西條奈加 『銀杏手ならい』2018/01/19




嶋村萌は子を生せず、嫁ぎ先から出戻り、両親が営んできた手習指南所の跡を継ぎ、筆子たちに読み書きと算盤を教えています。
父は隠居し、萌に跡を任せ、上方へ旅立っていきました。
女師匠は頼りないと別の指南所に行く筆子もいました。
残った筆子たちは萌を女師匠だと侮り、言うことをきかず、指南所はてんてこ舞い。
女子の礼儀作法を教えている母に助けられ、なんとかやっていました。

ある日、指南所の前に捨て子が。
実は萌も捨て子であり、子のいなかった嶋村家に引き取られ、育てられたのでした。
萌はその子を引取り、育てることにします。

真剣に子どもたちと向き合う萌に子どもたちも懐き、萌も立派な師匠へと育っていきます。
父親も帰ってくるそうで、父との関係や恋愛沙汰も続篇に書いていただきたいものです。



「マテ」の練習です。

兄は下を見て、ボーロを見ないようにしています。
弟はボーロを側に置くとマテをしないで食べようとするので、遠くに置いておきます。
彼はボーロではなく、ママの方を見て、「よし」と言われたら、すぐに食べようとしています。
隙あらば、兄のボーロも食べてしまいます(笑)。

しっかり兄とちゃっかり弟です。