江國香織 『真昼なのに昏い部屋』2013/02/24



どんな本を読んでも、同じトーン。
特に違うことにチャレンジしようとは思わないのでしょう。それはそれで潔いですね。

主人公は夫から「従順」と思われている妻の美弥子さん。
料理、掃除などが好きで、特に無理していい妻を演じているわけではありません。
夫は彼女の従順さに胡坐をかいて、安心しきっています。その証拠に、毎日の出来事を報告する彼女の話をよく聞いてくれません。
美弥子さんにはジョーンズさんという大学講師の友達がいました。
二人はフィールドワークと称して、街歩きを楽しんでいました。
そんな生活に満足していた美弥子さんでしたが・・・。

自分の本当の気持ちを感じないようにして暮らしている、そういう心の状態が「真昼なのに昏い」のかもしれません。

読み始めてすぐに、これは谷根千だとわかりました。
いつもはもっと洒落た場所なのですが、めずらしく下町にしましたか。
六本木とか広尾は中小企業のゴム会社の社長には住めないですかね。
これも谷根千が舞台の小説の仲間に入れて置きましょうか。


さて、エリザベスカラーのとれたわんこは嬉しさからか、今まで以上に元気いっぱいに飛び跳ねています。
体重2.4キロぐらいですから、身体は小さいのですが、ジャンプ力は半端じゃないです。
骨の形をしたかじるおもちゃを与えると、かじらずに咥えてグルグルと走り回っています。
このおもちゃを上にあげるとお座りをし、下にさげるとふせをします。ご褒美なしで太らなくていいかもしれません。

そうそう、去勢をすると大人しくなるとは誰が言ったんでしょうか?
全く変わりません。活発なのはホルモンのせいじゃなくて性格だったんですね。

餌を食べている時、相変わらず右足を上げています。何故でしょうね。


エリザベスカラーで蒸れたのか、臭いので、今週末にトリミングをすることにしました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2013/02/24/6729665/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。