ナショナル・シアター・ライブ「博士の異常な愛情」を観る ― 2025/09/03
1964年に公開されたスタンリー・キューブリックの脚本・監督による米ソ冷戦下における核戦争の恐怖をブラック・コメディにして描いた映画「Dr. Strangelove or:How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb」を基にした舞台です。
映画では主演のピーター・セラーズが一人三役を演じています。
ピータ・ブライアントが書いた『Red Alert(破滅への二時間)』(1958)が映画の原作だそうです。

原題:National Theatre Live: Dr. Strangelove
2025年制作/150分/イギリス
原作:スタンリー・キューブリック
演出:ショーン・フォーリー
脚本:ショーン・フォーリー
アーマンド・イアヌッチ
出演:スティーヴ・クーガン 他
アメリカのバープルソン空軍基地の司令官リッパーが精神に異常をきたし、警戒飛行中だったB-52戦略爆撃機34機に、アメリカがソ連に攻撃されたので、ソ連に報復するために核攻撃をするように命令し、基地を封鎖してしまう。
たまたまつけたラジオで戦争状態ではないことを知ったイギリス空軍のマンドレイク大佐はB-52を引き返させるようにリッパーに進言するが、リッパーは聞かず、司令室にマンドレイクを監禁する。
一方、バープルソン空軍基地の状況とB-52の出撃を知ったアメリカ政府首脳と軍幹部、大統領科学顧問で核兵器の専門家ストレンジラヴ博士はペンタゴンの戦略会議室に集まり、核戦争勃発の危機を回避するための緊急対策を協議するが、とんでもない事態に陥ってしまう。
スティーヴ・クーガンはイギリス空軍のマンドレイク大佐とマフリー米大統領、元ナチス・ドイツの科学者だったストレンジラヴ博士、そしてB-52のパイロットのコング少佐の四役を演じています。
ピーター・セラーズはコング少佐役もする予定でしたが、怪我をしたためにできなかったそうです。
早替わりや二役が重なるときの演出がよかったです。
クーガンさん、舞台も御上手ですね。
映画の方は20代の頃に三本立ての中の一本として見たんじゃなかったかしら?
ストレンジラヴ博士の印象がとても強かったのですが、舞台では出番があまりなく、むしろマンドレイク大佐の方が印象深かったです。
コング少佐をクーガンがやっているのが、最初はわからなかったです。
もう一度機会があったら映画版を見て、演出や台詞の違いを確かめたいです。
ナショナル・シアター・ライブは初めて(たぶん)見たのですが、舞台が始まる前から始まり、舞台休憩の15分間が映画の15分休憩になり、観客の笑いやくしゃみなども聞こえてきて、本当に舞台を見ているような感じがしました。
ちょっとお高いけど(三千円)、また見てみたいです。
ただし、私の嫌いな渋谷の映画館でやったり、夜の回しかないということがなければねww。
キューブリックの映画を見ていなくても楽しめます。
私は映画の最後が気に入っていたので、舞台ではどうなるのか楽しみでした。
悪くない終わり方でした。
コロンビア・プクチャーズ100周年!映画『博士の異常な愛情』
ナショナル・シアター・ライブ2025「博士の異常な愛情」予告編
コメント
_ ろき ― 2025/09/03 23時39分58秒
_ coco ― 2025/09/04 07時03分35秒
語弊があるかもしれませんが、楽しい舞台でした。今のコンプライアンス的に不適切な表現は削ったり、ギリギリで攻めているかもww。
おじさんたちが一緒に歌う場面が可愛かったです。
映画では思わなかったけど、女性は…。
おじさんたちが一緒に歌う場面が可愛かったです。
映画では思わなかったけど、女性は…。
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私もラストシーンが気になる。
国際情勢的にシャレにならないテーマで、今上演することに意味があるかも。
ナショナル・シアター・ライブ、いろんな映画館でやってほしいですね。