三浦しをん 『小暮荘物語』 ― 2010/11/27
今日は昔住んでいた京王線沿線に行ってきました。
玉川上水の遊歩道を歩いて新宿へ。
玉川上水の遊歩道を歩いて新宿へ。

紅葉がとてもきれいです。
新宿のイルミネーションを楽しみにしていたのですが、どこでやっているのでしょう?
サザンテラスにはなかったような?時間が早かったからか見られませんでした。
変ですねぇ。
そうそう、サザンテラスにあるクリスピー・クリーム・ドーナッツは並んでいましたよ。
新宿で待つぐらいなら、有楽町に行って、待たずに買った方がいいですよね。

高島屋ではペットボトルで作った巨大アートがありました。
ペットボトルの中に電気の線が通っているので、夜になるとペットUFOやペットンネル、ペラミッド、ペルトノン神殿、ペットスター、ペットアースなどが美しく輝きます。
見たい人はこちらを見てください。
調べてみると、どうもタカシマヤ側にイルミネーションがあったようです。
もともと新宿にはいく予定ではなかったので、適当に歩くとダメですね。
残念でした。

『小暮荘物語』は古い木造アパート、小暮荘に住んでいる人たちとその人たちに関わりを持つ人たちの物語です。
小暮荘に住んでいるのは、まず大家さん。
彼は家があるのに、小暮荘に一人でいます。
というのも、家に娘家族が押しかけてきたからです。
手狭になったので、自分から申し出て愛犬ジョンと共に小暮荘の空き部屋に暮らし始めます。(ジョンは部屋ではなく庭にいます)
この大家の小暮は、なんと「燃えるようなセックス」をしたいと思って、悶々としているのです。
60歳を過ぎた男性がこういうことを考えるのかどうかは私は知りませんが、悪いのですが、笑ってしまいました。
なんかまじめ過ぎなんですよ、小暮さん。
結局、デリヘル(というのがあるそうですが)の女の子を部屋に呼ぶのですが、その日にいつもは来ない奥さんが来ちゃって、間が悪いというのはこういうことですね。
店子①は、昔の恋人が急に現れ、今の恋人と微妙な関係の坂田繭。花屋に勤めています。
店子②は、天井から覗き見をしている神崎君。外食産業の本社統括センターでクレイマー処理をしています。
店子③は、神崎君が覗き見をしている女子大生、光子。意外といい子です。
その他の人たちも、ちょっと人とは違うところがありますが、人間ってそんなものよねと思えてきます。
みんなそれなりに一生懸命に生きているんだ、なんてね。
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