三浦しをん 『夜の恩寵』 ― 2026/09/15
三浦しをんさんの新刊は、素敵な装丁の本です。

「神馬に乗る女」
四月半ば、輝久に福井に住んでいる父から一度帰ってこないかと電話が来た。
お母さんがおかしいというのだ。
大阪の出張のついでに三年ぶりに福井に帰省した。
すると、母は四十近いはずなのに若々しく、体調が悪いようには見えない。
しかし、家には無数の万年青と杖があり、父は母にヌチガミさまが憑いたという。
「胡蝶」
祖母は「夢見」という夢占いをするひとで、わざわざ遠くから訪ねてくるひともいた。
二十一歳になった私も原因不明の熱の後、夢を見るようになるが、人には内緒にしていた。
二十代の終わりに付き合うようになった取引先のタロと、タロに精子が少ないことがわかっても結婚したが、夢見の話はしていない。
しかし、結婚記念日の夜、私は夢を見る。
おなかに赤ちゃんがいるという夢を。
そして…。
「夢見る家族」
千夜太と夜音次は兄弟。千代太は勉強だけではなく運動もできたが、夜音次は絵を描く以外はしない。
小学校に入ってから夜音次は自分の家がちょっと変なのではないかと思っている。
何故なら毎朝、母親が夢を記録するからだ。
実は千夜太が語る夢は夜音次の見た夢だったが、そのことは二人の間の秘密だった。
「金の糸」
高校に入学してからムツミはひとつ年上のゴンゾーの面倒をみることになる。
毎朝、ゴンゾーを迎えに行き、学校まで自転車に乗せていくのだ。
それだけでも大変なのに、ゴンゾーが始めたバンド、エイヒレのべースを弾くことになってしまう。
「夢の子ども」
輝久は弟の六実を連れずに父親の見舞いに行く。
母親は三十年も前に神がかるようになり、六実が生まれてからはその力はなくなり、六実がその力を持っていったというが。
なんとも不思議なお話です。
三浦さんがこんなお話を書くことがあるのですね。
お話自体は嫌いではないですが、三浦さんの書いた作品ということになると、私が望んだものではありませんでした。
霊能的な力を持つ「カリスマ」がテーマだということですが、私にはよくわかりません。
インタビューで三浦さんはこう言っています。
「人が何かを信じる、信仰するとはどういう心の動きなんだろう、と昔から興味があったんです。そこから想像を広げていくと、日常の中でそういう謎の力を持つ小さなカリスマが見えてきました。普段の暮らしでわずかな輝きを放ち、周囲に少し影響を与える人。でもその輝きはいいものだけではない、という物語です」
まほろ駅前シリーズや神去シリーズ、『船を編む』などのような作品を読みたい方は読むのを止めた方がいいかもしれません。
いつもと違ったしをんさんを読みたい方はどうぞ読んでくださいww。
<久しぶりの病気のお話>
いろいろと考えて、10年間変わりのないアルドステロン症の検査は今の病院で継続してやってもらいながら、日々の血圧管理などは循環器内科でしてもらうことにしました。
その話をすると、内分泌科の医師は今年で退職だそうで、すんなりと話が進み、紹介状を書いてくれるそうです。
病院や医師を変わりたいというと、嫌な思いをすることがあるので、何を言われても我慢と思っていたのですが、何事もなくてよかったです。
できれば次の医師がよい人だったらいいのですが、どうでしょう。
緑内障はしばらく炎症を起こしていません。
この前、医師の診察で緑内障と全く違うことを聞かれました。
「あなた、髪が長かったよね。なんで髪を切ったの?」
え?覚えていたの。びっくりです。
看護師さんが、「先生、そんなこと言っちゃだめよ」とフォローしましたがww。
長い髪がお好きなんでしょうか。
風邪のせいで免疫力が下がったらしく、今朝から目に炎症が起きました。
なんとか治さなければ、手術はまだ嫌です(泣)。
コメント
_ ろき ― 2026/09/15 19時00分50秒
_ coco ― 2026/09/16 06時37分56秒
私はあまり夢を覚えていないので、小説の中のように継続性のある夢が見られると面白そうです。
医師に嫌味や不機嫌な態度を取られるのではと思っていたので、気持ちよく別の医師に診てもらえることになってよかったですわ。
長年、気分屋の医師に我慢していた自分にお疲れ様と言いたいですww。
医師に嫌味や不機嫌な態度を取られるのではと思っていたので、気持ちよく別の医師に診てもらえることになってよかったですわ。
長年、気分屋の医師に我慢していた自分にお疲れ様と言いたいですww。
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新しいドクター、話しやすく腕の良い先生だといいですね。
眼科で髪の長さを指摘されるとはw 看護師さんも困るね(か慣れているか?)。
炎症が早く治まるよう祈ってます。