S.J.ローザン 『ニューヨークの市長たち』 ― 2026/11/01

「リディア・チン&ビル・スミス」シリーズの15作目。
今回はビルの回です。


ビル・スミスはニューヨーク市長の補佐役をしている元カノ、オーブリー・ハミルトンから呼び出される。
市長のキャロル・マッキャンの十五歳の息子マークが家出をしたので、探して欲しいというのだ。
ちょうど市は警察基金協会と賃金交渉中で、警察に息子捜しを頼むと、政治的資本に打撃を受けるだけではなく、強気な交渉ができなくなるので、私立探偵に息子捜しを依頼したのだ。

ビルは相棒のリディア・チンと共に捜査を始める。
一見、若者のただの家出に見えていたが、調べていくとマークにはガールフレンドがいて、別れた後に彼女は自殺未遂をしていた。
そして、同日にリディアに依頼された件との関係が浮かび上がってくる。

才能のある子が家族から軽視されているのが不憫でした。
子どもを食い物にする大人の存在が疎ましいです。
子どもが関係する事件はあまり読みたくないですね。
ビルの昔の女性の趣味がよくないのがわかりましたww。

次回はリディアの回。
『First Do No Harm』で、リディアのお兄さんが勤める病院の同僚が殺され、犯人として捕まった無実の男を助けるために、リディアとビルが隠された病院の秘密を暴いていくらしいです。

ビルとリディアの会話が心地いいミステリです。
お勧めのミステリなので、最初から読むことをお勧めします。