「青いカフタンの仕立て屋」@アップリンク吉祥寺2023/06/23

四年ぶり(かな?)に映画館で映画を観ました。
吉祥寺に行くのも何年ぶりかしら?
混んでいる通りは歩かないようにし、パルコから東急付近をうろつきました。
平日だからか新しく出来た北海道のアイスとパンのお店はガラガラで、クレヨンハウスの一階も人が少なく、経営的に大丈夫かしらと心配になりました。
次回はクレヨンハウスの二階の本屋と世界各国の朝食が食べられるカフェに行ってみようかなと思います。


ハリムとミナの夫婦はモロッコの海沿いの街サレの裏路地でカフタンドレスの仕立屋を営んでいる。
ハリムは父親から受け継いだカフタン職人で、ミナは店番をしている。
ハリムのカフタンは人気で、忙しいこともあり、ヨーセフという若い職人を雇う。

ミナは病気が進み、余命幾ばくもない。
ハリムはミナと夫婦になっているが、実は同性愛者だった。
ヨーセフに引かれているハリムの様子を見て、ミナは嫉妬に苛まれ、ヨーセフに辛く当たる。

ヨーセフはハリムに愛を告げるが、ハリムが拒否したため店を辞めてしまう。
しかしその後、具合の悪くなったミナのために店を休んでいると、心配になったヨーセフがハリムたちの家にやって来る。
それからハリムとミナ、ヨーセフの三人は一緒に過ごすようになる。

ミナはハリムに「愛することを恐れないで」と告げる。

町の有力者の妻の青いカフタンが出来上がる頃、ミナの命は尽きようとしていた。
結婚式にそのカフタンを着たかったと言うミナ。

ミナの葬式で、ハリムはある決断をする。

戒律の厳しいイスラム教では同性愛は許されないものです。
そのためハリムはミナと結婚したのでしょうね。
ミナは気づいていたと思います。
でもかといってハリムとミナの二人に愛はなかったかというと、あったとしか言えません。
愛にも様々な形があるんです。

トゥザニ監督がこう言っているそうです。

「男性であれ女性であれ、自分がありのままで、自分が愛したいと思う人を愛する自由についての映画です。そして何より、愛についての映画です。愛にはすべてが含まれています」

女優さんはこの映画のために痩せたのでしょうか?
それなら痩せ方を教えて貰いたいです、笑。
モロッコには行ったことがないので、町の様子や美しいカフタンの刺繍を見るだけでも価値のある映画でした。


<今日のおやつ>


道後温泉に行って来たとくれたお土産です。
山田屋まんじゅうとみかんのキャンディ、道後珈琲。
何で夏目漱石と思ったら、『坊ちゃん』でしたね。

コメント

_ ろき ― 2023/06/24 02時32分46秒

色がきれい。映画館で見るにふさわしいですね。
モロッコは比較的自由そうと思っていましたが、そうでもないのかな。いつか行ってみたいですが。
漱石の珈琲、なんだか頭がよくなりそう?ww

_ coco ― 2023/06/24 12時57分58秒

イスラム教は戒律が厳しいですから、ハリムのような人は未だに生きずらいようです。
カフタンの刺繍が美しかったです。

漱石の珈琲、美味しかったです。

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