百田尚樹 『殉愛』 ― 2014/12/22

マスコミなどで色々と叩かれている本です。
やしきたかじんという関西の大御所タレントの闘病記のようなものです。
彼は元々歌手だったんですね。
知りませんでした。
ちょっと見かけがヤクザ風の、語り口に特徴のあるおっさんという感じで見ていました。
有名人でお金のある人が死ぬと、財産分与などで争いが起こるのが定番ですから、またかという感じです。
やしきたかじんという人は飲む打つ買うのすべてをやっていた人だったんですね。
生い立ちからすると、家庭の暖かさとは縁のない人で、歌手として売れるようになるまで苦労し、結婚生活では妻を殴り、生まれた娘にはお金の援助以外はしなかったようです。
もてたようで、女には不自由しなかったようですが、相手におこずかいを渡していたといいます。
それでも何やら魅力のある人だったのでしょう。
関西のテレビ局では冠番組をいくつか持っていました。
そんな彼が、体調を崩しているころに出会ったのが、さくらさんです。
本には書いてありませんが、この頃、彼女にはイタリア人夫がいたらしいです。
その夫を捨てて食道がんとわかったやしきさんの元にいることにしたのです。
本ではやしきさんのマネージャーや親族のことはよく書かれていません。
本当のことはどうなのか、わかりません。
ただわかるのは、がん患者であるやしきさんの闘病生活は悲惨なものであったということです。
虚勢を張っている男に限って病気になると気の弱さが露わになるようで、女にやってきたことを考えると、闘病生活を支えてくれる人がいただけ幸せでしょう。
あくまでも私の意見ですが、本に書かれているような介護生活を本当にしてきたのなら、財産ぐらいやっても当然と言いたいです。
私なら財産がいつか手に入るということがわかっていたって、途中で逃げ出していますわ。
もろもろのことは置いておいて、読んでいて、食道がんにはなりたくないなと思いました。
食べられないというのは食いしん坊の私には耐えられませんから(笑)。
さて、我が家のわんこのことです。
買った犬用カートを夫がやっと組み立ててくれました。

何故か兄は首を真中から出しています。

顔の毛が伸びすぎて、悲惨なことになってます(笑)。

弟は体重が1.9キロになりました。
28日に四ヶ月になるのですが、2キロを超すかもしれません。
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