谷中墓地の大イチョウ2010/11/29


神宮外苑のイチョウ並木へは行ったので、谷中墓地にある大イチョウを見に行くことにしました。
ちょうど私たちがイチョウのところに着くと、有名なのか4,5人の人がイチョウの木を見ていました。
嬉しいことに、ちょうどいい具合に色づいています。


近くでは黄色いのですが、遠くから写すと何故かオレンジ色です。


右側に女性がいるのですが、わかりますか?
結構大きいイチョウの木でしょう。

たまたまネコちゃんが幹のところにいました。
声をかけると微笑んでくれました。
ちょっといたずらをして、普通とは違うトイフォートで撮ってみました。


何故か上を向いてくれました。


ファンタジックフォーカスだとこんな感じ。
谷中には何故か猫が多く、観光客を楽しませています。猫は人なれしているようです。


太陽が沈む時でしたが、夕焼けは見えませんでした。

バッグ屋が開いていたので、入ってみました。
ちょうどピラティスに行くときに、ジャージが入るバッグが欲しかったので、ついついちょっと大きめのバッグを買ってしまい、相棒に呆れられてしまいました。

墓地から谷中銀座に行って帰ることにしました。
いつもは7時過ぎに歩くので、お店が閉まっているのですが、今日は5時頃なので、お店が開いていて、人がいっぱいいます。
アップルパイのお店で中ぐらいのパイを、鶏肉屋で焼き鳥を売っていたので、焼き鳥を買いました。


夜の谷中銀座はちょっと不思議な感じです。


お煎餅屋さんも幻想的です。

12月になると日暮里駅前もイルミネーションで飾られるでしょう。(たぶん)
イチョウはもう少し見られるようです。

三浦しをん 『小暮荘物語』2010/11/27

今日は昔住んでいた京王線沿線に行ってきました。
玉川上水の遊歩道を歩いて新宿へ。


紅葉がとてもきれいです。
新宿のイルミネーションを楽しみにしていたのですが、どこでやっているのでしょう?
サザンテラスにはなかったような?時間が早かったからか見られませんでした。
変ですねぇ。
そうそう、サザンテラスにあるクリスピー・クリーム・ドーナッツは並んでいましたよ。
新宿で待つぐらいなら、有楽町に行って、待たずに買った方がいいですよね。


高島屋ではペットボトルで作った巨大アートがありました。
ペットボトルの中に電気の線が通っているので、夜になるとペットUFOやペットンネル、ペラミッド、ペルトノン神殿、ペットスター、ペットアースなどが美しく輝きます。
見たい人はこちらを見てください。

調べてみると、どうもタカシマヤ側にイルミネーションがあったようです。
もともと新宿にはいく予定ではなかったので、適当に歩くとダメですね。
残念でした。



『小暮荘物語』は古い木造アパート、小暮荘に住んでいる人たちとその人たちに関わりを持つ人たちの物語です。

小暮荘に住んでいるのは、まず大家さん。
彼は家があるのに、小暮荘に一人でいます。
というのも、家に娘家族が押しかけてきたからです。
手狭になったので、自分から申し出て愛犬ジョンと共に小暮荘の空き部屋に暮らし始めます。(ジョンは部屋ではなく庭にいます)
この大家の小暮は、なんと「燃えるようなセックス」をしたいと思って、悶々としているのです。
60歳を過ぎた男性がこういうことを考えるのかどうかは私は知りませんが、悪いのですが、笑ってしまいました。
なんかまじめ過ぎなんですよ、小暮さん。
結局、デリヘル(というのがあるそうですが)の女の子を部屋に呼ぶのですが、その日にいつもは来ない奥さんが来ちゃって、間が悪いというのはこういうことですね。

店子①は、昔の恋人が急に現れ、今の恋人と微妙な関係の坂田繭。花屋に勤めています。
店子②は、天井から覗き見をしている神崎君。外食産業の本社統括センターでクレイマー処理をしています。
店子③は、神崎君が覗き見をしている女子大生、光子。意外といい子です。

その他の人たちも、ちょっと人とは違うところがありますが、人間ってそんなものよねと思えてきます。
みんなそれなりに一生懸命に生きているんだ、なんてね。

クレオ・コイル『クリスマス・ラテのお別れ』2010/11/26



コクと深みの名推理シリーズ八作目。
クリスマスらしい内容のミステリーです。

私はほかのコージーミステリーでは、ヒロインがあまりにも貞節(なんていっても知らない人が多いかしら?)を守るのが不満でした。
今の世の中、アメリカやイギリスの成人女性が、あんなにつつましいなんて、嘘じゃないのと、密かに思っていたのです。
しかし、このシリーズは違いました。

おなじみニューヨークのコーヒーショップ、<ビレッジブレンド>のマネジャーをしているクレア・コージーの活躍するシリーズです。

クレアと六分署の警部補、マイク・クィンはラブラブ状態。
後に、マイクの元妻が現れ、二人の仲はどうなるのか、という場面もありますが。
クレアの元夫のマテオは結婚したくせに、まだクレア(の肉体?)に未練タップリです。
マイクのことを「きみの番犬」なんて言ってます。失礼ね。

<ビレッジブレンド>ではクリスマスンのための季節限定メニュー、「ファラララ・ラテ」を決めるために、内輪でラテの試写会を開くことになっていた。
ところが約束していたはずのサンタクロースが現れない。
サンタを探しにクレアが寒い外へ出かけると、なんとサンタは雪の上に横たわって死んでいた。

サンタをしていたのは、クレアの昔からの友達のアルフ。
やってきたフランコ巡査部長はいけすかない奴で、クレアの主張を全く聞かずに、アルフは行き当たりばったりの強盗にあったんだと決めつける。

次の日、アルフの娘のビッキが<ビレッジブレンド>にやってきて、アルフがお金を借りていた隣人のリンフォードが怪しいので、クレアに彼を調べて欲しいと頼まれる。
半狂乱になっているビッキをなだめるため、クレアはとりあえず調べてみると約束する。

従業員のエスターや義母のマダムを引き込み、クレアは独自の調査を始める。

マイクのえらいところは、クレアを自由に泳がせておく所です。
彼はクレアが彼の言う事を聞かないことを知っているのです。
だから事件に首を突っ込むなと言って聞かせようとしないのです。
大人だな~、マイク。
今までとは違って、マイク株が上がりました。

そうそう、「ファラララ・ラテ」に興味がありませんか。
最後にレシピがついていますよ。
この他に今回出てくるのが、パンプキンスパイス・ラテ、ジンジャースナップ・ラテ、キャンディーン・ラテ、ホワイトチョコレート・スノーフレーク・ラテ、エッグノッグ・ラテ、オレンジスパイス・降誕祭ラテ、ジェリードーナツ・ハヌカー・ラテなど盛りだくさんです。
さて、どのラテがお好みでしょうか。
どれも甘そうですが、私が選ぶとしたら、オレンジスパイス・降誕祭ラテかしら。

桜新町から銀座へ2010/11/23

今日は世田谷方面に用事があったので行ってきました。
その帰りにサザエさんで有名な桜新町から駒澤大学駅まで歩いてみました。



長谷川町子美術館があるのは知っていましたが、そこまでの商店街が「サザエさん通り」になっているのは知りませんでした。
調布の鬼太郎通りみたいなものかしらと思っていました。
サザエさんの像があるわけではなくて、サザエさん一家の絵が商店の店先にあるだけでした。



サザエさんと波平さん。波平さんはフリースを着てマフラーをしています。寒いものね。



パン屋さんにはおしゃまなワカメちゃん。


右のポスターが邪魔ですが、四人が勢ぞろい。


わからなかったのが、彼。眼鏡屋さんにいましたが、誰でしょう?中島くん?



歩道の車止め(だと思う)にもサザエさん一家の絵が描いてありました。(私の靴が写ってしまった・・・)



駒沢公園は秋の気配。ゆっくり歩きたいですね。今はいろいろな所から走りに来ているランナーでにぎわっているそうです。

歩道がデコボコしていて、私がよく躓くので、気をつけて歩けと相棒に怒られてばかりでした。

この後、クリスマスのイルミネーションはどうなっているのか見るために、銀座に行ってみました。
ところがデパートを覗いてしまったので、相棒はコート、私はジーパンを買ってしまいました。



和光の時計台が綺麗にライトアップされていました。
外国の観光客たちが和光を写さないで、通りを挟むリコーのネオンのあるビルを写しています。和光の方がきれいなのに、不思議でした。



4℃の店の前に白いプーさんがいました。
でっかいプーさん、欲しいです。



交通会館の屋上にイルミネーションが見えました。

丸井の地下にあるクリスピー・クリーム・ドーナッツを一度食べてみたいと思っていました。
お店が出来た時は長蛇の列だったので並ぶ気になれず、今まで食べたことがありませんでした。
もう大分たったからどうだろうと思って行ってみると、列はできていますが、それほどでもなさそう。
5分も並ばずに買えました。



わ~い♪
長年待ったかいがあります。
オリジナル・グレーズド(右下)を食べてみました。
軽い食感。いくつでも食べられそうです。でも、すご~く甘い。
ミスドよりもおいしいです。でも甘すぎ。
私のようにまだ食べていない人、今行くと待たずに買えますよ。

神宮外苑のイチョウ2010/11/21

昨日のニュースで神宮外苑のイチョウがきれいだと言っていたので行ってみました。
一頃は毎年見に行っていたのでせすが、ここ2・3年はご無沙汰していました。

左側のイチョウはちょっと緑が残っていますが、右側のイチョウは黄色く色づいています。
日の当たり方の違いでしょうか。

たくさん人がいて、にぎわっていました。
今月いっぱいはもちそうです。





イチョウを見た後に秋葉原に行ってプリンターを買ってきました。
今のプリンターはコピーやらスキャナーやらがついていてお得ですね。
びっくりしたのは、印刷のスピードです。ホント速い!
これならもっと早くにプリンターを新しくすればよかったわ。

アトレが秋葉原で開業を始めました。
オタクの聖地がファッショナブルに変わるかしら?

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を観る2010/11/19

久しぶりに映画を見てきました。
座れないと嫌なので、ネットで予約をすると、ギリギリに映画館に行っても大丈夫。
便利な世の中になってよかったと思うのはこういう時です。


ハリーたちも17歳。

見かけはハリーもロンもそんなに変わっていませんが、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは英国の「最もセクシーな女優」一位に選ばれたりと、これからが楽しみ。

私的に納得できないのが、ロンとハーマイオニーが付き合っていること。
なんでハリーとハーマイオニーじゃないのよ。

原作は、一応英語で読んでいたのですが、実は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の途中までで挫折してしまいました。
なんといっても長すぎる!

映画も前回あたりから、ちょっと中だるみするようになっていました。
今回もちょっと中ごろ飽きちゃったところもあります。
というのも、内容が戦いではなく、ハリーとロン、そしてハーマイオニーの三人だけで、ヴォルデモート卿抹殺の鍵を握る“分霊箱”を見つける旅ですから。

ハリーとハーマイオニーが仲良く謎解きをしているのを見て、ロンはやきもちを焼いて出ていくところもあります。
それでもハリーとハーマイオニーは友達のまんま。残念。

他にもドビーが・・・、と書きたいこともありますが、やめます。

三人の関係よりも、私は英国の景色に目を奪われてしまいました。
どこで撮影をしたのでしょう。
絶対に行きたいと思いました。

”分霊箱”はまだ全部は見つかっていません。あと3個だったっけ?
次回PART2で、いよいよ最後です。


ついでに六本木ヒルズのイルミネーションを携帯カメラで撮影してきたので、載せときますね。



いつも一眼レフを持っていかないおバカな私です。

海堂 尊 『ブレイズメス1990』2010/11/01

昨日は久しぶりに代官山に行ってきました。小さなかわいらしいお店がいっぱいで、ここに暮らすとお金がいくらあっても足りないなと思いました。

ちょうどハロウィンだったので、家にハロウィンの飾り付けがあったり、子供が仮装コステュームを着て歩いていました。やっぱり代官山は違うのね。私の暮らしている付近ではハロウィンなんてしてませんわ。


イタリア、ミラノにある食材店「EATALY イータリー」が代官山にお店をだしています(写真上)。その近くにあったイタリア料理店で食事をしたのですが、これが今一。普段はコックをしているような男性が食事を持ってきて、説明するのですが、声が小さくて何を言っているのかわからず、その上、料理もおいしくないし。「イータリー」のイートインで食べればよかったと、つくづく思いました。


○んこみたいなソーセージ。つけ合わせがまずい!

「イータリー」ではついつい散財をしてしまいました。美味しそうなオリーブオイルとバルサミコ酢(万単位のもあった!)、パスタ、パスタソース、ジャム、パン、生ハム・・・。


代官山には更地が結構あり、三菱、三井、NTTなどがマンションを建てるらしいです。でも、お値段的に手が出ませんわ。たまに行って遊ぶのがよさそうです。


さて、海堂尊の本ですが、これは『ブラックぺアン1988』の続きです。


外科研修医になった世良が、なぜだかわかりませんが、国際学会で発表をする垣田講師のお供としてモナコへ行くことになります。みんなからは「宝くじに当たったような超ラッキー」と言われていました。

しかし、世良には隠された任務があったのです。それはモンテカルロ・ハートセンターの天城雪彦に佐伯教授からの手紙を渡すという任務でした。

天城はダイレクト・アナストモーシス(直接吻合法)について発表することになっていました。世良はシンポジウムの会場で手紙を渡そうと思っていたのですが、天城は現れませんでした。

そこで、次の日、モンテカルロ・ハートセンターに行くのですが、これもまた空振り。受付嬢は天城に会いたければ、グラン・カジノに行くようにと言います。

世良がグラン・カジノで待っていると、天城が現れます。手紙を渡そうとする世良を天城は「ジュノ(青二才)」と呼び、賭けに勝てば手紙を読もうと約束します。

世良は運よく賭けに勝ちますが、手紙を読んだ天城はさらなる賭けをふっかけてきます。

自分を日本に連れて行きたければ、全財産の半分を賭けて勝てと。

佐伯病院長は天城を東城大に呼び、桜宮に心臓手術専門病院を創設するという計画を持っていました。これが佐伯の心臓外科と腹部外科を分離し、最先端医療に対応できる大学病院の外科学教室の未来像だったのです。

手術する患者を全財産の半分をルーレットで賭けさせて選ぶという天城のやり方は、様々な波紋を呼びます。

今回は医療における「カネ」と「命」という問題が取り上げられています。

まだまだ続く、東城大シリーズです。

浅草まで散歩2010/09/25

今日は雨風がひどい時に、大事な用事で外に出かけ、ランチは入谷のIriya plus 
cafeで食べました。


ここのパンケーキは好きです。
今日はサラダとパンケーキにしましたが、やっぱりパンケーキは生クリームと一緒の方がおいしいですね。
カフェの近くの魚屋さん(たぶん、割烹さいとう)が、海鮮丼が安くてお得とかでテレビで紹介されているのを見たことがあります。
そのせいか長蛇の列がカフェの近くまで来ています。
そんなにおいしいのでしょうか?

ランチの後外へ出ると、さっきまでの雨が嘘のように晴れています。
どこかに散歩に行こうということで、浅草寺まで行くことにしました。
途中で合羽橋、浅草ROXなどに寄り、浅草寺へ。
いつも通り、人が多いです。
浅草寺で拝んでから、おみくじを引くと・・・・。なんと ! 
おみくじを結んでいると、若い女性の「こんなに凶の人がいるんだ~ぁ。よかったね、○○ちゃん」などと友達を慰めている声がしました。
慰め方もいろいろあるんですね、笑。
ついでに浅草神社の方にも行って拝みました。
三社祭ってここの神社の祭りなのです。
浅草寺で凶だったので、再度おみくじに挑戦!
無事、大吉でした。運なんてこんなもんですね。


そういえば、粉花というパン屋さんがあったはず。
浅草寺の裏門を出て、あんですというパン屋の横の道を行くとありました。
時間的に遅かったらしく、パンの種類も4、5種類しか残っていませんでした。
ライ麦パンとスコーンを買いました。
今日の夕ご飯は、買ったパンと昨日の残りのカレーをシチューにしたものです。
 
 今日の歩数:13040歩

上橋菜穂子 『獣の奏者 外伝 刹那』2010/09/20

コンラッド・ホテルに泊まりに行ってきました。今までとは違い、なにやら家族連れの観光客が多いような。三連休だからでしょうか?いつもは部屋まで案内してくれるのですが、今回はどうしますかと聞かれました。庶民的なホテルになったようです。
エレベーターホールにある鉢植えがとは変わっていました。                                                                                                                                
                                                                                                              連休最終日には谷根千まで散歩しました。土日は根津神社のお祭りだったので、人ごみを避けたのです。思ったよりも人がいました。少し涼しくなったので、やってくる人が増えたのでしょうね。ケーキ屋も並んでいました。                                     
根津神社には祭りに使われた神輿が飾られていました。                                                                                                                                                     
          
                                    
とっても立派な神輿です。                                           
新しくできた帆布のお店に入ってみました。防水した帆布なので、ちょっとパリパリした感じです。デザインが私の趣味ではなかったので、買わずに出ました。
谷根千に小さなお店が次々とできているので、見て回るのも楽しいものです。                                                     
                                                                                                             
                                                                                                            『獣の奏者』の外伝が発売されました。                    エリンとイアルがどのように夫婦になったのかは謎でしたが、その謎が明かされました。  
そして、もう一つ。カザルム王獣保護場の最高責任者であるエサルの若き頃も。 あとがきを上橋さんが、「人生半ばを過ぎた人へ」という題で書いています。この本は彼女が言うように、子供よりも大人、それも酸いも甘いも味わった人にぴったりです。                                                                                                                                  

立原道造記念館に行く2010/08/22

東大の弥生門近くに立原道造記念館があります。上野経済新聞に記念館が9月27日以降休館になることが載っていました。
立原道造は大学時代に彼の詩を読み、私の好きな詩人の一人です。
日本人離れした、ロマンチックな作風で、今はちょっと青臭いかなと思います。
しかし、それも仕方のないこと。彼は裕福な家に育ち、東大の建築学科を卒業し、建築家として将来を嘱望されていて、これからという24歳で亡くなったのですから。

彼の詩の中では「夢見たものは・・・」が好きです。

夢見たものは‥‥

夢見たものは ひとつの幸福
ねがつたものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しづかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある

日傘をさした 田舎の娘らが
着かざつて 唄をうたつてゐる
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘らが 踊りををどつてゐる

告げて うたつてゐるのは
青い翼の一羽の 小鳥
低い枝で うたつてゐる

夢見たものは ひとつの愛
ねがつたものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と


記念館というと大きな建物を想像しますが、この記念館はとっても小さなものです。地方にある記念館は立派なものがあるのですが、やっぱり土地代ですかね。
一階には受付と本や絵葉書などを売っている狭いスペースがあります。
展示は二階から三階の八畳ぐらいの狭い部屋です。
記念館最後の展示は「立原道造が遺したものたち――愛蔵品を中心として」です。


彼の幼い頃の写真やパステル画、東京市電乗換切符のコレクション、東大時代の設計図、懐中時計、ネクタイ、旅行鞄、バスケットなどが展示されています。

彼はパステル画が上手いです。パステル画というと、淡い色彩のものという印象があったので、彼の力強い色使いのパステル画には驚きました。建築家になろうという人は画才もあるんですね。ランプのパステル画が気に入りました。 

道造はおしゃれだったらしく、自分で背広やネクタイのデザインをして着ていたそうです。死の前に旅に出た時に持っていたのは、籐のバスケットでした。なんか男の人がバスケットを持って旅に出るなんて、かわいらしいですね。彼独自の美意識?

彼らしくないと思ったのが、東京市電乗換切符のコレクションです。300枚?400枚?鉄道オタクだったんですね。よくよく見ると、裏に広告なんかが載っていて、おもしろいです。

道造は自分のための週末住居としてヒアシンスハウスを設計しました。彼の死後、2004年に浦和市の別所沼公園にヒアシンスハウスが作られました。いつか見に行けたらと思っています。

こういう文化的な施設が休館に追い込まれることを聞くと、本当に残念に思います。文京区でも東京都でも国でもいいから援助してくれればいいのに。

日暮里から歩いて根津に行く間に、ゴーヤがぶらさがっていました。


ゴーヤってこんな具合にできるんですね。

カヤバ珈琲が新しくなったというので入って、カキ氷があったので、何年ぶりでしょうか、宇治金時を頼んでみました。ちょっとカキ氷が少ないかも。
その後、ぶらぶらと歩いて根津神社に行きました。
手水舎(てみずや・ちょうずや)で手を清めようと思い近寄ると、日本人女性と一緒に外国人男性が二人、手を清めていました。終わるのを待っていると、柄杓で頭に水をかけ始めたのです。
エー!と思って見ていると、カメラで撮り始めました。そうすると、次に来た東洋人男性もマネをして頭に水をかけました。   
暑いのはわかりますが、暑いからといって外国の教会や寺院でふざけた行いをする人なんていないですよね。一緒にいた日本人女性が神社の手水舎のことをちゃんと説明してくれていたらな、と思いました。

この前大きいひまわりを見たところ(芋甚の近く)には前よりもたくさんのひまわりが咲いていて、写真を撮っている人たちがいました。

夏は暑いので谷根千には人がいなくていいです。