リタ・メイ・ブラウン 『アルバムをひらく猫』2009/02/09

久しぶりのミステリー人気シリーズです。
すぐ読めるので、気分転換にはもってこいの本です。

ご存知ミセス・マーフィは猫なのに頭がよくて、ご主人思い。
今回も、同じく猫のでぶっちょピュータとコーギー犬タッカーと三匹でご主人のハリーを守り、大活躍です。

アメリカの同窓会は日本とは全く違うんですねぇ。
そういえば、同窓会に私は行ったことがありません。
大学から郷里を離れ、転々としましたから、私がどこにいるのかわかっていないと思います。
中学校や高校の時の同級生には特に会いたいと思う人がいません。
親しい人とは普段から会っているからですけどね。
その他の人にはあまり思い入れがないのです。
その代わり、大学時代のワンゲル仲間だったら、会ってもいいかも。

高校卒業から20年。
ハリー達の同期会が開かれることになります。
日本だったらホテルかどこかで開かれるのでしょうが、アメリカは母校で行うんですね。
朝から晩まで学校にいて、おしゃべりをして昔を偲び、一緒に食事をし、晩にはダンスもするらしいです。
ハリーは準備におおわらわ。
変な手紙が届いたりして、同期会に悪雲が…。
そんな時に、在学中から女の子にモテモテだった男が射殺されて見つかります。
一体在学中に何があったのでしょうか?

アメリカの田舎ののんびりとした雰囲気がいいです。
都会でストレスフルな生活をするよりも、ハリーのように「一抜けた。」と言って、例え金銭面で恵まれなくても、人間として幸せな生活をするのもよさそうです。
そんなことを思わせられるミステリーです。

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