永井紗耶子 『木挽町のあだ討ち』 ― 2026/04/09

神社に行くと、八重桜が咲いていました。


久しぶりの青空。


河津桜、枝垂桜、ソメイヨシノ、八重桜と次々と違う種類の桜が咲いて、長く桜が楽しめます。


映画の「木挽町のあだ討ち」が評判らしいので、原作を読んでみました。
2019年から「小説新潮」に連載され、2023年に単行本が刊行され、2025年に歌舞伎舞台化、2026年に映画化されたそうです。


睦月晦日の雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助という一人の若衆が見事な仇討をやり遂げた。
相手は菊之助の父、伊能清左衛門の仇、博徒の作兵衛。

朗々と名乗りを上げ、作兵衛に一太刀浴びせ、返り血で白装束を真っ赤に染め、作兵衛の首級を上げた後、菊之助は宵闇に姿を消した。

あれから二年。
菊之助の縁者と名乗る武士が森田座にやって来る。
木挽町の仇討について知りたいといい、仇討の場にいた者たちに話を聞いて回る。
その際に彼らの来し方も聞く。

武士に語った者たちは、元幇間の一八、立師の与三郎、衣裳部屋で端役の女形、二代目芳澤ほたる、小道具係・久蔵のお内儀、お与根、戯作者の篠田金治の五人。

仇討に秘められた真実とは…。

この作品は第36回山本周五郎賞と第169回直樹三十五賞を受賞しているのですね。
話題になっていたのを忘れていましたw。

あだ討ちよりも、市井の人たち、五人の来し方が面白かったです。
武士というものは、わかってはいますが、どうしようもないですねぇ。
まあ、オチは途中で予測できましたがね。
ミステリというよりも時代劇です。
時代小説が初めてという方でも読みやすいと思いますので、是非、挑戦してみてください。
私は見ませんが、ついでに映画も見ると、小説との違いがわかっていいかも。


なんか、役者が私の想像と違っていますわ…。

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