち、生徒そっちのけで森まで彼女をつけていき、知り合いになる。
二人は関係を深め、やがてアグネスは妊娠する。
アグネスの家族は彼女を勘当したので彼女はウィリアムの家族と同居し、急いで結婚する。
アグネスは森で娘スザンナを出産する。
父の仕事を手伝うことに嫌気がさし、自暴自棄になったウィリアムを見て、アグネスは彼をロンドンに行かせる。
また妊娠したアグネスは双子のハムネットとジュディスを出産する。
11年後、ウィリアムは成功し、ロンドンで暮らし、時折家に帰ってくる生活を続けていた。
やがてペストが流行し、ジュディスがペストにかかる。
アグネスは必死でジュディスを助けようとする。
ハムネットはジュディスを励まし、死神を欺くために自分がジュディスの代わりになると言い、いっしょにベッドに寝る。
ジュディスは回復するが、ハムネットは亡くなる。
急いで帰ってきたウィリアムはハムネットが亡くなった後に家に辿り着く。
ハムネットの死に悲嘆にくれるアグネスはウィリアムを責める。
ウィリアムは『ハムレット』を書き、グローブ座で上演する。
その噂を聞き、憤慨したアグネスは弟のバーソロミューといっしょにウィリアムに会いに行くが、ウィリアムは家にいなかった。
二人はグループ座で『ハムレット』の初演を観に行くことにするが…。
映画の最初に「イングランドのストラトフォードでは「ハムネット」は「ハムレット」と同じ名前だと考えられていた」と紹介されています。
原作が英国女性小説賞を取っているということですが、残念ながら映画からは何故女性小説賞を取ったのかがわかりませんでした。
映画の中のアグネスは最初は風変りだけど自立した女性だったのですが、ハムネットが死んでからの彼女はウィリアムでなくともうんざりする女性に成り下がってしまいました。
映画では彼女が何を考え、何を思っているのかがあまりよく描かれていなかったように思います。
自分が望んでウィリアムをロンドンに送り、別居生活を続けていたはずなのに、ハムネットが亡くなってから一年が過ぎているのに、なんでそんなにウィリアムを責め続けるのかと思いました。
本の『ハムネット』を読んでみるとアグネスの気持ちが理解できるかもしれませんね。
グローブ座が史実に基づいて作られているのでしょうか。
当時は舞台の前に一般の観客は座らず、立って見ていたのですね。
舞台と観客の距離が近いので役者も大変です。
アグネスのような観客もいたでしょうから、さぞやりずらかったでしょう。
「ハムレット」の最初の場面、父親の亡霊が現れる場面では舞台照明がなかったので、変な格好で笑っちゃいそうですねw。
まあ、グローブ座が見られただけでも見たかいがありました。
簡単に言うと『ハムレット』が何故書かれたのかが描かれた映画です。
全体的に暗い映画で、特にお子さんを亡されている方は心して見に行ってください。
監督は「ノマドランド」のクロエ・ジャオで、ジェシー・バックリーは「ウーマン・トーキング」にも出演しているようです。
ハムネット役の子とハムレット役の役者は兄弟だそうで、道理で似ていると思いました。
「グッド・ドクター 名医の条件 シーズン3エピソード1~10」 ― 2026/03/31
やっと桜が満開になったと思ったら、天気がイマイチ。
今頃の季節にはよくあることですね。
Prime Videoで、いつのまにか「グッド・ドクター」のシーズン3が見られるようになっていました。
研修医三年目のショーン君がうまくやっていけてるのか、心配です。

ショーンは自閉症でサヴァン症候群で、聖ボナベントゥラ病院の研修医三年目。
人とのコミュニケーションが苦手だが、高い空間認識能力と豊富な医療知識で様々な手術のアイデアを提案している。
そんな彼に恋人ができる。病理医のカーリーだ。
初めてのデートは、ショーン曰く、「悲惨なデート」とはいうが、同僚たちが聞く限り、うまく行ったように思えるのだが。
同僚たちはもう二度とデートはしないと言うショーンに一つずつ段階を踏むように説得する。そんなわけで、外のデートは止めて、家でテレビを見て、キスして…。
手がかかるショーンです。
ショーンの周りの人たちはというと、リムとメレンデスのカップルはリムが外科部長になったため、どうも仕事がやりずらい。病院には別れたと嘘の報告をする。
アンドリュースは病院を辞めたが、リムに説得され、指導医として復帰する。
三年目の研修医も手術ができることになり、四人の研修医たち(ショーンとモーガン、パク、クレア)は誰が一番最初に手術できるか気になる。
特にモーガンのリムへのごますりとアピールがすごい。
ショーンはカーリーとのことで頭がいっぱいで、同期の誰が最初の執刀医になるなんか気にしていないw。
最初の執刀医に指名されたクレアのところに、アパートを追い出された母親のブリーズがやって来る。
ブリーズは双極性障害でアルコールとドラッグの問題もあるトラブルメーカー。
一週間で次の部屋をみつけるという約束でアパートにおいてやることにする。
クレアの手術デヴューは成功するが…。
モーガンには秘密があった。
それは彼女のこれからに関係すること。
何故、彼女は外科医であることにこだわるのか。
グラスマンはデビーと結婚することにし、市役所を訪れるが、土壇場で逃げ出す。
しかし、ショーンの言葉で彼は自分の気持ちに気づき、再度プロポーズをする。
互いのことをよく知らないで結婚したため、グラスマンはデビーとの暮らしに驚くことになる。
パクの大きな活躍はなかったのですが、彼は大人な態度でみんなに接しています。
担当した患者の手術をショーンに奪われても恨むわけでもなく、ショーンがパニクッても、彼のフォローに回るという、そんな彼に好感がもてます。
エピソード10でショーンはグラスマンとリアに付き添われ、故郷のワイオミングに帰ります。
父親が膵臓癌になり、最期にショーンと話がしたいというのです。
二人の再会はどうなるのでしょう。
患者たちも様々です。
認知症の夫にガンが見つかったという老夫婦、結婚式を挙げたばかりの妻にガンが見つかった新婚夫婦、今回、右目を摘出すると失明する少年、骨盤内にガンが見つかり、子供は持てるが、セックスはできないと言われたカップル、左肺全摘と診断された宇宙飛行士、痴漢から女性を助け、犯人にスケボーで殴られ、頬とあごの骨を複数骨折した男性etc.。
こういう患者たちとどう関わっていくのかも、このシリーズの見どころです。
後半がどうなるのか、続けて見ていきます。
「スカーペッタ シーズン1」を観る ― 2026/03/19
パトリシア・コーンウェルの「検屍官」シリーズはアメリカでは1990年、日本では1992年から出版されています。
アメリカでは昨年に29巻目『Sharp Force』が、日本では今年の2月に27巻目『怪物』が出ました。
私は24巻目の『烙印』まで読み、25巻目『禍根』は買ったのですが、途中で読むのを止めちゃったみたいです。
ドラマになってもいいのに、なかなかならないと思っていたら、やっと今年、「スカーペッタ」というタイトルで制作され、amazonのPrime Videoで配信されています。
主役のケイ・スカーペッタはニコール・キッドマンです。

ケイ・スカーペッタは故郷に戻り、再びバージニア州の検屍局長の職に就く。
FBIのプロファイラー、ベントン・ウェズリーと結婚していて、彼の家に住んでいる。
姉のドロシーは児童作家だが、優秀な妹に嫉妬し、対抗意識を持っているようだ。
恋愛依存症気味で、育児放棄をしたので、ケイが代わりに姪のルーシーを育てた。
現在は元殺人課刑事のピート・マリーノと結婚しているが、新居ができるまでケイたちの家に居候している。
ドロシーの娘、ルーシーは幼い頃から頭脳明晰で、天才プログラマー。マリーノと探偵事務所を開こうとしている。
彼女は同性愛者で一年前に夫のジャネットを亡くし、毎日、AIジャネットと会話をしている。
この頃のケイとドロシーの喧嘩の原因は、ルーシーが部屋にこもりAIジャネットと話してばかりいることだ。
検屍局でケイは居心地の悪さを感じている。
というのも、昔からいる秘書のマギーを雇い続けるように強いられ、代理局長だったレディが何かと出しゃばってくる。
そんな時に事件が起こる。
全裸で両手が切断された女性の遺体が見つかったのだ。
ケイは現場近くの線路に、潰れた1セントが置かれているのに気づく。
被害者はグウェン・ヘイニーという女性で、何故か自宅にマット・ピーターセンの指紋が見つかる。
マット・ピーターセンはケイが28年前に検屍局長になったばかりの頃に扱った事件の被害者女性の夫で、容疑者の一人だった。
あれは冤罪で、犯人は別にいるのか…。
ケイは当時、事件を捜査していたマリーノを法医学運用員に任命し、彼といっしょに事件を調査していく。
現在と過去が繋がって描かれています。
演じている役者が違うので、見間違えることはありませんので、安心してください。
若いケイ(ロージー・マキューアン)ははつらつとしていていいですね。
ニコール・キッドマンとの違和感はありません。
ニコールは何歳なんでしょうね。ベントン役のサイモン・ベイカーやドロシー役のジェイミー・リー・カーティスのお顔のしわがとても目立っているのに、彼女はツルツルのお肌ですw。
ベントン役はイケメン俳優(サイモン・ベイカーとハンター・パリッシュ)です。ベントンの母親が心理学者でしたっけ?
それに彼の嗜好が…。
一人ホテルで蚊取りラケットを振り回している姿が情けなくて、涙が出てきました(嘘よんww)。
マリーノが私が考えているマリーノとは全く違いました。
小説の中では、不摂生で太ってお腹がでた下品なイタリア野郎(失礼)という感じだったのに、ドラマではみんなのために料理までしてるし、ドロシーの毒舌に太刀打ちできないでおどおどしちゃう姿がかわいいし、色々とまずいことを言っちゃうこともあるけれど、マリーノはいい奴ではないですか。
(なんと、若いマリーノと中年マリーノは実の親子が演じてるそうです)
ケイの姉のドロシーは原作では妹でしたよね。
ジェイミー・リー・カーティスさんを出したいので、姉にしたのかしら。
ケイとドロシーの喧嘩はこのドラマの見どころかな?
そばにいる人たちは嫌になるでしょうね。顔を突き合せれば、いつも喧嘩になるんですから。
この確執の根はどこにあるのでしょうか。
父親のこと?
ケイの姪のルーシーは、私が覚えているのとは見かけが違うような…。
夫を亡くして、未だに哀しみに沈んでいるのですから、AIジャネットと話していても仕方ないかもしれませんが、ちょっと違和感があります。
ドロシーとAIの会話は面白かったけど、出す必要性があるかなぁ?
原作とは違ったところがありますが、ドラマ化するとなると仕方ないのでしょうね。
過去と現在が交差するよりも、過去から順番にドラマにしてくれた方が嬉しかったかも。
とにかく姉妹喧嘩が五月蠅くて、嫌になりますが、それ以外は問題はありませんので、あ、ちょっと話が分かりずらい所もあったかな。
でも、犯人がすぐにわかってしまいました。
面白いので、残酷な場面と、何度も書いちゃいますが、姦しい場面が平気でしたら、見てみてください。
「Scarpetta」Official Trailer
「À Table!~ノスタルジックな休日~ 第七話から第十三話」を観る ― 2026/03/09

台湾の子と卒業式について話しました。
日本では校歌と式歌を歌いますが、式歌は卒業生の選んだ歌になることが多いですよね。
「卒業ソング」と調べると、今年はRADWIMPSの「正解」が一位です。
台湾の卒業式では何を歌ったのかと聞くと、よく覚えていないそうです。
台湾に卒業ソングはあるのかと聞くと、紹介してくれたのが「風箏」という歌です。
2012年に高校を卒業する学生の一人が全国の卒業する学生たちに呼びかけて作った歌だそうです。
十五校、五十三人の学生たちが集まったそうです。
「風箏」とは「Kite(カイト)」のことです。
台湾では全国の卒業生たちが創作卒業ミュージックビデオを作っていて、2012年から全国コンテストが開かれているそうです。
日本では卒業ソングはプロが作っていますが、台湾では自分たちが作って歌っているのです。
日本の若者たちも自分たちで卒業ソングを作って、台湾の子たちと交流するといいかもしれませんね。
(「風箏」の日本語の訳つきはこちら)
さて、「À Table」の続きです。

<第七話>
ジュンは実家から野点セットを持ち帰っていたので、井の頭自然文化園にある茶室を借りて野点をしに行く。
井の頭自然文化園にいたゾウの花子の前でジュンとヨシヲは出会った。
時間を経たコンクリートの建物を愛でる二人。
帰ってから、吊り棚から見つけた蒸し器を使い、料理を作る。
<訪れた場所>
・井の頭自然文化園
<レシピ>
・とうふのオイル焼き
・カリフラワーと豚の木の芽あえ
・わかめの茶わんむし
<第八話>
浩子おばさんがフラッとやって来る。
ジュンが昔使っていた筆箱を持って来てくれたのだ。
おばさんと家に帰ると、ヨシヲは急に長野に戻ることになったという。
<訪れた場所>
浩子が見つけた善福寺公園の芝生の公園
<レシピ>
・スペインふうカレーごはん
・鳥の白ぶどう酒煮
二人が料理を作るのを眺めながら酒を飲む浩子。
「悲観は感情から来るけど楽観は意志から来る」by 浩子
<第九話>
浩子といっしょに直売所に行き、野菜を買う。
ジュンは浩子にヨシヲのイギリスにいるおばたちが日本に帰ってくると引っ越さなければならなくなると愚痴る。
浩子は「自分に起こる現象ってさ、結局いいことばかりだからさ」。「幸せって自分の気持ちが満ち足りていると思うこと。あんまりあれが足りない、これはダメって思わないで、もっと楽観的に考えればいいんだよ。なるようにしかならないんだからさ」と語る。
<訪れた場所>
・善福寺公園
<レシピ>
・しいたけごはん
・高野どうふのおらんだ煮
・ひき肉のあられだんご
ジュンは「人は会社の素質や風土に簡単に染まっていくけど、ヨシヲは染まらない」と浩子に言うと、浩子は「二人とも人となりが似ている。興味深いことが好きってことと思慮深いこと」と答える。
<第十話>
朝、長野から戻ったヨシヲは疲れているようだ。
古い百科事典を見ながら寝てしまった。
いつものように散歩をしていると、ジュンが通り過ぎる人たちに挨拶をするのを見て、驚くヨシヲ。
来週、イギリスからおばが帰って来るが、ヨシヲが長野から帰れない可能性が出て来た。松本で行われる販促イベントに出なければならなくなりそうなのだ。
ジュンはおばから引越の話が出るのではないかと恐れているが、ヨシヲはそうなったら考えようと答える。
<訪れた場所>
・善福寺公園
<レシピ>
・いりこごはん
・ちくわの柳川なべ
・高野どうふとかまぼこ、しいたけのたき合わせ
<第十一話>
翻訳家のおば、圭子が高校の同窓会に出席するためにイギリスから日本に一時帰国をした。ジュンはいっしょに日本民藝館に行く。
<訪れた場所>
・日本民藝館
<レシピ>
・ごぼうめし
・いわしのしそ煮
・こんぶとふきのつくだ煮ふう
圭子からヨシヲの昔の話とヨシヲたちに家を貸すことにした理由を聞いたジュンは長い家の歴史を思う。
<十二話>
圭子からまだしばらくはイギリスにいるつもりだ。ヨシヲたちにこの家をあずけてよかった。無価値と無意味は別のもの。この家は古くて価値がないかもしれないけど、私にとって意味のある場所だと言われる。
昔ヨシヲが食べたことのある料理を三人で作る。
<訪れた場所>
・武蔵関公園
<レシピ>
・うにごはん
・白身の魚のポーランドふう
<十三話>
相対性理論の本を読むジュン。そこにヨシヲが浩子が持って来てくれた筆箱を持って来る。ジュンは昔、友人に急に無視されたことを思いだす。
ヨシヲはジュンに旅行の思い出を話す。
「失敗したり、腹立ったことの方が覚えているけど、時間が経つと何故か楽しいよね。もやもやっていつのまにかどっかに行っちゃうんだよね」
<訪れた場所>
・武蔵野の森の「展望の丘」
<レシピ>
・ちりめんじゃこのおすし
・あじとじゃがいものかき揚げ
リボンを指に巻き付けて、ジュンとヨシヲは時間について思いを巡らす。
次の日、編んでいたポットカバーが出来上がる。ぴったりだ。
シーズン1に劣らず、いい雰囲気のシーズン2です。
相変わらずジュンとヨシヲの夫婦がいいですねぇ。
今回、ヨシヲさん、大分仕事でへこんでいましたが、頑張ってください。
それよりも長野と東京の二拠点生活が大変そうなんですが、お互いの仕事の都合がありますから仕方ないのでしょうね。
つくづく思ったのが、このドラマのようにお散歩できる公園の近くに住みたいということです。
しばらくは夫の仕事の都合で引っ越せないみたいですが、望みは持ち続けます。
いつになるかわかりませんが、次の引越まで体力を温存しておきますわw。
ドラマに出ていましたが、北海道の茶わん蒸しには本当に栗の甘露煮が入っています。赤飯に甘納豆みたいに、北海道の人は甘いものが好きなんでしょうかね。
当たり前に思っていたことが、別の場所に行くと違うということが面白いです。
「自分のものさし」や「自分の基準」が誰にでも、どこにでも当てはまるものではないという言葉に同意したシーズン2でした。
シーズン3、あるかな?
ジュンとヨシヲ夫婦を見たいので、是非作ってください。
そういえば、二人でお料理を作るのを見るだけで、自分で作ってみようとは思わないのは何故でしょうねww。
ドラマの雰囲気を味わってください。
「À Table」メインテーマ
「À Table~ノスタルジックな休日」のエンディングテーマソング
「À Table! ~ノスタルジックな休日~ 第一話から第六話」を観る ― 2026/03/08
2023年に放送された「À Table~歴史のレシピを作ってたべる~」の続編です。
前にPrime Videoでやってたのに見逃したので、また見られるのを待っていました。
前回は歴史料理研究家・遠藤雅司さんのレシピ本『歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる』を原案にして作ったドラマでしたが、今回は暮しの手帖社の『おそうざい十二カ月』と『おそうざいふう外国料理』が原案で、ジュンとヨシヲ夫婦がこの料理本に出てくる料理を作ると共に、東京近郊の静かで落ち着いた場所を散歩するというドラマです。
雑誌の「暮らしの手帖」は「商品テスト」が画期的で人気がありました。
今は奇数月ごとに出版されているようです。
ドラマで使われている二冊の本は今でも売られていますが、一冊4180円と微妙なお値段ですw。

<第一話>
大学職員のジュンは文学部から周年記念部へと異動しリーダーのポストについている。ヨシヲは相変わらず長野にある漬物会社で働いているが、この頃、リモートワークをするよりも会社に行くことが増えているのか、留守の日が多いようだ。
イギリスにいる家の家主であるヨシヲのおばが、来月、同窓会に出席するために日本に帰国することになる。
そろそろここの生活も終わりに近づいたかと思うジュン。
ヨシヲがおじさんの部屋の整理をしていたら、二冊の料理本、『おそうざい十二カ月』と『おそうざいふう外国料理』を見つけた。
二人は散歩から帰ってから、この本に載っているレシピの料理を作ってみることにする。
<二人が訪れた場所>
・大正時代に建設されたという三鷹の国立天文台。
<レシピ>
・たけのことわかめのたき合わせ
・とりと野菜のきんちゃく煮
・豆ごはん
ジュンは北海道出身。春に山にふきを取りに行き、ふきをストローにして味噌汁を飲み、やけどをするのが北海道あるあるだという。
<第二話>
上司が変わり、部下と上司の間に立ち、悩み多いヨシヲ。
<二人が訪れた場所>
・東京タワー
<レシピ>
・なまりめし
・そうざいふう 魚すき
・わけぎとあおやぎのからしあえ
ヨシヲの家が商売をしていたので、祖母がごはんを作っていた。祖母が作るのは昔の家庭料理で、ヨシヲはあまり好きじゃなかった。友だちから聞くハヤシライスとかハンバーグとかが食べたかったのだ。一度、オムライスを作ってもらったが、あまりおいしくなかった。残した皿をジッと見ていた祖母の横顔が忘れられないという。
<第三話>
ジュンは姪の大学生・沙良と会う。沙良は就職活動中。ジュンは沙良に自分の体験を話す。
一方、ヨシヲは昨夜遅く長野から帰ってきたので、一人で家で充電中。会社の人間関係で神経がすり減っている。
気分転換に家事を始めるが、家事は妻の基準に合わせているという。
<レシピ>
・イタリーふうとりごはん
・イタリーふう魚のあみやき
過去に戻れたらを考えているジュン。ヨシヲは特にないとは言うが…。
<第四話>
北海道のおじが亡くなったので、ジュンは四日間ほど実家に帰っていた。
親も年をとって頑なになった感じがするというジュン。
<二人が訪れた場所>
・阿佐谷にある釣り堀「寿々木園」
<レシピ>
・豚肉とふきとたけのこのうにまぶし
・ぜんまいの卯の花まぶし
・にんじんごはん
ジュンが古い「くらしの手帖」を眺めていると、昔、家にあったポットカバーの写真があった。編んでみようと思う。
<第五話>
ヨシヲは一人で散歩をしている。電車で嫌なことがあったらしい。会社でも…。
家に戻ると、ジュンは編み物をしている。
<二人が訪れた場所>
・神田川クルーズ
<レシピ>
・しいたけ丼
・かんぴょうと厚揚げのふくめ煮
・ひらめのボンファム
ヨシヲに「仕事、なんかあった?」と聞くジュン。
<第六話>
イスラム美術史の研究でイスタンブールに行っていた教授が日本に帰ってきたので、互いの家の中間地点で会う。
<教授と会った場所>
・神代植物園
<レシピ>
・しそごはん
・とりのハンガリアふういため煮
食後、トルコの伝統的おかし「ターキッシュデライト」を食べる二人。
ジュン曰く、「悩みは時間と共に去っていく」
「ふきをストローにして味噌汁を飲み、やけどをする」は北海道あるあるですか?
道産子の私はそんなことをしたことありません。
実はふきは今は食べられますが、小さい頃は嫌いで食べませんでした。
もっと言うと、味噌汁も苦手で飲まないようにしていました。飲んでも少しで、水で薄めていましたww。
給食の味噌汁が飲めなくて、すべて食べないと居残りさせられるので、少しだけ入れてもらっていたような…。
知っている場所や行ったことがある場所が出てきて、嬉しくなります。
天文台は毎日見学ができるそうで、入場料がいらないそうなので、今度行ってみたいです。
神田川クルーズがあるなんて、知りませんでした。
お花見クルーズなんかよさそうですね。
「センチメンタル・バリュー」を観る ― 2026/03/03
今日は雨。
昨日からなんとなく調子が悪かったのですが、朝方に咳が出てきて、体調が悪いです。
風邪の後の咳がなくならないので、病院に行きました。
病院は患者に老人が多いからか、風邪症状のある人は病院の外で診察します。
診察と言っても、医師とはビニールのスクリーンを挟んで話すだけです。
今回は喘息用の吸入器と前も飲んだ甘い咳止めシロップなどを処方してくれました。咳が止まるといいのですが。
映画は咳止めを使い、なんとか観ることができましたが、心配なのでしばらくは行かないかも。
原題はノルウェー語で「Affeksjonsverdi」。

ノーラはノルウェーのオスロで舞台俳優をしているが、未だ独身で妻のいる俳優と付き合っている。
いつも出番の直前にパニくり、舞台から逃げようとする。
しかし、いったん舞台に上がると、圧倒的な演技を披露する。
一方、妹のアグネスは歴史学者で結婚しており、9歳の息子がいる堅実な家庭を築いている。
ノーラたちの母親が亡くなり、追悼式に長年音信不通だった映画監督の父、グスタヴ・ボルグが現れる。
グスタヴはノーラに、15年ぶりに監督する、ノーラのために脚本を書いた、自伝的映画の主役を依頼するが、幼い頃に家族を捨てて出て行ったグスタヴに怒りと失望を感じているノーラは、脚本を読まずに断る。
グスタヴは映画祭で出会った人気アメリカ人俳優のレイチェル・ケンプを主役にして、元家族の住んでいた家で映画を撮り始める。
しかし、自分は役になりきれないと感じたレイチェルは撮影途中で、降板を申し出る。
ノーラと連絡が取れず、困ったグスタヴはアグネスに脚本を渡す。
脚本を読んだアグネスはノーラに会いに行き、脚本を読むように強いるが…。
久しぶりのノルウェー語で、大分忘れています。
辛うじて「Tusen takk」がわかりました(恥)。
寝不足で見に行ったので、レイチェルが降板を申し出る前の数分間の出来事がわかりませんww。
レイチェルは人気があるわりにおごらず、いい人でした。
エル・ファニングさん、可愛いです。
父親のグスタヴはちょっとひねくれた困った人です。
家族に対してもそうで、愛情の表し方が下手なんでしょうね。
9歳の孫の誕生日のプレゼントにとんでもないDVDを選んでいます。
「アレックス」と「ピアニスト」。
母親のアグネスはそんな父親を怒ることもなく、受け入れています。
菩薩か。
たぶん、DVDはすぐにどこかに隠したでしょうww。
ノーラとグスタヴは俳優と監督という芸術に携わる人ですから、似たもの同士で、互いをなかなか受け入れがたいのでしょうね。
最後は、まあ、いい感じですが、これからもすれ違いがありそうに思います。
出演者たちの心の葛藤はありますが、静かな映画ですので、私のように寝不足では行かないようにしましょう。
映像はきれいでしたが、内容的に私には刺さらない映画でした。
「SEX オスロ、3つの愛の風景」を観る ― 2026/02/20

二人の煙突掃除人がオフィスでコーヒーを飲みながら話をしている。
ひとりの男が自分の夢を語る。
トイレでデヴィッド・ボウイに出くわし、彼が自分を「女」であるかのように見つめていた。
その時、性欲を感じたというのだ。
それを聞いたもうひとりの男は、昨日、仕事先の客の男性と関係を持ったことを話し出す。
もちろん自分はゲイではないし、これからも男性と関係を持つことはないとは言っている。
だが、彼はその体験を妻に話したというのだ。
男と関係を持ったという夫の話を聞き、ショックを受ける妻。
それは夫が何と言おうが浮気だ。
ところが夫は自分はゲイではないし、今でも妻を愛している。
浮気ではない、ただのセックスだ。
浮気は裏でコソコソすることだ。
そう妻に言う。
しかし、妻にとってSEXは他の人と親密になるということで、その人を独占したいと思うものだ。
混乱に陥る妻。
夫が何と言おうが、妻との会話は平行線を辿る。
一方、ボウイの夢を見た男は夢が忘れられず、喉の不調を抱えるようになり、公演でソロで歌うため、ヴォイストレーナーのところに通う。
肌にも異常が現れる。
北欧では赤裸々に性の話をするのが当たり前なのですね。
夢の男の息子は友達の女子の生理の話を父親にしているしね。
そういう親子関係はいいですね。
でも、なんかこのお話、ピンときませんでした。
私が女だから、浮気男の妻と同じに理解できないのかな?
ノルウェーにはプロの煙突掃除人が本当にいるそうです。
映画では花嫁と花婿と一緒に写真を撮っていましたが、煙突掃除人は「幸運をもたらす存在」なんですって。
映画では家庭に不和をもたらしているのにねww。
【Trailer】
【本編映像(夢の話をする場面)と予告編】
<今日のおやつ>

春らしいピンク色のクッキーです。
甘いものを食べだすと、少し瘦せたのに、もとに戻りそうで怖いですわ。
「エンジェルフライト The Movie」を観る ― 2026/02/17
「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の続編。

ハロウィーンが近づいたある日、国際霊柩送還を執り行う会社「エンジェルハース」の社長、伊沢那美のもとに、八年前、キューバで乗っていたフェリーが沈没し、行方がわからなくなっていた恋人、足立幸人がメキシコで生きているかもしれないという知らせが届く。
すぐにメキシコに行くようにと会長の柏木が言うが、那美は頑なに固辞する。
そんな頃、次々と仕事が舞い込む。
一件目は、メキシコで交通事故で亡くなった女性。大企業の創業者の娘で、ミュージシャンの男と駆け落ち同然で日本を脱出し、世界各国を巡った後にメキシコに落ち着き、カフェを経営するが、借金のかたにカフェをとられてしまい、メキシコ人の経営するバーで働いていた。メキシコに来て三十年以上経つが、男と籍をいれていなかったため、日本で女の家族が葬儀を行うことになる。
二件目は、乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなった生後十ヶ月の赤ちゃん。日本人の母親はイタリア人の夫の実家の農園を手伝っていたが、日本に戻り里帰り出産をした。イタリアの祖母と両親に赤ちゃんを見せるために、イタリアへの送還を希望する。
三件目は、車いすで世界一周をしていたYoutuberの男性。オーストラリアのブルーマウンテンズまで辿り着き、次は日本に帰国するという時に、プールに落ちて亡くなる。
四件目は、東京に来ていた世界的ハリウッドスターが心臓麻痺で亡くなり、秘密裏にロスに搬送することになる。
社員のそれぞれが遺された遺族たちに寄り添い、死者との別れの後、彼らが前を向いて生きていけるように、ご遺体を家族のもとに送り届ける。
どのお話も涙なくしては見られません。
特に赤ちゃんのお話はつらいです。
ハリウッドスターのお話にはクスっと笑えましたがww。
前作とは違い、一話一話で区切りがつかないのが残念でした。
何故、映画になってしまったのでしょうか。
そうそう、那美と恋人との話、なくても大丈夫と思いましたが…。
映像の美しさではメキシコの死者の日、特に夜の風景が圧巻でした。
メキシコに特に魅力は感じていなかったのですが、死者の日に行ってみたいと思いました。
AmazonのPrime Videoが見られる方、是非見てみてください。
「テミスの不確かな法廷」シリーズを読む ― 2026/02/14

直島翔 『テミスの不確かな法廷』
安堂清春は任官七年目の裁判官で、本州のもっとも西に位置するY地裁に勤務している。
彼は周りに変わった人と思われている。
彼は十歳の時に発達障害、つまり人の気持ちを読み取るのが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)と衝動性がじっとしていることを許さない注意欠如多動症(ADHD)と診断されていた。
このことを知らない人にとって、彼の言動はこの上もなく不可解なのだ。
そんな安藤が受け持った事件は2つ。
一つはY市の副市長が襲われた詐欺未遂の傷害事件。
取り調べでは一度も否認したことがない被告人が法廷で起訴事実を否認した。
弁護士は面会しても被告人は何も訴えてこなかったという。
安堂は弁護人を解任するが、これは異例なことで、裁判官忌避の申し立てが出るかもしれない。
しかし、安堂は何かが気にかかったのだ。
安堂は動く。
もう一つの事件は、音楽教師をしている妻が数学教師の夫をメトロノームで殴り殺したという事件。
取り調べで、何故か妻は微笑みながら殺害を供述した。
気になる安堂。
直島翔 『テミスの不確かな法廷ー再審の証人』
安堂清春は任官して八年目の特例判事補。
今回、彼が扱う事件は三件。
一つ目は、顧客の貸金庫から七千万円もの現金を盗んだとして窃盗罪に問われた銀行員の裁判。
二つ目は、隣の引退した大学教授の飼い犬、「ハヤート」という名のサルーキに殺鼠剤を混ぜた餌を故意に食べさせ殺したとして、器物破損罪と動物愛護法違反の罪に問われた事件。何故か匿名申請が出されている。
三つ目は、娘の目の怪我の治療がうまくいかず、そのことで口論になり、眼科医を殴り殺し、殺人罪で服役していた男が冤罪を訴えて再審請求を繰り返していたが、意識不明の状態で見つかった。安堂は再審裁判を行うことにする。
自分の頭の中に浮かんだ違和感を、安堂は放ってはおけない。
「わからないことがわからないのは、わからないことがわからないからだ」
つきつめていくと、事件の別の顔が現れてくる。
私は一巻を読んだつもりで二巻を先に読んでしまい、一巻を読んでいないことに気づきました。
一巻よりも二巻の方が安堂のADSとADHDの様子が密に描かれています。
そのためか、二巻の最初の方が少し読みにくかったです。
自分も少しコミュ障的なところがあるんじゃないかと思っていましたが、安堂はそんなもんじゃなかったです。
「定型発達者」のような暮らしを維持していくことは、彼にとってとても大変なことだろうなぁと思いました。
この頃、発達障害の子どもが増えていると言われていますが、関わっている人たちも大変でしょうね。
安堂は家庭に恵まれなかったように思っていましたが、二巻の最後の章を読むと、どうもそうではなさそうに思えました。
父親にも何か深い考えがあったのではないのかと思ったのです。
続編で安堂の両親のことを書いて欲しいです。
最初の傷害事件で出会った弁護士の小野崎乃亜が安堂が安堂のいい理解者となっています。
彼女は土星人を理解できる変種の地球人なんでしょうかww。
なるほどと思ったのが、「いい思い出の倉庫」と「つらい思い出の倉庫」のことです。「いい思い出の倉庫」は開きづらいそうです。
そういえば私もつらい思い出の方をよく思い出します。
これからは頑張って「いい思い出の倉庫」を開けるようにしますわw。
NHK総合で「テミスの不確かな法廷」がドラマ化されて放送されているそうですが、AmazonのPrime Videoで見られることに気づきました。
ドラマでは安堂清春役が松山ケンイチで、小野崎乃亜役が鳴海唯です。
一話だけ見てみましたが、悪くはないなという感じです。
原作と役の性別が変わっていることがありますが、何か意味があるんでしょうか。
細かなことで違いがありますが、ドラマにすると仕方がないことなのでしょうね。
Prime Videoでいつまで見られるかわからないので、早めに続けて見ていこうと思います。
<バレンタインのチョコレート>
今年のチョコは、3つ。

上のチョコレートに紅茶が入っているのが本命チョコで、下のチョコはムーミンたちがかわいいので買ってみました。
咳用の甘いシロップやトローチとかのど飴をなめているせいか、ムーミンチョコを食べてみると…ダメでした。夫に食べてもらいます。
この他にクッキーも頼んでいるので、そちらは大丈夫かな?
だんだんと甘い物が食べられなくなります。
体にはいいかもww。
「ペンギン・レッスン」を観る ― 2026/02/06

兄犬は毎晩、ママのベッドのホットブランケットの上で寝ています。
犬用のレンジでチンする湯たんぽを用意したのに、カバーが気に入らないみたいで使いません。
前は寝ていると名前を呼んでも無視したのに、ママのベッドに行けるので、この頃はすぐに起きてきます。

朝はこんな風に寝ていて、起きなさいと言っても無視します。
ホカホカのベッドは気持ちいいので、出たくないのは人間も犬もいっしょですね。
また風邪をひいてしまいました。
今回はパパからうつされました。
パパが風邪やインフルエンザをひくと、ママにうつります。
ママがひいてもパパにはうつりません。
何故でしょう。
動物が出てくる映画は好きなので、見に行ってきました。
原題は「The Penguin Lessons」で、実在の英語教師トム・ミシェルが書いた小説『The Penguin Lessons (人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日)』が原作で、スティーヴ・クーガンが主人公のトム・ミシェルを演じています。

1976年、軍事政権下のアルゼンチンの名門寄宿学校に、トム・ミシェルは英語教師として赴任する。
町は爆発が起こったりと混乱状態だが、校内は校長の政治は持ち込まないという姿勢で一見平穏にみえる。
だが、生徒たちはまともにトムの授業を聞こうとはしない。
赴任早々、軍事クーデターの影響で一週間学校が休みになる。
トムはウルグアイに行くことにすると、ポーランド人の物理教師タビオもついてくる。
タビオがアルゼンチンに戻った日にトムはクラブで一人の女性と知り合う。
その女性と海岸を歩いていると、重油まみれのペンギンたちが大量に死んでいた。
その中に一匹、まだ生きているペンギンがいた。
トムたちはホテルにペンギンを連れていき、いっしょに重油を洗い流すが、女性はトムとペンギンを残して去っていく。
次の日、トムはペンギンを海に帰そうとするが、何故かペンギンはトムのもとに戻ってくる。
困ったトムはホテルにペンギンを置いて行こうとするが、地元警察に連れて行かないと逮捕すると言われ、仕方なく空港まで連れていくが、入国審査でも同様に連れて行かないと逮捕すると言われてしまう。
不本意ながら始めるペンギンとの同居生活。
やがて掃除婦のマリアと彼女の孫のソフィアにペンギンの存在を気づかれてしまう。
ソフィアはペンギンを気に入り、彼をファン・サルバドールと名付ける。
いつまで経ってもまともに授業を聞いてくれない生徒たち。
トムは思い切って授業にサルバドールを連れていく。
すると、生徒たちはサルバドールに夢中になる。
そんなある日、市場で買い物をしていたトムはソフィアと遭遇する。
彼女と話し、別れた後に、ソフィアは何者かに襲われ、車に連れ込まれ、どこかに連れていかれる。
トムはその様子を見ているばかりで、何もできない…。
かわいいペンギンとペンギンと戯れる子どもたちを見たいと思って見に行ったのですが、この映画で描きたかったことはそんなことではなかったです。
アルゼンチンでは1976年から1983年に「汚い戦争」と呼ばれた軍事政権による白日テロが行われ、沢山の人々が逮捕、監禁、拷問され、未だ三万人が行方不明だといわれています。
娘が亡くなってから、何事にも我関せずであったトムがサルバドールと出会ってから少しずつ変わっていきます。
彼の心が変化していくにつれ、授業も変わっていき、生徒たちの心に届くようになります。
うまく行き過ぎという感じがしますけど、まあ、いいでしょう。
子どもたちはペンギンが好きですものね。
ヨーロッパの国語の授業では詩を勉強することが多いのでしょうか。
トムはイギリス人なのでシェイクスピアやシェリーなどの詩が使われていました。
うまく行き過ぎ感は実はもう一つありましたが悲しい出来事もあるので、おあいこということでww。
最後に本物のサルバドール君がプールを泳ぐ姿が見られますので、楽しみにしてくださいね。
なお実際にトムがアルゼンチンの学校にいた時は23歳で、本を書いたのが63歳の時だそうです。
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