工藤美代子 『もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら』 ― 2011/06/11
今日はこの前見つけた紫陽花がどのくらい咲いたか見に行きました。
紫陽花も満開になっています。薔薇もいいですが、梅雨の季節は紫陽花がいいですね。
実はツツジは嫌いです。母校の高校の前にツツジが咲いていて、とっても臭かったのです。何であんなに臭かったのかしら?
とっても不思議な題名です。怖いもの見たさで買ってみました。
実は工藤さんはお化けをよく見る人なのです。彼女のすごいところは、全くお化けを見ても動じないところです。何故かというと、お化けを見てもお化けだと気が付かないのですから。後でひょっとしてあれは・・・と気づくのです。お化けもそんな人だから安心して出られるのでしょうね。
「私はおよそ世の中のあらゆることに関して、偏見は少ないほうだと自分で思っている」そうで、お化けにも偏見を持っていないのですね。
お化けぐらいならいいのですが、工藤さん、人が死ぬのもわかるらしいです。
あなたは何歳で死にますというのではなく、会って、この人長くないなとわかるのです。この能力いいんだか悪いんだか。
残念ながら、いいえ幸運にも私は何も見えない人です。
潜在意識を見る人に「何か見る目をしている」と言われたのですが、全くダメ。
見えたらおもしろいかもと思いますが、見えないから言えることなのでしょうね。
お化けのことと思いながら読んでいくと、工藤さんの家族のことが鮮明になってきます。彼女の家族、お化けよりもおもしろそう。
ひょっとして工藤さんが書きたかったことは家族のことかしら。ぜひノンフィクション作家の観点から家族を書いてほしいと思いました。
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