川瀬七緒 『18マイルの境界線』2025/09/06

法医昆虫学捜査官シリーズの八作目。


東京の稲城カントリークラブのゴルフコース外の山林で女性の遺体が見つかる。
遺体は全裸で、歯が抜かれ、顔面が鈍器で潰され、髪が切られ、灯油で燃やされ、手足は炭化しており、身元を特定できない状態だった。

警視庁捜査一課の岩楯祐也と相棒の深水彰は昆虫学者の赤堀涼子と協力して捜査に当たることになり、多摩中央警察署に出向する。

その三日後、神奈川県相模原市にある解体スクラップヤード敷地内で女性の遺体が見つかる。
遺体の損壊状態から稲城と同一犯の犯行であると見なされるが、稲城カントリークラブと解体スクラップヤードは30キロ以上も離れていて、関係者に繋がりを見つけられなかった。

事件は難航を極めるが、赤堀が遺体の昆虫相から真相を導き出す。

今回は岩楯と深水が捜査する様子が詳しく描かれていて、あまり変人の赤堀先生は登場しません。
その代わりと言っていいのかどうかわかりませんが、捜査分析支援センター技術開発部の波多野とプロファイラーの広澤春美、嶋野警部補、解剖医高梨などが再度登場(前にも登場していたのをすっかり忘れていますww)してくれます。
どの方も強烈なキャラをしていますので、是非これからも赤堀先生と組んで、捜査をしてもらいたいものです。
ちょっと気持ち悪い場面がありますが、大丈夫ですよ(たぶんね)。
私はクロクサアリの匂いをかいでみたいなぁww。

<法医昆虫学捜査官シリーズの順番>
①『法医昆虫学捜査官』(2012年)
④『メビウスの守護者』(2015年)
⑤『潮騒のアニマ』(2016年)
⑥『紅のアンデッド』(2018年)
⑦『スワロウテイルの消失点』(2019年)
⑧『18マイルの境界線』(2025年)(本書)

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