観泉寺に行く ― 2026/01/05
ネットを見ていると、「東京23区で美しい庭園が楽しめるお寺4選」という記事を見つけました。
その中で紹介されていた観泉寺に行ってみました。
上井草駅から徒歩約15分、荻窪駅と西荻窪駅から徒歩約25分で、バスもあるようです。
お寺の中と横に2つ駐車場があります。
訪問者が少なく海外からの観光客も来ていないので、ゆっくり見ることができました。
曹洞宗のお寺だそうです。

ここから入ると、突き当りに駐車場があります。

左手に竹林があります。

駐車場からの入り口にポスターが貼ってあったのですが、11月下旬の二日間、「今川紅とうろ in観泉寺」というライトアップをしているようです。

左手に登楼。

本堂。

「観泉禅寺」と書いてあるのかな?揮毫は93歳の大光園心禅師だそうです。

本堂から振り向くと、山門が見えます。


閻魔堂。
春になるろ牡丹かなにかが咲きそうですね。

天気がよくて、気持ちがいいです。

飛行機でも通ったのかな。

池泉鑑賞式庭園がありますが、近くには行けません。
錦鯉が見えました。

右側に滝がありましたが、逆光なので、ちゃんとした写真が撮れませんでした。
写真の右の方へ行くと墓地があります。

墓地の入り口に石仏が並んでいます。
観泉寺は1597年(慶長2年)に多摩郡下井草に創建された観音寺を始まりとする寺院で、戦国時代、織田信長との「桶狭間の戦い」で敗れた戦国大名、今川義元で有名な今川家ゆかりの寺院だそうです。

今川家累代之墓があり、その説明文です。
今川家は滅びたと思っていたのですが…。詳しくは調べてみてください。

お墓の写真写りがよくないので、興味がある方は実際に行ってみてください。

白梅が咲いていました。

紅梅も咲いています。

庭には枝垂桜や紅葉があるそうなので、3月か11月ごろに来るといいでしょう。

竹林の全体像です。
駐車場に彫刻らしきものがあったので、見てみました。

笠置李男の「生存」という作品です。
写真を撮っていませんが、お寺の周りも趣があるので、歩いてみるといいでしょう。
<今年の福袋>
抽選のある福袋に挑戦してみました。
残念ながらたったひとつしか当選しませんでした。

カルディの食品の福袋です。なかなか盛沢山で、使えるものが多いです。
<新春ビュッフェ>

ビュッフェに行きましたが、それほど食べられませんでした。
少しずつ、満遍なく食べようと思ったのですが、すぐにギブアップ。
デザートのケーキはひとつも食べられませんでした。
もう無理ですねww。
わんことクリスマス ― 2025/12/24

我が家のわんこたちからのクリスマスのご挨拶です。
リンツのアドベントカレンダーの絵がよかったので、使ってみました。
横長になってしまったので、写真が小さいです。
こうなる前はこんな感じでした。

兄が一人でアドベントカレンダーの前に居座ってしまいました。
どけて弟を入れると…。

何故か横に寄るという感じで、話になりません。
どうにか落ち着いたのが、最初の写真です。
本当は二匹が真ん中と思っていたのですけどww。
今年のケーキです。

かわいい箱に入った美味しそうなイチゴのケーキです。(撮り方がイマイチww)
風邪を引いて具合が悪いので、今年は鳥は焼かず、買ってきた総菜で終わらせるつもりです。
年々質素になっていくクリスマスです。
茅の輪くぐり ― 2025/12/21
神社に茅の輪があると聞き、さっそく行ってきました。

作法は色々とあるようで、左⇒右⇒中央とくぐるとなっていました。
大祓は12月31日におこなわれるようですが、夜なのでなかなか参加はできないです。
罪や穢れがはらえたかしら。

土日と天気が悪く、どこにも行けませんでした。
兄はいつも同じように歩きますが、ヨーキー弟は何故かママと散歩をするとグイグイ行きます。迷惑なんですがぁww。

図書館に行って戻ったママを見つけた兄。ジッとママを見つめています。
お散歩が好きで、跳ねるように歩きます。
<今週のおやつ>
クリスマス前にシュトーレンを買いました。

DEAN&DELUCAのものですが、思ったよりも甘すぎなくて何切れでも食べられそうです。
今まで買ったシュトーレンはなんであんなに甘かったんだろう。
結局ミンスパイは見つからず、食べられないようです。残念。
近藤史恵 『オーロラが見られなくても』 ― 2025/12/13
外国への一人旅で人生の仕切り直しをした人たちのお話、五篇。
嬉しいことに美味しそうな現地の食べ物が出てきます。

「遠くの縁側」
橋本乙葉はアムステルダムで行われた見本市が終了し、みんなでお祝いをしている時に、パスポートと財布を入れたショルダーバッグがないことに気づく。
たった一人、オランダに残り、デン・ハーグの日本大使館まで行き、帰国のための渡航書を発行してもらうしかない。
残念なことに金曜日だったので、渡航書は月曜日に発行されるという。
乙葉は独りでどうやって過ごそうかと憂鬱になる。
私は二回オランダに行ったことがあります。
英語は当時から通じていましたが、アムステルダムの中央駅で麻薬を売っているから近づくなとかいう噂がありました。
アンネの家は並ばずに入れましたし、ゴッホ美術館なんて、ガラ空きでした。
運河沿いの家の窓が素敵で、ずっと見ていたかったです。
そういえば、本に出てくるコロッケの自販機やフライドポテトなんて見かけたことがありません。
若くないので、ニシンのサンドイッチの方が食べたいですわ。
「パンケーキとイクラ」
フリーカメラマンの水嶋翔太はラトビアのリーガで働いている妹の未海に会うついでに、リトアニアからラトビアに行くことにする。
本当は咲良を誘う予定だったのだが、振られた。
女はずるいと思う翔太だったが、妹に指摘され色々とわかってくることがあった。
本の中で一番行きたいと思ったのが、リトアニアのビルニュスの十字架の丘です。
検索してみると、私が想像したのとはちょっと違います。
エストニア、ラトビア、リトアニアと周ってみるのがよさそうです。
翔太君はイクラのパンケーキなんてと嫌がっていましたけど、美味しそうではないですか。
どちらかというと男性の方が女性よりも食に対する苦手意識がある人が多いように思いますが、なんでなんでしょうね。
「ジブラルタルで会えたら」
小学校からの親友の優來が結婚した。
岬は優來のいちばんが自分ではなくなったことに傷つき、一人でモロッコへ旅立った。
優來たちは新婚旅行でスペインにいる。
たまたま岬のsnsを見た優來から連絡が来て、スペインとモロッコは近いと言われ、納得できない岬だったが、あることをきっかけに考えが変わる。
ちょっと岬は幼い感じがしますね。あくまでも私の偏見ですが、彼女のような子は自分に彼氏ができると、友人をないがしろにしそうに思います。
モロッコ料理が一番美味しそうです。
モロッコからフェリーでスペインのタリファに行って、そこからイギリス領ジブラルタルに行くというのはやってみたいです。
モロッコに行く方、挑戦してみてください。一遍に三カ国に行けるなんてお得です。
「オーロラが見られなくても」
広畠佳奈は二十年ぶりの海外旅行でアイスランドに行く。
ずっと家族の介護をしていて、やっと時間ができたのだ。
しかし、自分の未来を考えると暗澹たる思いになるが、ある人との出会いで気持ちが変わっていく。
アイスランドに行ってみたいと思いましたが、遠いし、ホテル代が物凄く高くて、諦めました。でも、そのうち行きます。
フィッシュアンドチップスやホットドック、ポテトが美味しいなんて、アイスランドに合わないように思いますけど、そういえばアイスランドって何が名産なんだろう?
このお話を読んでいて、「なんて楽しいクリスマス」を思い出しました。
佳奈もクレアと同じように家族からの拍手が欲しかったんですね。
「マイナス十二度のアイスキャンデー」
ある事件の後、会社を辞めた畑野真衣は元同僚の郭の故郷、ハルビンに遊びに行くことにする。
郭は冬がおすすめだというので、本当は嫌だったけど冬に行くことにした。
北京で働いている郭が週末にハルビンに来てくれて、ハルビンを案内してくれる。
郭とハルビンを巡るうちに、真衣の頑なだった心は溶けていく。
北京と西安、上海を巡る旅に行ったことがあります。三十年以上も前でしたから、個人旅行は難しく、同僚と一緒にマイクロバスにガイド付きでした。
驚きに溢れた旅でした。
餃子は食べたので、春餅を今度中華料理屋に行った時に食べてみたいです。
真衣が思ったことを載せておきます。
「嫌いになったものをもう一度受け入れることはできなくても、嫌いなものを他の嫌いなもので薄めたり、好きなもので和らげたりしながら生きていくことはできるかもしれない」
若い人が海外に行かなくなったと言われてから大分経ちますが、そろそろ行ってみるのもいいかもしれません。
この本を読むと、きっと行きたくなりますよ(多分ですww)。
<今週のおやつ>
しばらくおやつを控えていましたが、週末にいくつか届きました。
まず、クグロフ・ド・ノエルです。

私はシュトーレンを頼んだとばかり思っていました。
「栗を練りこんだしっとりした抹茶生地を酸味の効いたフランボワーズチョコレートでコーティングした」ものです。
甘くなく、上品な味です。酸っぱさがいいです。
これから小さなシュトーレンを買うか、ネットで見つけたお店にミンスパイを買いに出かけようかどちらにしようかと迷っています。
食べ物の恨みはいつまでも続くのですwww。
嬉しいことと…。 ― 2025/12/04

欅と思われる木が紅葉しています。
昨日から急に寒くなり、秋から冬に変わってしまいましたね。
そろそろ暖房を入れようかしら。
今週は嬉しいことがありました。
昨年、台湾から日本にワーキングホリデーに来ていた子が結婚し、ハネムーンで日本に来たのです。
日本語がある程度できるので、オンラインで日本語の会話の練習をしていますが、その時に今度日本に行くのでウエディングケーキを渡したいと言い出し、誰のウエディングかと聞いたら自分のだと言うではないですか。
台湾ではお祝いの色は赤ですが、日本では紅白だと教え、会った時に紅白のお菓子を渡しました。

頂いたウエディングケーキです。紙袋(後)が赤です。
美味しそうなウエディングケーキです。
健康診断が終わってからゆっくり食べようと思いますww。
嬉しいことがあったのですが、悲しいこともありました。
10月、11月と二ヶ月の間で緑内障の手術をした左目が4回も炎症を起こしました。
診察の時にそのことを主治医に告げると、疲れが出たんではないかと言われました。
暑さに弱いので夏バテしたのかもしれませんね。
目を見てもらうと、房水を出すために作った濾過胞が前よりも小さくなっていて、このことで炎症が起きたことがわかるそうです。
房水の排出が減少したらしく、眼圧も上がっています。
もし炎症が続くようなら、開けたところを縫ってとめて、別のところに房水の通り道を作り、いっしょに白内障の手術もするということです。
私は10年ぐらい前に手術しましたが、今は炎症の起こりにくい手術方法があるそうです。
もう二度と手術なんてしたくないんですが、しないと失明と言われると、しないわけにはいけませんねぇ。いやだわ。
緑内障の手術をした方、気をつけてくださいね。
くれぐれも疲れをためないように。
暑さに弱い私は夏だけでいいから涼しいところに住むようにするしかないかしら。
エリー・グリフィス 『小路の奥の死』 ― 2025/11/02

このところ寒くなったので、イチョウが黄色くなっています。
いつもより早いかな?

みんなでお散歩。うれしそうな二匹です。

特にヨーキー弟がはしゃいでいます。
<刑事ハービンダー・カー>シリーズの三作目。

ハービンダー・カーは警部試験に通り、新しい仕事に応募し、ロンドン警視庁犯罪捜査課の警部となり、ウェスト・ロンドンW10のダルガーノにある殺人捜査チームを率いている。
土曜日の夜、通報がある。
マナーパーク校で同窓会が開催されている時に、ガーフィールド・ライス下院議員がトイレで亡くなっているのが見つかったという。
チームの一員のキャシー・フィッツバーバート部長刑事がマナーパーク校出身で、同窓会に出席していた。
ライスの死因はインスリン中毒で、糖尿病患者のキャシーは注射器を持っていた。
捜査していくと、ライスは”ブリーディング・ハート”と書かれた脅迫状を何通も受け取っていた。
そして、彼はマナーパーク校時代に女優のイザベル・アイスターとザ・キューブのリードシンガーのクリス・フォスター、労働党の下院議員のヘンリー・スティープ、イタリア在住の語学学校教師のアナ・ヴァンス、マナーパーク校長のソノマ・デイヴィス、そしてキャシーの七人グループ、<ザ・グループ>の一員で、21年前のディヴィッドという生徒の死亡事故の目撃者であったことがわかる。
ライスの死は21年前の事故と何か関係があるのだろうか。
やがて次の殺人が起こる。
お話の大部分が、ハービンダーの捜査と私生活、キャシーとアナが語る21年前のことです。
キャシーたちはティーンエージャーですから、恋愛のことが主です。
『そして誰もいなくなった』のように、<ザ・グループ>のメンバーが次々と殺されていくのかと期待していたのですが、期待外れでした。
誰が犯人か当てようと頑張りましたが、とんでもない人が犯人で、まったく予想外でした。
今まで読んでいたのは何のためと文句を言いたくなりました。
謎解きは不発に終わりましたが、ロンドンに出てきたハービンダーにハッピーなことが起こり、うれしかったです。
イギリスの同窓会って結構回数が多いんですね。
日本はどうなんでしょう。
同窓会に行ったことがないのでわかりませんが、イギリスほどではないでしょう。
四作目は『The Last Word』。
ハービンダーはサセックス州ショアハムで探偵事務所を営む友人(一作目に出てきたかも)から地元の作家の死に関する助言を求められるようです。
謎解きは期待できそうもないので、これからはハービンダーのロンドン生活を楽しみに読むことにします。
<シリーズの順番>
①『見知らぬ人』
②『窓辺の愛書家』
③『小路の奥の死』(本書)
<今年のアドベントカレンダー>
今年はリンツのアドベントカレンダーを買ってみました。
もう届いています。

子どもたちには別のものでもと思ったのですが、楽しみにしているようなので、カルディではなくてメリーチョコレートのにしてみました。
いろいろとあって、どれがいいのかわかりません。
トリミングの日 ― 2025/10/31
寒くなってもわんこたちは元気です。
わんこは寒さよりも暑さに弱いのかしら?
ママはどちらも苦手です。
今日はハロウィンなので、特別な写真を載せておきます。

トリマーさんが撮ってくれたハロウィン・バージョンの写真。
珍しくヨーキー弟が耳を立てています。
兄は何故か左側に寄ってしまったので、家でパンプキンと一緒に撮りました。

兄はこのパンプキンが怖いみたいです。なんででしょうね。白い色が嫌なんでしょうか。
トリミング後の写真はこちらです。

トリミング後なのに、毛が乱れています。
(ママが気づかず、撮ってしまいました。ゴメン)

おやつが食べたいですね。すぐにあげます。

身を乗り出さないでください。

いつものように、二匹の間には距離があります。

弟はちょっとお疲れ気味です。

今日は笑顔がないです。

ひょっとしたら、帰りに一匹だけカートに乗せられたので怒ってる?
兄はママのポケット(=スリング)に入っていたものね。
二匹ともに3.3㎏。
弟のダイエット計画は無事に終わりました。
ママのダイエットは全くダメだけどwww。
年末にさっぱりしたいので、二か月分の予約をしました。
ママの美容院も予約をしないとね。
<今日のおやつ>

おやつはかわいいカフェ・タナカのハロウィン・クッキー。
オレンジ色の缶が素敵です。
入れるものがないのに、缶だけ増えていきますww。
休日のわんこ ― 2025/10/12
休日はみんなでお散歩です。
平日は一匹ずつなので、わんこたちはいつもよりも嬉しそう。

兄はいつも頭を上げて歩きます。

ヨーキー弟はいつも頭を下げて地面をはうように歩きます。

ママからおやつがもらえると思って舌を出して待っていますが、残念でした。
ママはおやつを持ってきていません。
久しぶりにランチに行きました。

右側のパンのようなものは油揚げです。
真ん中のグラスに入ったのはおそば。
サラダとスープがあり、この後、ブイヤベースでした。

お肉は鶏肉ですが、ちょっと量が少ないような。

デザートが玄米アイスと酒粕入りリオレ。普通はお米に牛乳と砂糖を入れて煮込むのですが、それに酒粕が入っているようです。結構お腹がいっぱいになりました。
皆さん、windows10のマイクロソフトによるサポートが終わりますが、どうしていますか。
私のパソコンは古いらしく無料でアップデートできません(泣)。
それで仕方なく、パソコンを買いに行きました。
今は古いパソコンを使って書いているのですが、二回、文が消えてしまいました。
windows11にしていないから、嫌がらせをされているのかwww。
そんなことはないでしょうが、セットアップをするのが面倒です。
頑張ります。
<今週のおやつ>
おやつはいつも買っていますが、この頃、紹介するのを忘れています。

これは有名な池上本門寺土産「ごまのお店 いい友」の「ごまおはぎ」です。
普通のおはぎは丸いですが、ここのは棒状なのですね。
金ごま(粒あん)と黒ごま(こしあん)です。
店舗限定販売だそうです。
いただき物で、美味しかったです。ありがとうございました。
柚木麻子 『BUTTER』 ― 2025/08/03
イギリスの英国推理作家協会が主催する「タガー賞」翻訳部門で候補作品だった
『BUTTER』を読んでみました。
この作品はイギリスでの評価が高く、2024年2月にイギリスで刊行されてから40万部以上(国内では30万部)売れているそうです。
イギリスの出版業界誌「The Bookseller」が運営し、英国の最高の作家とその作品に贈られる文学賞「The British Book Awards 2025」のDebut Fiction部門と読者の投票で選ばれる「2024 Books Are My Bag Readers Awards」の「Break-through award category」、イギリス大手書店チェーン「Waterstones」が選ぶ「Waterstones Book of the Year 2024」の三つの賞を受賞しています。

33歳の町田里佳は大手出版社、秀明社の男性週刊誌「週刊秀明」の記者だ。
ここ数年世間を騒がしている、婚活サイトを介して次々に男達から金を奪い、三人を殺した罪に問われ、東京拘置所に勾留中の被告人・梶井真奈子に手紙で取材の申込みをしているが、返事はない。
大学の友人で今は仕事を辞め妊活をしている怜子の家に遊びに行った時に梶井の話が出、怜子からいいアドバイスを貰う。
「料理好きな女って、レシピを聞かれると喜んで、いろいろと聞かれていないことまで話してしまう」というのだ。
里佳は梶井への手紙の追伸に被害者男性に作ったビーフシチューのレシピを教えて欲しいと書く。
しばらくすると梶井からいつでも遊びにいらしてくださいという手紙が届く。
梶井真奈子は若くも美しくもない、小柄なふっくらした三十五歳にしては老けて見える女だ。
事件については話をするつもりはないが、料理の話をするなら気晴らしに会ってもいいと言う。
しょっぱなの質問が冷蔵庫の中身だ。
マーガリンが入っていると言った時に、梶井はどうしても許せないものが二つあると言い出す。
「フェミニストとマーガリン」。
そして、バター醤油ご飯を作るよう、里佳に命じ、マーガリンを食べるのをやめると決めた時に、またしゃべるかもしれない。本物がわかる人としかおつきあいしたくないと、面会を打ち切った。
梶井のペースに呑まれた里佳は会社に戻る前に梶井の薦めたエシレバターを買い、自宅でバター醤油ご飯を試す。
里佳は梶井真奈子に嫌悪感を抱きながらも魅了され、独占取材を勝ち取るために、梶井の薦めるままに料理をし、食べていく。
そのため体型が変わり、周りから思ってもいなかったことを言われる。
やがて梶井から取材の許可が出、彼女の故郷に行き、家族と会う許しをもらえるが・・・。
似たような事件があったなと思い、調べてみると、「首都圏連続不審死事件」が出てきました。2007年から2009年に起こった事件で、当時34歳だった木嶋佳苗には死刑判決がでています。驚いたことに三度、獄中結婚をしているそうです。
柚木さんはこの事件をモデルにして本を書いたのでしょう。
読み進んでいくうちに、木嶋佳苗が梶井真奈子みたいな女性だったのかもしれないと思えてきました。
梶井真奈子に翻弄され、絡め取られそうな里佳には感情移入できましたが、友だちの怜子は理解不能でした。いいところのお嬢さんじゃなかったかしら。書かれていませんが、何か伺いしれない暗闇があるのでしょうかね。
まあ、色々な価値観の方々はいますから。
でも、それがどこから来ているのか掘り下げていくと、思わぬことが現れてきそうです。
一度、疑ってみるといいかもしれませんね。
この本、イギリスで受けているということは、イギリスでも女性が生きずらいということがあるのかしら、とふと思いました。
バター醤油ご飯で思い出しましたが、炊きたてご飯の中にバターを入れて溶かし、醤油だけで味付けした納豆を混ぜて食べてみてください。美味しいですよ。
道産子なら誰でもやっていると思います(たぶん)。
これのことを言うと、みんな嫌な顔をするんですが、なぜでしょう。
お試しを!
<今週の美味しいもの>
宿のご飯がイマイチだったので、鰻を食べに行きました。

端っこを食べてから写したので、見栄えが悪いですww。

カフェタナカのビジュー・ド・グラッセ、サントメリーリュウキュウ。
有川ひろ 『クロエとオオエ』 ― 2025/07/23
有川ひろの「ド直球お仕事ラブコメ」です。
宝石事典を片手に持って読むといいかも。

大江頼任は横浜で三代続いた宝石商の嫡男で、金と女に不自由したことがない。
玉の輿を狙う女子のアプローチに応えて付き合っているが、それも大学卒業までと決めていた。
卒業したら実家の店『ジュエリー大江』の系列店で働き、末はあちこちから持ち込まれる見合いで結婚をと考えていたのだ。
しかし、その計画も頓挫しそうだ。
というのも、合コン客寄せパンダとして参加した合コンで、黒江彩と出会ってしまったからだ。
綾の渾名はクロエで、実家はジュエリー加工を扱っている『くろえ工房』。
『ジュエリー大江』は上得意だという。
会ったその日に、世話になっているからと彩が作ったイヤーカフをもらう。
気に入った頼任はその場でピンキーリングを頼む。
合コンの後にクロエはラーメンが食べたいと言い出す。
物凄い大食いで、奢ろうとすると「何でよ」と言う。
今まで会ったことのないタイプだ。
頼任、クロエにノックアウトされる。
やがてクロエといっしょに飯を食べるようになり、頼任はクロエの誕生日に告るが、はぐらかされる。
頼任は卒業して『大江』の系統店『アルマ』に勤め始める。
頼任が身につけていたクロエのジュエリーデザインは目を引き、すぐに顧客がつく。
クロエの優先順位は自分が欲しいかどうか。
たとえどんなに価値のある石でも、自分が気に入らなければもらわないし、使わない。
周りは二人は付き合っていると思っているが、頼任には二人の関係がはっきりしない。
「メシ友」か「恋人」か?
クロエのジュエリーデザインを頼任が仲立ちするようになってから、二人の関係は変わっていく。
約400ページもある本ですが、ユーモラスな内容なのでサラっと読めます。
私は宝石には縁のない生活をしています。
何しろ指輪とかネックレスとか買ってもしていないです。
結婚指輪はあるけど、指が太ったので、ピンキーリングになってますwww。
色々な石が出てきて、理解できませんが、まあ、適当に流せばいいです。
各章ごとにQRコードがあり、どんなジュエリーかわかるようになっているのが画期的です。
誕生石がおもしろくないのは、12月(私の誕生月)だと思うのですが。
だってターコイズやラピスラズリですよぉ。
なんで出てこないのだと思いましたが、バラエティがないものね。
とにかく有川ひろさんファンと宝石好きの女性には嬉しい本です。
ドラマになりそう。
クロエによると、「指輪は自分のためのジュエリー、ネックレスは人を楽しませるためのジュエリー」だそうです。
<今週のおやつ>

物価高のおり、月に1回の贅沢になっています。
いつも可愛いカフェタナカのクッキーです。
私はチョコチップならいいのですが、チョコ味のクッキーが苦手みたいで、最後まで残っています。
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