連続テレビドラマ「くろねこルーシー」を観る2022/01/28

映画よりもドラマの方が短くていいので、面白そうなのを探してみました。
猫が出てくるので、カワイイかなと思って観たら、最後まで観てしまいました。
山本耕史さんは特に好きな俳優ではなく、あまり演技する姿を見たことがありません。この前ネットで「きのうな何食べた」で見たぐらいかな。
私が知っている以上に活躍しているのですね。知らなくてごめんなさい。


2012年に放映されたドラマです。
見ておわかりのように、黒猫は二匹います。
名前は「ルー」と「シー」。どっちがどっちだか私にはわかりません、笑。

主人公の鴨志田陽(山本耕史)は何故かよく黒猫に会う青年です。
「黒猫が横切ると不吉なことが起こる」などということを信じています。
今度で753回目なんて、数えているんですww。
というのも亡父(塚地武雅)が占い師で、こういう迷信なんかを信じていたんです。
幼い頃、そういうお父さんが大嫌いで、お父さんに敬語で話していました。
いつも暇を持て余して家にいる父のことを友だちに言うのが恥ずかしくて、父親の職業を偽っていました。

そんなある日、会社をリストラされた上に新しい会社も首になってしまいます。
母親(鷺尾真知子)が入院し、生まれたばかりの黒猫を二匹押しつけられ、猫の世話をするために入ったばかりなのにちょくちょく休みを取っていたからです。
猫の世話なんかしたことがないので、獣医さん(遼河はるひ)に泣きつきます。
半同棲中の彼女(京野ことみ)は猫アレルギー。なんと彼女、妊娠していました。
仕事を首になったことは話せず、結婚を申し込むこともできず、どっちつかずです。
そんな陽にハローワーク職員(工藤俊作)はズバッと覚悟が足りないと言います。

こんなどん底生活の中で思い出すのは父とのこと。
あんなに嫌いだったのに、何故か父のことが頭に浮かびます。

やがてルーとシーの世話も慣れてきました。
なかなか仕事が見つからないので、ひょんなことから占い学校に通うことにします。
そしてあんなに嫌いだったはずの父と同じ道を歩み始めるのでした…。

頼りにならない、気が弱そう、中途半端、覚悟がない…という陽を山本耕史は上手く演じています。コメディもいけるのですね。
のんびりとした大らかな彼女さんと息子に気兼ねしている優しいお父さんには猫同様癒やされます。
お母さんは意外と策士だったりして、笑。
他にも濃い俳優さんが出ていて、面白いです。

映画版もあるようなので、そのうち観てみます。
心がほっこりするお勧めのドラマです。

今野敏 『探花ー隠蔽捜査9ー』2022/01/27

題名の「探花」とは、科挙の最終試験の合格者で三番目の合格者のことです。一番目は「状元」、二番目は「榜眼」というようです。


竜崎伸也は警視庁大森署長から神奈川県警本部の刑事部長になっています。
五月の声を聞いた頃、横須賀のヴェルニー公園で遺体が見つかります。

ちょうどその頃、竜崎と同期の八島圭介が福岡県警から異動してきて警務部長となりました。
八島のことは名前と顔程度しか知らないし、関心もありませんでしたが、周りは違うようです。
どうも八島は入庁時の成績順位が一番だったらしく、未だにそれを鼻にかけているようです。
漏れ聞こえたことによると、二番が警視庁の伊丹刑事部長で竜崎は三番だったとのこと。
伊丹に電話をすると、彼はそれを知っていて、八島には何かと黒い噂がつきまとっていることを教えられます。

横須賀の殺人事件では刃物のようなものを持って逃走する白人男性の目撃証言がもたらされます。
米軍関係者が被疑者なら日米地位協定絡みで面倒なことになります。
海軍犯罪捜査局が動き出す前に、海軍犯罪捜査局か司令部のトップと会談することが必要になります。
八島は本部長ではなく刑事部長の竜崎が出向くべきだと言い出します。
竜崎は全権委任という条件で引き受けることにします。
しかし阿久津参事官は八島に何か他意があるようなのを気にし、八島には気をつけるようにと言います。
司令官との話し合いで、海軍犯罪捜査局から特別捜査官が派遣されることになります。

その日は横須賀に泊まることにし、妻の冴子に電話すると、息子の邦彦がポーランドの警察に逮捕されたかもしれない、ネットに逮捕されるところの写真が出回っていると告げられます。
邦彦は何をやったのか…。

署長よりも本部長の方が階級が上だそうで、竜崎は出世街道に戻っていますね。
階級では署長が「警視」、「警視正」で、本部長が「警視長」だそうで、竜崎は警視長なのかな?
ノンキャリアはここで終わりなのですが、竜崎は東大法学部卒のキャリア組ですのでその上があります。
「警視監」は定員38名で、トップの「警視総監」は定員1名です。
なかなか険しい道ですね。
なんか偉くなると、下々の者に任せることが多いので、物語的には面白くなくなりそうです。
やることといったらいかに同期を蹴散らしてトップまで駆け上がるかしか考えなさそう、笑。(もちろん私の知らない仕事がいっぱいあると思いますけど)
これから竜崎は権力闘争に巻き込まれていくのかしら?
八島が懲りずに何かやりそう。
竜崎はいつまでもぶれずにいて欲しいです。
次回の敵は大物でお願いします。


久しぶりの和菓子です。


新年を祝う「花びら餅」と桜もち。甘い餡子が美味しかったです。

読んだ本2022/01/25

まとめて読んだ文庫本を載せておきます。


井上理津子 『親を送る その日は必ずやってくる』
元気だった母親がやけどをして入院してから数日で容態が急変し、亡くなってしまいます。最期は見違えるほどの姿に…。享年79歳でした。
遺されたのは認知症を患っている84歳の元歯科医の父親。
しかし父も、家族で頑張って介護をしようとしてもできなくなり、老人ホームに入れますが、肺炎から心不全を発症し、母の死から四ヶ月後に亡くなってしまいます。

親の死というものは、急に来るものでもあり、ゆっくり来るものでもあり、それは選べません。どちらであろうとも、親がある程度の年齢になったら覚悟し、終末期の医療に関してのコンセンサスは家族間できちんとしておいた方がいいですよ。
あとがきにありますが、「百人いれば百通りの親の送り方」があるのです。
前に読んだ『いつか来る死』という対談集にも、「残された家族は何かしら後悔するんです。(中略)それは仕方のないことで、時間をかけて納得していくしかないんでしょうね」という言葉がありました。
これから親の死を迎える人や親を見送った人にこの言葉を贈ります。

小湊悠貴 『ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人5』
ホテル猫番館のパン職人・高瀬紗良が石窯を見に行った時に、製菓専門学校のクラスメイトの秋葉洋平とルームシェアをしていた愛美に再会します。
秋葉とは猫番館の専属パン職人の座を巡って争ったことがあります。
愛美とは彼女の彼氏とのことで喧嘩別れをして以来です。
気まずい思いをする三人。さて、どうなるのか…。

他に高瀬誠と本城宗一郎の馴れそめと、事務員の泉と友人のありさとのこと、
要とカメラについてのお話です。
いつも言っていますが、こんなホテルがあったら、マジに泊まりたいです。

秋川滝美 『おうちごはん修行中!』
総合建具会社の営業、和紗は健康診断でメタボ予備軍とされてしまいます。
これではいけないと奮起し、自炊をしようとするが、全く料理なんかしたことがないので、失敗ばかり。
そんな時に同期の営業で一番できる男・村越が料理でも張り合おうとします。
なんで村越までと思う和紗。
果ては村越のアパートで一緒に料理をするハメに…。

軽い恋愛物なので、じっくり本を読みたくない時にどうぞ。

つるみ犬丸 『おにぎり処のごちそう三角 家族を結ぶ思い出の食卓』
妻が亡くなり、創作料理店「秋雪」を続けていけなくなった衣川秋宗は料理から離れ、知らない土地でやりなおそうと思います。
引越した先の御石荘の一階に「おにぎり処バーベナ」があり入ってみたら、洒落た外観のわりに味がよくありません。
おにぎりに頼みもしない梅干しが入っていて、猛烈な吐き気が…。
バーベナの店主は御石荘のオーナーでもある御石桜子で、具の中身を間違えた男の子は夏樹だということがわかります。
桜子が間違えたお詫びにとランチをサービスしてくれましたが、どうも店は閑古鳥が鳴いている様子です。

ある日、夏樹の声が聞こえ、心配になった秋宗が店に行ってみると、桜子が顔面蒼白でうずくまっていました。救急外来に行きますが、問題はみあたらなく、経過観察で一日入院します。
そんなことがあったため、図らずも秋宗はバーベナでアルバイトとして働くこととなり、わかったことは、夏樹と桜子との複雑な関係でした。

おにぎりも美味しそうでしたが、それ以上に家族とは何かを考えさせられました。
秋宗が桜子と夏樹の仲を取り持つうちに、いつしか妻を亡くした悲しみが癒やされていきます。

つるみ犬丸 『おにぎり処のごちそう三角2 宴を彩る門出のお品書』
桜子のその場でおにぎりを握るというアイデアを活かした秋宗のおかげで、なんとかバーベナにもお客がつき、前途洋々かと思っていたら、桜子の父親が難物でした。
八月度の持続可能な売り上げを、前年比四十パーセントアップしなければ、閉店だと言い渡されたのです。
ちょうどその頃、前に創作料理の店を営んでいたビルのオーナー、川口さんがバーベナにやって来て、まだ店を前のままの状態にしてあるから、もう一度秋雪をやらないかと言われます。

子に苦労させたくないと思う親の気持ちは尊いけれど、でも子を千尋の谷に突き落すような気概を持ってこそ、子は強く成長するのではないでしょうか。
亡き妻・雪美のことも思い切れ、これから新しい一歩を踏み出す秋宗と桜子、夏樹です。

思っていた以上にいい本でした。

おにぎりの具って何が好きですか?
今のように多彩な具がなくて、家で作り食べるしかなかった時には鰹節が好きでした。
ネコかよ、笑。
今はいっぱいありすぎて、どれがいいか言えませんわww。

中山七里 『おわかれはモーツァルト』2022/01/24

オミクロン株が猛威を振るっていますね。
我家は夫が今年になって職場で2回、検査をしています。
2回とも陰性だったのでよかったのですが、まだ安心できません。
早くピークアウトしてもらいたいものです。

岬洋介シリーズの最新作です。
いつ岬さんが出てくるのかと期待していたのですが…。


2010年に行われたショパン・コンクールで入賞した全盲のピアニストの榊場隆平は、コンクール後、国内で一躍有名になり、全国ツアーを組めるほどのピアニストになりました。
2016年にはコンサートツアーを東京、名古屋、大阪で行うことになっています。プログラムはすべてモーツァルトで、チケットの売れ行きはよく、追加公演の話が出ています。

コンサートツアーも近付いたある日、隆平に『週刊春潮』から取材が入ります。
やってきたのが寺下博之というフリーライターで、取材中に隆平が自身のハンディを詐称しているのではないかと言い出し、挑発してきます。
その後、彼はコンサート会場にまで入り込み、野次を飛ばし、取材に応じなければ、この先の公演でも同じことをするとほのめかし、記事を買わないかと恐喝してきます。
このままでは隆平の才能を潰されてしまうと危惧したピアノ教師の潮田は、マネージャーのTOMと隆平の母親・由布花と話し合いますが、これといった名案も浮かびません。そういう時に赤坂署生活安全課の熊丸貴人がやってきます。彼は前から寺下の動行に目を光らせていたようです。
潮田たちは熊丸のアドバイスに従い、取材の場所を設け、罠を仕掛けることにします。
しかし、寺下は隆平の練習室で死体となって見つかります。

寺下は深夜、明かりの消えた室内で殺されたようです。
そんな状況で殺人ができるのは隆平以外にはいないと思われました。
公演二日目が近付いたのに、練習室で練習ができなくなり、禁断症状が出てきた上に、隆平は事情聴取による切迫感と重責からの圧迫感で押しつぶされそうになります。
ふと思い出したのが、ポーランドで容疑者にされかけた隆平を救ってくれた人のことです。
隆平は彼にメールで近況を伝えることにします。

次の日、警察に連行されそうになった隆平のところに…。

音楽が行間から聞こえてくるようです。
聞きながら読むといいかもしれません。

今回は犯人は誰かということよりも、岬と隆平の友情がいいですね。
(犯人はそれほど考えなくてもわかってしまいますもの)
天才は天才を知るという感じで、互いに認め合っているところに感動しました。
「岬は隆平を自由に歌わせる」、「岬のピアノは大抵の個性を自家薬籠中のものにしてしまう」、「演奏の幅、というかスケールが異常に巨きい」と描いてありますが、どんなピアノか、一度聞いてみたいもんだと思いますけど、笑。

最後に「ピアノ協奏曲第10番変ホ長調K.365」でも聞いてください。
コンサートに行きたくなりました。
ミステリーとしては軽く、どんでん返しもありませんが、音楽小説(ってあったけ?)として読むといいですよ。

トリミングに行く2022/01/23

マルチーズとチワワのミックス犬の兄の毛が伸びると、モジャモジャになって毛がもつれてしまうので、一ヶ月程度でトリミングに行っています。
ヨークシャーテリアの弟は直毛なので毛が伸びても大丈夫ですが、一緒にトリミングをします。

前回は歩いて10分程度のペットクリニックで初めてトリミングをしてもらいました。
そこではトリマーとお客が顔を合わせないようにしています。何かあったのかしら?それにあまりカットが上手くないです。
前にトリミングをしてもらっていたところのオーナー先生が声をかけてくれ、曜日はできるだけこちらの要望に添えるようにすると言ってくれたので、今回また頼んでみました。
慣れたところなので犬たちも安心しているみたいです。
ちょっと遠いのが難点ですが、これからもお世話になることにしました。


眠そうな兄。写真を撮られて不満顔です。


おちゃらけ犬の弟。ママが撮ると、ちゃんと耳を立て、笑顔になるのに、トリミングのところで撮ると、耳が寝ていて、お辞儀をするような卑屈な姿、笑。


二匹にすると、兄はすまし顔で、弟は兄の様子をうかがっています。


兄は微動だにしません。
弟はできるだけ身体を兄から遠ざけようとしていますwww。


部屋に戻ると兄はトットと小屋に入ってしまいました。
後から寝ている様子をうかがうと…。


弟はハウスから出てきましたが、眠そうです。


ご飯の後の歯磨きの時にはグッスリ眠った後なので、兄の目も開いていました。

今回、弟は痩せて3㎏ちょうど。兄は変らず3.4㎏でした。
弟にはもう少し餌を増やしてみようと思います。

篠田節子 『沈黙の画布』2022/01/22



三ヶ月前に廃刊になった芸術誌「美苑」から富裕層のためのプレミア誌「清風」に異動した橘は、女だらけの職場の雰囲気に居心地の悪さを感じていました。
そういう時にタレント兼エッセイストの泉千佐子の書いた記事に載っていた宮嶋哲朗の絵がどこにあるのかという問い合わせがきます。
調べてみると、宮嶋は長岡の郷土作家で個人所蔵の絵がほとんどでした。
泉は吉屋という料亭のお座敷で見た絵以外はスライドで見せてもらったようです。
その旨を告げ、問い合わせをしてきた読者に納得してもらいましたが、しばらくして今度は料亭「吉屋」から迷惑を被っているという電話がきます。
そのため橘は長岡まで謝罪に行くことになります。

吉屋の「錦鯉」の絵は悪くない絵でしたが、その後林田という学芸員に見せられたスライドの絵は、バルビゾン派風の木桑原町の風景を描いた、どこかしら胸に迫るものでした。
残念なことにスライドにあった風景画は不審火で焼けてしまっていました。

宮嶋は東京の美術学校を出て美術教師になり、そこで出逢った村上の由緒ある神社の跡取り娘の智子と駆け落ちをし、小桑原にやって来たのでした。
郷土に文化の香りを求めていた町の商店主や工場主たちは、そんな新婚夫婦を暖かく迎え入れました。
宮嶋の絵を見た洋画壇の重鎮、桐原重信から「百年に一度の逸材だ」とのお墨付きをもらいましたが、宮嶋は中央に出ることはせず、世俗的な野心を求めず、真摯に自分の芸術と向き合い、郷土と人を描こうとしました。
そのため宮嶋の実家が倒産し食い詰め時には、彼の絵を評価する零細企業の人たちが頒布会を開き、彼の絵を購入し、宮嶋夫婦を支えました。

長岡から戻った橘は宮嶋を別冊の企画で紹介することを思いつきます。
絵の掲載許可を取るために存命している妻の智子に電話をかけると、智子は彼女の家に来てそこにある絵を見るようにと言い張り、無理だというと掲載を断られてしまいます。
しばらくして橘のところに、来年開催される宮嶋の回顧展に向けて文永堂から画集を出すらしいという話が聞こえて来ます。
宮嶋のことをあきらめきれない橘は『封印された画家 宮嶋哲朗』をタイトルとする画集の企画を部長会議に出して、自分の手で宮嶋の画集を出すことにします。

著作権は智子にあるので、彼女と交渉に当たりますが、彼女は自分が知っている作品以外は偽物だとして認めません。
偽物だと言う作品の方が傑作が多いというのに…。
智子の不可解な言動に振り回される橘。
そんな頃、新しい絵が見つかります。
『母子像』で、出所は宮嶋が二年間籠もっていたという山寺でした。
智子はこの絵のことは知らないようで、見せない方がいいと忠告されますが、橘は絵の写真を智子に見せます。
案の定、彼女はこの絵は別の画家が描いた贋作だと言い張ります。
生活も家族も顧みずに、絵を描き続けた夫に献身的に尽くした妻なのに、自分のあずかり知らぬところで制作された絵など存在してはならないのでしょうか。
描かれている女性と子供は一体だれなのでしょうか。

画集は智子が認めない作品は偽物だということを明記して販売されることになります。

男よりも女の方が怖いと前にも書いたことがありますが、この本を読んでいると尚更そう思ってしまいます。
執念とか執着心、怨念などは女の方が強いのでしょうか。
夫の偉業は認めてもらいたいけど、でも…。
読みながら私だけかもしれませんが「娘道成寺」を思い出しました。
お勧めの本です。

「ブラウン神父」シーズン8を観る2022/01/21

シリーズ9が撮影され、2022年に放映されるということですが、もう放映されているのかしら?
観られるのは来年以降になってしまうのでしょうね。



ブラウン神父が前より少しお腹が出てきている感じがしましたが、どうなのかしら?

<エピソード1・The Celestial Choir>
初っぱなからレディ・フェリシアの登場は嬉しいですね。
マッカーシー夫人がまとめ役を務めるケンブルフォード聖歌隊が、聖歌コンクールの決勝に出場することになります。優勝すると女王の前で歌えるみたい。
レディ・フェリシアはわざわざ聖歌隊の歌を聞きに帰って来ました。
聖歌隊は男女3名ずつで、マッカーシー夫人は指揮をします。
コンクール当日、参加予定の女性が出られなくなり、急遽レディ・フェリシアがピンチヒッターに。バンティは口パクでもいいとは言われても、嫌よね、笑。
バスで向かうことになりますが、レディ・フェリシアとバンティは自分たちの車で行きたいみたい。でもマッカーシー夫人が怖いので、あきらめてバスに乗りました。
聖歌隊にはグッドフェロー巡査部長も参加しています。彼は趣味が多いですね。
午後休を取って行こうとすると、マロリー警部補が自分の娘もコンクールに参加するのを思い出します。妻と一緒に行くはずだったのに…。こんなだから奥さんも鬼になるわよね、笑。
グッドフェロー巡査部長のすすめもあり、マロリーはみんなと一緒にバスで会場に行くことにします。
ところがとんでもないことが起ります。
ソロ歌手の女性がトイレで倒れ、バスの燃料パイプが切られ、壁に参加したら死ぬという脅迫文が書かれ…。
一体誰がこんなことをしたのでしょうか。

バンティは車の修理もできます。意外と多彩な才能を持っているのですね。
さて、コンクールに間に合うのでしょうか。
グッドフェロー巡査部長、ナイスです。ホント、彼っていい人。
最後にはマロリー警部補のためにあることをします。
いばりん坊のマロリーは意外と憎めない人ですね。
美しい聖歌が聞け、誰も死ななくて、いい回でした。

<エピソード2・The Queen Bee>
簡単に言うと、人の恋路の邪魔をしてはいけないというお話ですww。
バンティ、ハチに挑むwww。

<エピソード3・The Scales of Justice>
バンティが、殺人容疑で逮捕されます。
バンティはパーティで男に迫られ、木の枝で殴ってしまいます。その後その男の遺体が見つかったのです。
そばにはバンティのストールが落ちており、彼女のドレスに血がついていました。
バンティはシャンペンの飲み過ぎで何回殴ったのか記憶が定かではありません。
裁判では彼女の悪行があげつらわれ、弁護士は飲んだくれで当てにはならず、バンティ、ピンチ。
ブラウン神父はグッドフェロー巡査部長の助けを借りて事件を調べていきます。

マッカーシー夫人はあくまでも正義の人で、バンティの言動にあきれてはいても、彼女を信じているんですね。

<エピソード4・The Wisdom of the Fool>
ケンブルフォードで道化師の団体によるチャリティイベントが開催されます。
楽しいイベントのはずが、次々と死体が見つかります。
その影には恐るべき組織の存在が…。

マロリー警部補のズボンが濡れてしまい、カボチャパンツをはきます。
そんな姿で怒鳴ってもダメだわ、笑。

<エピソード5・The Folly of Jephthah>
大泥棒フランボウがやってきます。
ロマニチという泥棒を捕まえる手伝いをして欲しいというのです。
よくよく話しを聞いてみると、ロマニチはフランボウの娘のマリアンヌでした。
彼女は自分を拒絶したフランボウに復讐をしたいみたい。
ブラウン神父がジャッジになり、フランボウ対マリアンヌで勝負をすることになります。
5つのチェスの駒を隠すので、多く探した方が勝ちです。
実はこの戦いには裏がありました…。

ますますブラウン神父とフランボウの絆は深くなります。

<エピソード6・The Numbers of the Beast>
15年も会っていなかったマッカーシー夫人の妹・ロイジンがやって来ます。
刑務所に入った夫と別れたので、立ち直るまで置いてくれと言うのです。
この妹、マッカーシー夫人とは正反対で、男に甘く、騙されるタイプです。
ちゃっかり新しい恋人も確保しています。
その男は馬車で暮らす怪しい占い師。ロマだと言うけど、どうも違うみたい。
ロイジンはハンビルストン教会で行われるビンゴ大会の当選番号を彼に予言して貰います。
なんと予言通りの番号が出て、マッカーシー夫人が優勝し賞金を手に入れますが…。

同じように育ったはずの姉妹でも色々ですね。
ロイジン、また男で失敗してマッカーシー夫人に泣きつきそうです。

<エピソード7・The River Corrupted>
久しぶりにシドが帰ってきました。それも恋人のメイブを連れて。
メイブと彼女の父親のパットはナローボートで生活をしています。
シドに会って喜ぶブラウン神父たち。
しかし、喜びもつかの間、地元の繊維工場の所有者が殺され、彼と口論をしていたパットが逮捕されてしまいます。
シドはブラウン神父に助けを求めてきます。

バンティはメイブにきつかった。若い女同志、火花を散らしていたのかも。
シドもこれで落ち着き、幸せになってほしいですね。

<エピソード8・The Curse of the Aesthetic>
若き芸術家と彼の姉との確執とモデルの自殺を巡る謎、乳母との歪な関係、父の娘に対する異常な愛…。
美人は得だと思っていましたが…。
お屋敷が素敵でした。

<エピソード9・The Fall of the House of St Gardner>
ケンブルフォードで服飾ブランド・セントガードナーのファッションショーが開かれます。
バンティがモデルとして参加します。
リハーサルを行っていると、ゴシップライターのバーバラがやって来て、そこにいる人たちの秘密を知っていることをほのめかし、去って行きます。
しばらくしてバーバラが遺体で見つかります。

バンティ、デザイナーの弟と良い感じになりますが…。
切ないですね。

<エピソード10・The Tower of the Lost Souls>
今回は今までの警部補たちの総登場です。
マロリー警部補はおもしろくないでしょうね。
バレンタイン警部(シーズン1)とサリヴァン警部(シーズン2&3)はマロリー警部補の反対を無視し、ブラウン神父を捜査に参加させます。どうしちゃったんでしょうね、二人とも。彼らは出世して警部補から警部になったみたいです。
バレンタイン警部は誤認逮捕をしてしまったこともあり、ロンドンでの生活に嫌気が差してしまったようです。
事件が解決した後にブラウン神父はバレンタイン警部にしばらく村に滞在するよう勧めます。
二人でのんびり散歩をしているなんて、信じられませんでしたわ。
最後にバレンタイン警部からブラウン神父にプレゼントが渡されます。
マロリー警部補には内緒だぜって。
バレンタイン警部っていい人だったのねぇ。

シーズン9が早く観られることを祈りつつ、他の面白そうなドラマを探してみます。


「ママちゃん、ぼくが寝ているときにそばで観るのを止めてください。うるさくて眠れません」
兄から文句がでました、笑。

おいしいコージーミステリー2022/01/19

「コージー・ミステリー」とは、簡単に言うと素人が活躍する日常生活で起る謎や事件を扱うミステリーのことで、舞台は主人公が暮らしている地域が多く、そこで暮らす人々の人間模様や日常生活の描写が詳細に描かれています。
今回はおいしい食べ物と謎解きの両方が書かれているシリーズの新作二冊を紹介します。


ローラ・チャイルズ 『ハイビスカス・ティーと幽霊屋敷』
チャールストンのヘリテッジ協会に遺贈された古いブシャール邸が、ハロウィンにあわせて文学と歴史をテーマにした「幽霊屋敷」として一般公開されることになります。
「インディゴ・ティーショップ」のオーナー、セオドシア・ブラウニングは店のお茶のソムリエ、ドレイトン・コナリーといっしょに、ハロウィーンの一週間前に開かれたお披露目会に出かけました。
お披露目会ではヘリテッジ協会の会長であるティモシーの甥の娘、ウィロー・フレンチが書いた地元の幽霊伝説の本のサイン会も催されていました。
ところがウィローは屋敷の三階窓からロープで吊り下げられて殺されます。
その上、ウィローのアパートメントを調べに行った、セオドシアの恋人で刑事のピート・ライリーが何者かにより銃で撃たれてしまいます。命に別状はなかったのですが、しばらく事件に関わることはできません。
ウィローはティーショップのシェフ兼パティシエのヘイリーの友だちで、ライリーはセオドシアのボーイフレンド。
そういうわけで、セオドシアはなんとしても事件の真相を突きとめることにします。

このシリーズの楽しみはティーショップで開かれるお茶会です。
今回は「シャーロック・ホームズのお茶会」とハロウィーンがあるので「カボチャとスパイスのお茶会」、そして「魅惑のガーデンパーティ」が開かれます。
「シャーロック・ホームズのお茶会」を紹介しましょう。
真っ白なテーブルクロスの上にツイードのテーブルランナーを敷き、古めかしいパイプと大ぶりの虫眼鏡を並べ、ミステリの本や手錠、鍵束、おもちゃのピストルなどを置き、ロンドンの古い地図をプレーズマットがわりにセットします。
食器はロイヤルクラウンダービーのバルモラル柄。
食べ物の始めは、”バスカヴィル家の犬”と名づけたクリームスコーン。
ティーサンドイッチはスモークサーモンとクリームフレーシュ、ハムとマスタード、ローストした赤パプリカとクリームチーズの三種類。
メインディッシュはベイカー街風ミートパイ。
デザートはモリアーティの爆弾(ステッキートフィープディング)。
お茶はラプサン・スーチョンとオリジナルのシャーロック・ホームズ・ブレンド(オレンジ、ジンジャー、クローブ、カルダモンを加えた香り豊かな紅茶)。
もちろん店の従業員もお客もテーマに即した服装をします。

いつもセオドシアたちが殺人事件に遭遇しちゃうことが不自然ですが、おいしいお茶とお料理が出てくるので許せちゃいます、笑。


ジョアン・フルーク 『チョコレートクリーム・パイが知っている』
<クッキー・ジャー>を経営するハンナ・スウェンセンは失意のどん底にいました。
というのも、結婚式を挙げ、披露宴を開き、新婚旅行にも行き、これから新しい生活が始まると思っていた矢先に夫のロス・バートンがハンナのもとを去りました。
妻のもとに帰ったというのです。
(重婚か…と思ったら、何故かハンナは結婚していなかったことになっています。Marriage Licenseを役所に出していないからなのかしら?)
ロスがいない理由をこのまま町の人々に黙っていることができず、ハンナは教会の日曜礼拝の後に真実を告げることにします。

そんな時にロスが突然現れ、ハンナをまだ愛している、妻と別れるために金が必要だ、銀行に預けてある金を引き出してくれと命じます。
ところが間の悪いことに、暴風雨でガラスが割れ、銀行は休業中。
なんとしてもお金が欲しいロスはハンナを脅したり、猫なで声を出して懐柔しようとします。今までのロスとは違い、まるでふたつの人格があるみたい。
身の危険を感じたハンナをノーマンやマイクたちは二十四時間付き添い、守ってくれます。
しかし、とんでもないことが起ります。
ハンナのベッドルームでロスが死んでいたのです…。

20冊目ぐらいまでは、彼女に気のあるノーマンとマイクの二人をハンナが振り回す感じが続き飽きてきていましたが、急展開でロスと会って結婚式を挙げてから俄然面白くなってきました。それにしてもノーマンとマイクはいい人過ぎだわぁ。
そんなにハンナがいい女とは思えないのですが(失礼)。

<クッキー・ジャー>で売っているクッキーやケーキがとっても美味しそうです。
気になったのがバントケーキ。どんなケーキかと思ったら、バント型というリング状の型で作ったケーキのことでした。
バレンタイン用のピンクのクッキー(複数)も美味しそうです。
レシピがあるので、興味のある方は作ってみてください。
身近にない材料があって、私は作るのを躊躇しています。
唯一作れそうなのがクッキーではなくて、ほうれん草とベーコンのサラダにスィートクリームドレッシングをかけたものです。甘いドレッシングってあまり食べたことがないけれど美味しそうです。

謎解きも普通のアメリカ人の日常生活も両方楽しみたいと思ったら、読んでみてください。
くれぐれも謎解き重視の方は読まないようにね、笑。

古内一絵 『キネマトグラフィカ』2022/01/18

『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』の前のお話。
1992年、まだ映画はデジタルではなくフィルムの時代でした。


2018年、老舗の映画会社、銀都活劇の平成元年組が同期会で群馬県にある桂田オデオンに集まりました。
この日劇場で上映されるのが、日本映画界黄金期を支えた早世の大スター、橋口蓮之助主演の映画でした。

同期は珍しく六人。
小林留美:短大卒なので同期の中で最年少。事務職で登録(ブック)担当。社内のアイドルだと自称している。早く相手を見つけて結婚したいので、仕事は腰掛け程度でいい加減。
水島栄太郎:痛々しいほど自意識が強くて神経質。映画をこよなく愛し、誰よりも映画の知識がある。持論を熱く語るのがみんなにうっとうしがられている。同期会の発起人で、営業に行っていた桂田オデオンの社長の娘と結婚し、今は支配人をしている。
仙道和也:元山岳部で一流大卒。ガタイも顔もいい。趣味が多く、こだわりが強い。礼儀正しく明るいので、取引先や同業者からも好感を持たれることが多い。
葉山学:優秀な兄にコンプレックスを抱き、プライドは必要ないと割り切っている。軽佻浮薄。恐ろしくいい加減。遅刻は日常茶飯事。入社早々”マナバヌ”と綽名をつけられる。
北野咲子:不器用なほど生真面目。”業界初の女セールス”、”女のほうが男より優秀だ”、”だから女はー”という言葉が重く心にのしかかっている。ストレスの解消方は映画館に行くこと。映画への思いは人一倍強い。後に”ママさんプロデューサー”と呼ばれるが…。
小笠原麗羅:唯一のコネ入社。帰国子女でネイティブ並の英語スキルがある。国際部に配属され、語学力以外に交渉力も優れており、どんどん会社を変えていっている。みんなに別格と思われている。

映画を観ながら彼らが思い出した二十六年前の出来事とは…。

映画祭シーズンに、登録担当の留美がブッキングをセールスたちに丸投げしていたため、複数の劇場で人気の”蓮さま”作品の上映時期が数珠つなぎにかさなってしまい、ケヌキすることになったのです。
「ケヌキ」とは「楽日の翌日に別の劇場で上映を行う際に、セールスが自分でフィルムプリントを劇場に持ち込むこと」。
新幹線を使い、スタートが群馬の桂田オデオンで次は大阪、そして名古屋、ゴールが博多です。前代未聞のブッキングでした。

あれから二十六年が経ち、50代になった彼らの思いは…。

私はどうしても咲子に共感してしまいます。
男女雇用機会均等法が出来たけど、まだまだ世の中は男性社会で、法律ばかりが先をいき、実態が伴っていないですよね。
あれから何十年経とうが、日本社会は変っていないんじゃないかと思ってしまいます。

「時代の波に呑まれて消えていくものがあるように、誰もがなにかを失いながら生きていく。
それでも生きている限り、たとえいくつになろうと、なにを失っていようと、自分たちはいつだって、”これから”なのだ」

こう思って生きていけたらいいなと思いますが…。
40代、50代の女性が読むと刺さる本です。
『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』と一緒に読むことをお勧めします。


今人気のお菓子ということで、いただいたのがサマンサタバサ限定「バターのいとこ塩キャラメル」。


他にも色々な味があるようですが、サマンサタバサ限定品には「Sama」というロゴがついています。
牛乳からバターを作った後に残る無脂肪乳から作ったお菓子だそうです。
サマンサタバサはバッグ以外にスイーツにも手を出したのですね。

原田マハ 『丘の上の賢人 旅屋おかえり』2022/01/16

『旅屋おかえり』の第二弾です。


北海道・礼文島からタレントになるために東京に出てきて、「丘えりか」という芸名で、旅するのが専門のタレントになった恵理子ですが、唯一のレギュラー番組「ちょびっ旅」で降板の憂き目にあってしまいます。
そのまま引退してもよかったのですが、彼女には故郷の北海道に帰れない理由がありました。これから進む道で花開くまで、決して帰らないからと他界した父と遺された家族に約束したのです。
そんなわけで、所属する芸能プロダクション社長が思いついたのが、「旅屋おかえり。あなたの旅、代行します!」でした。

今回の旅は一通の依頼メールに張ってあった動画から始まりました。
ビートルズの「フール・オン・ザ・ヒル」が流れ、座り続ける男。
しばらくするとその男をサッカーボールのように蹴り回して笑う若者たちが現れます。
その場所は北海道札幌市東区、モエレ沼公園でした。

あれほど北海道に行くことを拒んでいたえりかでしたが、依頼人の話を聞き、北海道に行くことを決心しました。ただし礼文島には帰らないということで…。

心の温まるお話です。詳しくは書きません。読んでみてください。
物語の他にマハさんのエッセイと恵理子の高校時代を描いた漫画が読めます。
読むのが速ければ、1~2時間で読めちゃいますwww。

心に残った言葉。

「自分の子供が、人生で一番やりたいことを実行している。親にとっては、それが何よりうれしいこと」

ふるさとは「『おかえり』って言ってくれる人がいるところ」

もう両親が亡くなっているので、私にとって北海道はもはや帰るところではないけれど、旅するところになりました。
コロナ禍が終わったら、十勝地方を旅したいなと思っています。
モエレ沼公園も行っていないので、行きたいです。


パネトーネが食べてみたかったので頼んでみました。


ドライフルーツ入りのパネトーネとチョコチップの入ったパネトーネ、クロワッサンと2つのスコーンです。
冷凍便で届くのですが、いつも入っている食パンは解凍してもフワフワで美味しいです。
ネコチャンのカードが可愛いです。