読んだシリーズ物(時代小説) ― 2026/09/18

知野みさき 『祈る紫苑 上絵師 律の似面絵帖』
シリーズの十二作目。
一度流産した律だが、二度目の子の産み月が近づき、無理のないように仕事をやっていた。
両親の仇を討った後、仇の関係者が現れ、律は巾着に紫苑を十五輪描くように頼まれる。逆恨みされているのではないかと恐れる律だったが、無事に子は産まれるのか。
そろそろ終焉に向かっているような感じです。
上絵師という職業を女性が続けていくのは江戸時代では大変なことだったのですね。
しかし、律の仕事を支えてくれる家族がいて、幸せな最後になりそうな感じです。その前にひと騒動ありそうですが。
まさか、がないことを望みますが、どうでしょうねw。
終わる前に律が描いた歌歌留多や鞠巾着袋を見てみたいですが、どこかの博物館に似たようなものがあるかしら。
坂井希久子 『天地をつなぐ 江戸彩り見立て帖(五)』
呉服屋の塚田屋で「色見立て」をするお彩。京から来ていた跡取りの蘇芳が帰り、ゆっくりできるという時に、お内儀のお春の様子がおかしい。どうも子が欲しいらしいのだが、主人の苅安はなかなか本心を明かさないので、とうとうお春は京の実家に帰るとまで言い始める。
一方、色見立てでは、寿々屋のご隠居が、一年近くも引き籠っているという姪の息子の色見立てを、お春の生け花の師匠は、年初の挨拶に着る着物の下に着る白襦袢選びを、五代目市川海老蔵から舞台映えする格別な褞袍を作って欲しいと頼まれ、そして、山王祭の祭り衣装を頼まれる。お彩はどのようなものを選ぶのか。
益々繁盛している「色見立て」です。
火事があったとしても、なんとしても祭りはやりたいという江戸っ子の心意気がいいです。
この頃、お祭りに行かなくなりましたが、地方では昔のように屋台などが出て、盆踊りなんかも盛んなんでしょうか。
聞くところによりますと、盆踊りは有名ポップスやロック、アニメソングに合わせたダンスになり、進化しているのだとか。
家の近所で盆踊りはしていないのでわかりませんが、おもしろそうです。
時代小説は(たぶん)以下のものも読みました。
大分時間が経ってしまい内容を忘れているので、作者と題名のみ書いておきます。
風野真知雄 『後ろ前の死人~手下は犬だけ(二)』
『魔食 味見方同心(六) 恐ろしき究極の魔味』
髙田在子 『茶屋占い師がらん堂 すずの花札』
『まんぷく旅籠朝日屋 ふんわり紅白の鮭くんじょ』
有馬美季子 『小鍋屋よろづ公事控』
中島久枝 『おでかけ料理人 思い出の味を守っていく』
一年に何冊読んだのかという記録のために載せています。
決して本が面白くなかったというわけではありませんので、誤解なきようにお願いいたします。
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